基本情報
- 学名:Liriodendron tulipifera
- 科名・属名:モクレン科ユリノキ属
- 漢字名:百合の木
- 別名:ハンテンボク(半纏木)、チューリップツリー
名前の由来
- 大正天皇が皇太子の時に小石川植物園でこの木を見て命名した説、
- 属名の Liriodendron(lirion ユリ + dendron 木)を「ユリノキ」と訳した説あり
- 「ハンテンボク(半纏木)」は、葉を上下ひっくり返すと半纏(はんてん)のように見える
- 「チューリップツリー」は、チューリップのような花を咲かせる
生育地
- 北米原産、明治初期に渡来
樹形
- 落葉高木
樹皮
- 灰褐色。縦に浅く裂ける
葉
- 葉序:互生
- 葉形:4浅裂が多いが6浅裂もあり、先が凹むか直線的になる独特な形、葉身長10~20cm
- 葉縁:全縁
- 葉質:両面無毛
- 葉柄:4~15cm、葉柄基部の托葉は大きく目立つ
花
- 花性:両性花
- 花序:枝先に直径5~6cmのチューリップのような形の花をつける
- 花被:花被片9個。外側の3個は緑白色の萼状で、ほぼ水平に広がる。内側の6個は花弁状で、黄緑色を帯び、基部にオレンジ色の斑紋あり
- 開花期:5~6月
- 送粉方法:虫媒
- におい:芳香あり
- その他:モクレン科の中では花蜜あり。花被片基部のオレンジ色の斑紋部分から多量の蜜を分泌して、萼状の花被片などに溜まり蜜源となる
果実
- 種類:翼果が上向きに集まった集合果
- 形:松かさ状
- 成熟期:10月頃
- 翼果:長さ約3cm。晩秋から初冬にかけて、中心から外れてゆき、外側だけ残ることが多い
種子
- 数:1~2個/1翼果?
- 散布方法:風散布
冬芽
- 鱗芽
- 頂芽は長さ1~1.5cm、側芽は長さ4~8mm、基部に小さな副芽あり、ともに無毛
葉痕
- 形:円形
- 維管束痕:多数が散在(10個の記載もあり)
用途
- 材:軽軟だが狂いが少なく、加工性もよく、合板に用いる
特記事項
- モクレン科
- コブシの特記事項参照
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[1-131]
- 新牧野日本植物圖鑑:[469]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-386P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[110P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上32]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[129P]
- 「読む」植物図鑑:[5-38P]







