サクラソウ科ヤブコウジ属
漢字:万両
名前の由来:
カラタチバナを漢名で「百両金」と書くため、よく似た植物でより実の美しいセンリョウを「千両」、それより趣のあるマンリョウを「万両」とした説、
カラタチバナの園芸品種が江戸時代に非常で高価で、百両以下では手に入れられない「百両金」と名づけ、これに準じて実の量が多いマンリョウを「万両」とした説あり。
樹形:常緑低木
葉:互生
花:両性花、散形花序、白色
花期:7~8月
果実:核果、赤色
果期:10月頃熟し、翌年の2月頃まで残る
備考:
江戸時代の植物ブームで、万両を出す価値があると鑑賞用に流通していた人気植物。センリョウ(千両)、カラタチバナ(百両)、ヤブコウジ(十両)、アリドオシ(一両)と続き、冬に赤い実のなる「千両、万両、有り通し」の語呂合わせで植えると金運に恵まれるとされ、庭先に植えられたり、正月飾りに用いる。