【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

ハコベ Stellaria neglecta

ナデシコ科ハコベ属
漢字:繁縷
名前の由来:
茎の中にある白い維管束を、絹糸の帛(はく)に見立て、帛糸を引き、群がり繁る草を意味する「帛繁(はくべら)」説、
平安時代の本草書「本草和名(ほんぞうわみょう)」に記された「波久倍良(はくべら)」説など諸説あり。
漢字名「繁縷(はんろう)」は漢名。
葉:対生
花:集散花序、白色
花期:3~11月
習性:2年草
備考:
春の七草の一つで食べられる。
小鳥の餌にする。
ハコベの仲間は花弁が基部近くまで2列し、花弁が10個あるように見える(実際は5個)。
生薬「繁縷(はんろう)」は、利尿や浄血、催乳などに用いられる。
昔は、ハコベを炒って粉にし、塩を混ぜて歯磨き粉に使った。現在も「はこべ塩歯磨」として販売されている。
<コハコベ(子繁縷)との違い>
コハコベ(子繁縷)は、全体にやや小型で、茎が暗紫色を帯び、種子の突起は低くてとがらない。
<アリ散布>
種子にエライオソームと呼ばれる脂肪や糖類に富む付属物が付いていてアリが好んで運搬する。アリは「エライオソーム」をかじりとると、残りの部分(種の本体)を巣の近くの地面に捨てるため、種子を散布させることができる。

ハコベ
20240410_吉田川
ハコベ
20240410_吉田川
ハコベ
20240410_吉田川
ハコベ
20240421_遊木の森
ハコベ
20240421_遊木の森
ハコベ
20240421_遊木の森