基本情報
- 学名:Acer palmatum
- 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
- 漢字名:伊呂波楓
- 別名:タカオカエデ(高雄楓)
名前の由来
- 「イロハ(伊呂波)」は、7つの葉の裂片を「いろはにほへと」と数えた
- 「カエデ(楓)」は、葉の形がカエルの手に似ていることから、「カエルテ(蛙手)」が転訛した
生育地
- 山地の多少湿り気のある日当たりのよい斜面や沢沿い
樹形
- 落葉高木
樹皮
- 若木は緑色でなめらか。成木は淡灰褐色で縦に割れ目が入る
葉
- 葉序:対生
- 葉形:楕円形、掌状に5または7裂、葉身長4~7cm
- 葉縁:不ぞろいの重鋸歯
- 葉質:洋紙質、裏面の基部脈液の淡褐色の毛を除いて無毛
- 葉柄:2~5cm
- 紅葉:赤色
花
- 花性: 雌雄同株
- 花序:複散房花序、雄花と両性花が混じる、直径4~6mmの花を10~20個つける、短い軟毛密生
- 花被:花弁と萼片5個、雄しべ8個、花からつきでる、葯は紫色。両性花の花柱は先が2裂し外に曲がる。萼片は暗紫色。花柄は紅色を帯びる
- 開花期:4〜5月
- 送粉方法:虫媒
果実
- 種類:翼果
- 形:分果は長さ約1.5cmで無毛、翼はほぼ水平に開く
- 成熟期:7~9月
種子
- 散布方法:翼による風散布
冬芽
- 鱗芽
- 芽鱗は4対あり、2対だけ見える。基部にはごく短い膜質鱗片があり、ふちに毛が並ぶ。頂芽はふつうできず、枝先に仮頂芽が2個並ぶ、側芽は対生
葉痕
- 形:三日月形
- 維管束痕:3個
用途
特記事項
- オオモミジとの違い
| 葉身 | 鋸歯 | 葉先を結んだ線 | 翼果 | |
| イロハカエデ | 径4~7cmの円形 | 重鋸歯 | 楕円形 中央の裂片が特に長い | ほぼ水平 上向き |
| オオモミジ | 径7~12cmの円形 | 細かい単鋸歯が多い | 円形 | やや鈍角に開く 下向き |
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2366]
- 新牧野日本植物圖鑑:[1563]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-320P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[476P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下217]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[170P]
- 「読む」植物図鑑:[‐]














