ヒノキ科スギ属
漢字:杉
名前の由来:幹が直立していることから「直ぐ木(すぐき)」から変化した説あり。
樹形:常緑高木
花:雌雄同株、雄花は淡黄色 雌花は緑色
花期:2~4月
果実:球果
果期:10~11月
備考:
日本固有種。
日本で最も樹高が高くなり、寿命も長く大木になる。
葉は冬になると緑が薄くなり、黄褐~赤褐色になる。光合成機能が低下する低温条件下で太陽光による光阻害(強すぎる光によって光合成が阻害されること)を防ぐための適応。
成長が早く、単位面積当たりの収穫材積が大きく、昔から植林された。
樹皮は、ヒノキ同様、昔は屋根や壁を葺くのに用いた。
造り酒屋が新酒を仕込んだ目印に、枝葉を丸い玉に束ねた「杉玉(すぎだま)」を軒先に掲げた。
葉は線香の原料になる。
材は主に建築用材とされるが、建具、箱、下駄、箸など用途が広い。桶や樽などにも用いた。
春先、枝先に着いたの雄花から風によって大量の花粉を撒き散らし、花粉症の原因になる。