基本情報
- 学名:Elaeagnus umbellata
- 科名・属名:グミ科グミ属
- 漢字名:秋茱萸
名前の由来
- 「アキ(秋)」は、果実が秋に熟す
- 「グミ(茱萸)」は、「グイ(とげのこと)」のある木になる実で「グイミ」から説、
小さな実をつけることから「小実(コミ)」が転訛した説など諸説あり
生息地
- 河原は原野、道ばた、川岸の礫地など、日当たりのよいところ
樹形
- 落葉低木
- 若い枝葉ほど銀白色の鱗状網に覆われ白っぽく、全体が青白く見える
樹皮
- 灰黒色
葉
- 葉序:互生
- 葉形:長楕円形、葉身長4~8cm
- 葉縁:全縁、波打つ
- 葉脈:羽状
- 質感:薄い、裏に銀白色の鱗状毛が密生、赤褐色の鱗状網も交じる
- 葉柄:4~10mm
花
- 性: 両性花
- 花序:葉腋に散形花序
- 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)、萼筒長5~7mm、子房の上部で少しくびれる、萼片4個、長さ4mmの三角形、白色→黄色を帯びる、花柄長3~5mm、萼筒/萼片/子房/花柄には銀色の鱗状毛が密生、雄しべ4個、雌しべ1個
- 開花期:4~6月
- 送粉方法:虫媒
果実
- 種類:液果状の偽果
- 形:球形、直径6~8mm、表面に鱗片あり
- 色:赤色
- 成熟期:9~11月
- 食用:可、甘酸っぱく、タンニンによる渋味あり
種子
- 数:1個
- 形:楕円形、長さ4~5mm、表面に8個の溝あり
- 色:淡褐色
- 散布方法:鳥散布
冬芽
- 裸芽
- 頂芽は長さ5mmほど、褐色の鱗状毛におおわれ、銀色の鱗状毛が少しまじる、側芽はやや小さい
葉痕
- 形:‐
- 維管束痕:‐
用途
- 海岸や道路の飛砂防止や土止め用に植えられる
特記事項
- <グミ属>の特徴
- 根粒菌による窒素固定
- 根粒菌と共生して窒素固定ができるため、土壌条件の悪い場所でも生育可能。
- 単花被花
- 花冠なし萼のみ
- 偽果
- 萼が筒状に細長く伸び、先端が4裂している。萼筒にはくびれがあり、くびれから上部は花後脱落し、基部は肥大して偽果になる。
- 鱗片が密生
- 葉や枝だけでなく、萼や果実にも多数の星や菊の花のような形をした鱗片(鱗状毛や星状毛)が密生する。
- 多くは短い枝がとげ状になっている。
- 根粒菌による窒素固定
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1853]
- 新牧野日本植物圖鑑:[1784]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-558P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[316P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上169]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[186P]
- 「読む」植物図鑑:[‐]


