バラ科ウワミズザクラ属
漢字:上溝桜
名前の由来:
「上溝」の「溝」はカメの甲羅(亀甲)に線状に彫った溝を指し、ウワミズザクラを薪として燃やし、その上で亀甲を焼いて裂け方で吉凶を占った説あり。
占い方法には諸説あり。
ウワミズは、ウワミゾが転訛した。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:両性花、総状花序、白色
花期:4~5月
果実:核果、黄色→赤色→黒色
果期:8~9月
備考:
葉はしっとり柔らかな感触あり。
果実は果実酒になる。
樹皮や小枝を傷つけると(ベンズアルデヒドによる)特異な臭気あり。
未熟の緑色の実(つぼみもあり?)を塩漬けにしたものを「杏仁子(あんにんご)」と称して食用にする。
<枝の伸び方>
前年の葉痕に接して冬芽ができ、そこからシュートが伸びる。これをくり返して枝が節くれ立つ。当年に伸びた小枝の多くは落枝する。