【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

イチイ Taxus cuspidata

イチイ科イチイ属
漢字:一位
名前の由来:313年に仁徳天皇が、本種に笏をつくる高貴な木として最高位の「正一位」を授けた説あり。
樹形:常緑高木
花:雌雄異株、雄花は淡黄色、雌花は淡緑色
花期:3~5月
果実:核果状、備考の記事参照
果期:9~10月
備考:
葉や木部、種子は有毒。
種子が熟すと種子を包むように肉質の仮種皮が紅朱色になり、この仮種皮は甘みがあっておいしく食べられる。中の種子の外種皮は有毒なので、食べないように、嚙みつぶさないにする。鳥やサルが種を丸ごと食べて平気なのは、外種皮は丈夫で動物は消化できず、糞でそのまま出るため。
材は年輪幅が狭く、弾力性と光沢があることから建築材、家具材、彫刻材に用いた、また、強靭で粘りがあり折れにくいため、弓材に用いた。
カヤとの違い>
カヤに比べて葉の先端がやわらかく、触れても痛くない。葉の裏の白色気孔帯が薄い緑で目立たない。
キャラボクとの違い>
イチイの側枝はほぼ二列に葉が並ぶ。キャラボクは葉がらせん状に並ぶ。

イチイ
20231101_清里自然歩道
イチイ
20231101_清里自然歩道
イチイ
20231101_清里自然歩道
イチイ
20231101_清里自然歩道