キリ科キリ属
漢字:桐
名前の由来:
成長が早く、伐ってもすぐに芽を出すことから、「きる(伐る)」の名詞化説、
木材の木目が美しい「木理(きり)」による説あり。
樹形:落葉高木
葉:対生
花:両性花、円錐花序、淡紫色
花期:5~6月
果実:蒴果
果期:7月~翌年1月
備考:
国産材で最も軽い。狂いが少なく、湿気を通さず、燃えにくいなどから、箪笥や下駄、琴などに用いられた。
成長が早く、樹齢約20年で利用できるため、昔は「女の子が生まれるとキリを植えて、嫁に出す時に伐って嫁入り道具の箪笥を作る」と言われた。
五百円硬貨の図柄に採用されている。
<成長が早い理由>
・比重が小さい
・光合成能力が高い(大きな葉と根が細く窒素吸収能力が高い)
比重が小さい及び根が細いことは、菌類や微生物、虫などの侵入には弱く、短命になりやすい。ヤマグワ、ヌルデ、ヤナギなども同様。