ガマズミ科ガマズミ属
漢字:莢蒾(きょうめい)
名前の由来:
マタギがガマズミの実をみつけると、山の神からの授かり物として食したため「神つ実」「神の実」からとする説、
枝を「鎌(カマ)」の柄に用い、実を染料とする「染め(ソメ)」で「カマソメ」からとする説、
実に酸味があるので「噛む酢実(カムスミ)」から説など諸説あり。
樹形:落葉低木
葉:対生
花:両性花、散房花序、白色
花期:5~6月
果実:核果、赤色
果期:9~11月
備考:
果実は、赤黒くなり甘酸っぱくて食べられる。
実を搾った果汁には、クエン酸やリンゴ酸が含まれ、体に良い果実として利用された。
ガマズミ属の枝は弾力があって折れにくく、若い幹や枝をねじって繊維をほぐして縄の代用とした。
<コバノガマズミとの違い>
葉が大きい(ガマズミ:長さ6~14cm 幅3~14cm、コバノガマズミ:長さ4~10cm 幅2~4cm)
葉柄が長い(ガマズミ:1cm以上、コバノガマズミ:6mm以下)