基本情報
- 学名:Ostrya japonica
- 科名・属名:カバノキ科アサダ属
- 漢字名:浅田
- 別名:ミノカブリ/ハネカワ
名前の由来
- 不明。樹皮が浅くはがれる様子からという説あり
- 「ミノカブリ」は、樹皮のはがれ方が、ミノムシが蓑(みの)をかぶっているように見える
- 「ハネカワ」は、樹皮が羽根のようにはがれる
生育地
- 日当たりのよい適度に湿った土地を好む
樹形
- 落葉高木
樹皮
- 暗褐色または灰褐色。浅く縦に裂け、そり返った長い薄片となってはがれる
葉
- 葉序:互生
- 葉形:狭卵形、葉身長7~13cm
- 葉縁:やや粗い重鋸歯
- 葉脈:羽状、側脈は9~13対
- 質感:やや薄い、はじめ両面に毛が密生し、その後裏面の脈上のみに残る
- 葉柄:6~15mm、若枝も含め有毛で腺毛もあり
花
- 性: 雌雄同株
- 花序:
- 雄花序:前年枝から下垂、長さ5~6cm、黄褐色
- 雌花序:新枝の先端につく、細く緑色
- 花被:無花被花(萼片と花弁なし)
- 雄花:腎臓形で先が鋭く尖る苞の下に1個ずつつく、雄しべ8個
- 雌花:広卵形の苞の内側に2個ずつつく、花被(萼)は子房に合着(単花被花とする説もあり)、雌しべ1個、柱頭は2個、糸状で赤みを帯びる
- 開花期:4〜5月、葉の展開と同時
- 送粉方法:風媒
果実
- 種類:堅果が集まった複合果
- 形:果穂の長さ5~6cmで下垂、果穂全体がホップの実のような外見、子房を包んでいた小苞が大きくなり、袋状の果苞になって堅果を包み込む、果苞の長さ約1.5cm
- 色:白色→淡褐色
- 成熟期:9~10月
種子
- 数:堅果は1個
- 形:堅果は扁平な長楕円形、長さ5~6mm、表面に縦のすじあり
- 散布方法:果苞による風散布
冬芽
- 鱗芽
- 長さ2~5mmの卵形で、先が丸い。芽鱗は6~10個。雄花序には芽鱗なし
葉痕
- 形:半円形~腎形
- 維管束痕:‐
用途
- 材:緻密でかたく、粘りあり。床板などの建築材や家具材、器具材、船舶材、木工材料に用いる
特記事項
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1981]
- 新牧野日本植物圖鑑:[114]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-202P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[406P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下200]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
- 「読む」植物図鑑:[‐]





