キョウチクトウ科キジョラン属
漢字:鬼女蘭
名前の由来:種子につく長く白い冠毛を、髪をふり見出した鬼女にたとえた。
葉:対生
花:淡黄白色
花期:8~9月
果実:袋果
習性:蔓性の多年草
備考:
<毒を利用するアサギマダラ>
幼虫は食草のキジョランやイケマの葉に丸い食痕を残す。
尻を中心として、頭でコンパスのように円を描きながら、葉の表面を噛んでは傷つけて乳液を流れ出させる(トレンチング行動)。
乳液が白く乾いて固まるのを待って円の内側を食べる。
若齢幼虫は食草の毒を軽減しながら少しずつ食べて体を慣らしていく。
二度脱皮する頃には体も毒に慣れ、葉を端から食べるようになり蓄積量も増す。
毒を体に蓄えて成虫に持ち越す。
幼虫・蛹・成虫とどれも鮮やかな体色をしているが、これは毒を持っていることを敵に知らせる「警告色」と考えられている。