クルミ科クルミ属
漢字:鬼胡桃
名前の由来:
「オニ」は、核果の表面が凸凹で、これを鬼面に見立てた説、
殻が厚く硬い説あり。
「クルミ」は、中国を意味する「呉(ご)」の国の「呉実(クレミ)」が転訛した説、
くるくると転がる丸い実の意味とする説あり。
樹形:落葉高木
葉:互生、奇数羽状複葉
花:雌雄同株
花期:5~6月
果実:堅果、黄緑色
果期:9~10月
備考:
種子は食用。栽培されるクルミのほとんどは、カシグルミとシナノグルミ。
種子を食べられるのは、歯の鋭いネズミやリスぐらい。ネズミは殻に穴を開けて中の種子を食べるが、リスは殻の継ぎ目に歯を入れて割って中の種子を食べる。また、貯食を行う。
<サワグルミとの違い>
果実が、オニグルミは、径4cmぐらいの球形で、果皮を取り除くと堅い凸凹のある3cm前後に核が現れる、サワグルミは、2cmぐらいの広い翼のような苞に1cmほどの小さい硬い実が着く。
サワグルミは、側芽に1~5cmほどの柄がある。