基本情報
- 学名:Aria japonica
- 科名・属名:バラ科 アズキナシ属
- 漢字名:裏白の木
名前の由来
- 葉裏に白色の綿毛が密生して白い
生育地
- 日本固有種
- 海岸近くの山地から深山
樹形
- 落葉高木
樹皮
- 若木は紫褐色で菱形の皮目が目立つ、成木は灰黒褐色、老木になると鱗片状にはがれる
枝
- 若枝には白色の綿毛が密生
- 本年枝には楕円形の皮目が点在
- 側枝はほとんど短枝化している
葉
- 葉序:互生、短枝化した側枝に3個束生することが多い
- 葉形:円形に近い卵形、葉身長6~13cm
- 葉縁:欠刻状の重鋸歯
- 葉脈:8~11対の側脈が目立つ
- 葉質:裏面に白い綿毛が密生(落ち葉でより目立つ)
- 葉柄:1~2cm、白い綿毛が密生
花
- 花性: 両性花
- 花序:短枝の先や葉腋から複散房花序、直径1~1.5cmの白い花を多数つける、軸には綿毛密生
- 花被:花弁はほぼ円形で、表面の基部には白い軟毛あり。雄しべ約20個、花弁より少し短い。花柱2個。萼には綿毛密生、萼片は長さ3~4mmの狭卵形で先はとがる
- 開花期:5~6月
- 送粉方法:虫媒
果実
- 種類:ナシ状果(偽果)
- 形:長さ1cmの楕円形、表面に白い皮目が目立つ、頂部に萼片が脱落したまるい跡が残る
- 色:赤色
- 成熟期:10~11月
- 果肉:石細胞が多い
種子
- 数:4個
- 形:長さ5~8mmの卵状楕円形
- 散布方法:動物(鳥)散布
冬芽
- 鱗芽
- 長さ5mmほどの卵形。芽鱗は赤褐色~紫褐色で光沢あり
葉痕
- 形:三角形?、葉柄の基部が残り隆起する
- 維管束痕:3個
用途
- 材:アズキナシと同様に堅く重く、薪炭材に用いたり、器具類や家具、櫛にも用いられる
特記事項
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1710]
- 新牧野日本植物圖鑑:[1062]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-674P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[253P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上164]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
- 「読む」植物図鑑:[‐]


