サルトリイバラ科シオデ属
漢字:猿捕茨
別名:サンキライ(山帰来)
名前の由来:
サルがトゲに引っかかるイバラ(茨)。実際にはトゲは少なく鋭くもなく、ジャケツイバラを指す説が有力。本種のトゲは表皮の変化したもので防衛機能もあるが、トゲを他の植物に引っかけて伸びていく登攀機能が主体。
「サンキライ(山帰来)」は、病や高齢のために山に捨てられた人が、サルトリイバラの根によって元気になり、自分で山から帰ってきた。
樹形:蔓性落葉低木
葉:互生
花:雌雄異株、散形花序、淡黄緑色
花期:4~5月
果実:液果、朱赤色
果期:10~11月
備考:
托葉は葉柄に合着し、その先端が巻き髭になる。
赤く熟した液果は食べられる(甘味ある/なしあり)。
葉は餅や生麩(なまふ)を包むのに使われ、和菓子屋で「山帰来餅、山帰来饅頭」の名で販売される。
根茎を乾燥させたものは生薬「山帰来」または「土茯苓(どぶくりょう)」と呼び、皮膚病、梅毒の予防及び治療、リウマチ性関節炎に用いた。