カバノキ科ハンノキ属
漢字:夜叉五倍子
名前の由来:
「ヤシャ(夜叉)」は、果穂に凸凹があり、これを夜叉に見立てた。
「ブシ(五倍子)」は、果穂にはタンニンが多く、黒色染料とする五倍子(ふし)(ヌルデの虫えい)の代用にした。
樹形:落葉小高木
葉:互生
花:雌雄同株
花期:3~4月
果実:堅果が集まった複合果、緑色→黒褐色
果期:10~11月
備考:
日本固有種。
<ハンノキ属の根粒菌(放線菌)による窒素固定>
ハンノキの備考参照。
<ヤシャブシ類の区分>
側脈数 | 花序の位置 | 花穂 | |
ヤシャブシ | 10~17対 | 雄花序:枝の先端 雌花序:雄花序の下 | 上向 1~2個 |
オオバヤシャブシ | 12~16対 | 雄花序:雌花序の下 雌花序:枝先端の葉芽の下 | 上向 1個 |
ヒメヤシャブシ | 20~26対 | 雄花序:枝の先端 雌花序:雄花序の下 | 下垂 2~3個 |