基本情報
- 学名:Alnus sieboldiana
- 科名・属名:カバノキ科ハンノキ属
- 漢字名:大葉夜叉五倍子
名前の由来
- 「オオバ(大葉)」は、ヤシャブシより葉が大きい
- 「ヤシャブシ(夜叉五倍子)」は、ヤシャブシの名前の由来参照
生育地
- 日本固有種
- 海岸近くの山地から丘陵。やせ地でもよく育ち、崩壊地などに侵入する
樹形
- 落葉小高木
樹皮
- 灰褐色。若木はなめらかだが、古くなるとはがれる
葉
- 葉序:互生
- 葉形:長卵形、葉身長6~15cm、基部は左右不ぞろい
- 葉縁:鋭重鋸歯
- 葉脈:11~16対
- 葉柄:1~2cm
- ヤシャブシ類
- ヤシャブシの葉参照
花
- 花性: 雌雄同株
- 花序:
- 雄花序:前年の葉腋から下垂、無柄で長さ4~5cm、やや太くて弓形に曲がる
- 雌花序:雄花序より上につく、長さ1~2cmの柄あり
- 花被:無花被花(花冠と萼なし)
- 開花期:3~4月、葉の展開とほぼ同時
- 送粉方法:風媒
果実
- 種類:堅果が集まった複合果
- 形:果穂は長さ2~2.5cmの広楕円形
- 果鱗:長さ約8mmの扇形で黒褐色
- 成熟期:10~11月
種子
- 数:堅果は1個
- 形:堅果は長さ4~5mmの狭長楕円形で、頂部に花柱が残り、両側に本体よりすこし幅の狭い幅1~1.5mmの翼あり、翼は左右不ぞろい
- 散布方法:翼による風散布
冬芽
- 鱗芽
- 長さ1~1.5cmの披針形。芽鱗は3~4個
- 先端に葉芽、その下に雌花序の芽、さらにその下に雄花序の芽がつく
- ハンノキ類との違い
- ヤシャブシの冬芽参照
葉痕
- 形:三角形
- 維管束痕:3個
用途
- 果穂:タンニンが多く、黒色の染料になる
特記事項
- ヤシャブシ類の違い
- ヤシャブシの特記事項参照
- ヤシャブシ類の雄花穂は枝の先端につくが、オオバヤシャブシだけは、先端に葉芽、その下に雌花穂、その下に雄花穂がつく
- ハンノキ属の根粒菌(放線菌)による窒素固定
- ハンノキの備考参照
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2003]
- 新牧野日本植物圖鑑:[136]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-160P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[398P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下195]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
- 「読む」植物図鑑:[‐]








