ハイノキ科ハイノキ属
漢字:沢蓋木
別名:ルリミノウシコロシ(瑠璃実の牛殺し)、ニシゴリ(錦織木)
名前の由来:
よく枝分かれして横に広がり、沢に蓋をするように生える。
「ルリミノウシコロシ(瑠璃実の牛殺し)」は、牛の鼻輪として「牛の動き」を制御した。
「ニシゴリ(錦織木)」は、木の灰汁(あく)を紫根(しこん)染めの媒染剤に用いた。
樹形:落葉低木
葉:互生
花:両性花、円錐花序、白色
花期:5~6月
果実:核果、瑠璃(藍)色
果期:秋
備考:
材は硬くて強靭。器具材、鎌の柄、細工用のツゲ材の代用にされた。
<タンナサワフタギとの違い>
葉序 | 葉形 | 葉先 | 基部 | 鋸歯 | 果実 | 樹皮 | |
サワフタギ | らせん互生 | 長楕円~倒卵形 | 急鋭~急尖頭 | 楔状に細くなる | 細かく、低く、内曲 | 青藍色 | 灰褐色・縦に裂ける |
タンナサワフタギ | 2列互生 | 広倒卵~倒卵形 | 尾状に鋭尖 | 広い楔状 | 粗く、鋭く尖り、開出 | 黒藍色 | 灰白色・薄片に剥げる |