マツ科カラマツ属
漢字:唐松/落葉松
名前の由来:葉の様子が唐絵(からえ)に描かれた松に似ている。
樹形:落葉高木(森林限界付近では低木)
花:雌雄同株
花期:5月頃
果実:球果
果期:秋
備考:
日本固有種。
日本に自生する唯一の落葉する針葉樹。主に高地の寒さの厳しい環境に生育しており、雪の少ない場所では落葉することが、乾燥と低温対策に有効。このため、葉にはコストをかけず、常緑針葉樹に比べてやわらかい葉を付ける。
陽性で、山火事跡や崩壊地などの裸地に最も早く侵入する先駆樹種(パイオニアツリー)。
樹皮には褐色で細長い厚膜細胞があり、素手で触るとこれが棘のように刺さることがある。
100年生以上の天然カラマツといわれる材は狂いが少なく、光沢があり、建築材、家具材として珍重される。