モチノキ科モチノキ属
漢字:冬青
名前の由来:
葉柄が長く、風が吹くと葉が擦れ合って乾いた金属音をたてる「戦(そよ)ぐ」説あり。
樹形:常緑小高木
葉:互生
花:雌雄異株、白色
花期:6~7月
果実:核果、赤色
果期:10~11月
備考:
全縁の葉は波打つ。
雌花の花柄は3~4cmと長い。
枝葉を燃やすと、生木でもパチパチと派手な音を出す。神事には常緑で、燃やすとパチパチ音がする樹木が好まれ、この音で邪気を祓うと考えられていた。サカキが生育しない寒冷地では、神事のサカキの代用とした。
枝や葉は多くのタンニンを含むため、草木染めでは褐色~黄色の染料として用いる。
材は緻密で堅く、櫛や器具材、そろばん玉、ギターの象嵌などに用いる。