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イタドリ Reynoutria japonica

タデ科ソバカズラ属
漢字:虎杖
名前の由来:
薬草として痛みをとる効き目がある「疼取り」説、
表皮から糸状のものを採るので「イトドリ(糸取)」が転訛した説あり。
漢字「虎杖」は、若い茎に入った紅紫斑を「虎」の縞模様に見立て、秋に枯れ上がった茎を軽くて強い「杖」として用いた。
葉:互生
花:雌雄異株、複総状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、白~紅色
花期:8~10月
果実:瘦果、暗褐色、翼状の宿存萼に包まれている
習性:多年草
備考:
茎は髄がなく中空。
若い茎はシュウ酸の酸味があり食べられる。
乾燥させた根は漢方で「虎杖根(こじょうこん)」と呼ばれ、利尿、夜尿、鎮咳に利用。
塩漬けして保存し、塩抜きして、油炒めや煮付けにして食べた。
葉は、生葉を揉んで切り傷につけたり、苗代の肥料として鋤き込んだり、乾燥した若葉はタバコの代用や増量剤に使われた。
高山性で花や果実が赤いものはメイゲツソウと呼ばれる。

イタドリ
20230817_富士山五合目付近
イタドリ
20230817_富士山五合目付近
イタドリ
20240719_富士山太郎坊周辺
イタドリ
20240719_富士山太郎坊周辺