【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

アスナロ

基本情報

  • 学名:Thujopsis dolabrata
  • 科名・属名:ヒノキ科アスナロ属(1属1種)
  • 漢字名:翌檜/明日檜
  • 別名:ヒバ(檜葉)→アスナロの変種ヒノキアスナロ(var. hondai)をいうことが多い。

名前の由来

  • 「明日はヒノキになろう」からとする俗説があるが、それほどヒノキより劣っているわけではない

生育地

  • 日本固有種
  • 山地の尾根や湿原

樹形

  • 常緑高木

樹皮

  • 赤褐色。古くなると黒褐色になる。ヒノキよりなめらかで、縦に薄くやや繊維状にはがれる

  • 葉序:十字対生
  • 葉形:鱗片状(小さな鱗のように見えるのが1個の葉)、長さ4~7mm(本科最大)
  • 葉縁:‐
  • 葉脈:‐
  • 質感:ヒノキやサワラに比べて厚い、表面は濃緑色で光沢あり、裏面は白く大きくW字形にも見える気孔帯が目立つ
  • 葉柄:‐

  • : 雌雄同株
  • 花序:雌雄とも小さな花が枝先に1個ずつつく
  • 花被:なし
    • 雄花:長楕円形、青色を帯びる、鱗片内に黄色の3~5葯あり
    • 雌花:8~10個の厚質の鱗片の内面に各々5個の胚珠あり
  • 開花期:5月頃
  • 送粉方法:風媒

果実


種子

  • 種類:球果
  • :球形、直径1~1.5cm
  • 成熟期:10~11月
  • 果鱗(種鱗):4~5対あり、種子を出したあと背面が角状に突き出る、種子は各果鱗内に3~5個あり、両側に翼あり
  • 散布方法:風散布

冬芽


葉痕


用途

  • :建築、家具などに用いるほか、漆器の木地にも用いられる。
  • 耐陰性が極めて強いため、日陰の庭木に用いたり、山林の境界木(キョウカイキ)に植えられる。

特記事項

    • 強度はヒノキに少し劣るが、スギよりは強い。材に含まれるヒノキチオールという精油は、強い抗菌性と防虫性をもち、ヒノキよりもはるかに耐久性があり、シロアリなどの害に強い。

参考

  • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-39]
  • 新牧野日本植物圖鑑:[55]
  • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-636P]
  • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[75P]
  • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上26]
  • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[88P]
  • 「読む」植物図鑑:[‐]

写真

アスナロ
20240911_箱根湿生花園
アスナロ
20240911_箱根湿生花園
アスナロ
20240911_箱根湿生花園