イチイ科イチイ属
漢字:一位
名前の由来:仁徳天皇が、本種に笏(しゃく)をつくる高貴な木として最高位の「正一位(しょういちい)」を授けた説あり。
樹形:常緑高木
花:雌雄異株、雄花は淡黄色、雌花は淡緑色
花期:3~5月
種子:核果状、備考の記事参照
種期:9~10月
備考:
葉や木部、種子は有毒。
肥大して杯状になった仮種皮が種子を包む。仮種皮は肉質で紅朱色になると甘味があって食べることができる。中の種子の外種皮は有毒なので、食べないように、嚙みつぶさないにする。鳥やサルが種を丸ごと食べて平気なのは、外種皮は丈夫で動物は消化できず、糞でそのまま出るため。葉や木部、種子にタキシンやタキソールなどの毒がある。
材は年輪幅が狭く、弾力性と光沢があることから建築材、家具材、彫刻材に用いた。昔は、強靭で粘りがあり折れにくいため、弓材に用いた。
<カヤとの違い>
カヤに比べて葉の先端がやわらかく、触れても痛くない。葉の裏の白色気孔帯が薄い緑で目立たない。
<キャラボクとの違い>
イチイの側枝はほぼ二列に葉が並ぶ。キャラボクは葉がらせん状に並ぶ。