ミズキ科ミズキ属
漢字:水木
名前の由来:春先に枝を切ると樹液/水が滴り落ちる。
樹形:落葉高木
葉:互生、枝先に集まってつく(葉が重ならない)
花:雌雄異株、散房花序、白色
花期:5~6月
果実:核果、緑→赤→紫黒色
果期:6~10月
備考:
葉の6~8本の側脈は、裏面に隆起し、湾曲して先端に向かうが、葉縁には届かない。
葉をそっとちぎると、維管束の一部の白い糸が出てくる。
材は重硬・緻密で加工性がよく、漆器木地や杓子、寄木細工、こけしに用いられる。
白い花が平たく集まっていて、甲虫(ハナカミキリやハナムグリなど)が停まりやすくなっている。
<仮軸分岐(かじくぶんし)>
枝が車輪状に仮軸分岐して水平に張るため、階段状の樹形になる。
主軸が短枝化し、代わって側枝が伸長することをくり返す。
<クマノミズキとの違い>
葉 | 葉柄 | 花 | 冬芽 | |
ミズキ | 互生 | 長いものがまじる | 5月頃白い花が咲く | 数枚の芽鱗に包まれやや丸みがある |
クマノミズキ | 対生 ミズキよりやや大きく細長い | 同じ長さ | 6月頃黄白色の花が咲く | 2枚の芽鱗に包まれ尖っており黒褐色 |