基本情報
- 学名:Gardenia jasminoides
- 科名・属名:アカネ科クチナシ属
- 漢字名:梔子
名前の由来
- 果実が熟しても裂開しないので「口無し」説、
- 宿存するくちばし状の萼をクチ、細かい種子のある果実をナシに見立てた説など諸説あり
- 漢字名「梔子」は、中国の酒器徳利「巵(し)」の形に似ているため、これに木偏をつけた
生育地
- 林縁
樹形
- 常緑低木
樹皮
- 灰褐色
葉
- 葉序:対生(ときに3輪生)
- 葉形:長楕円形。葉身長6~17cm
- 葉縁:全縁
- 葉脈:表面で凹み、裏面に突出。側脈が目立ち、側脈間が膨らむ
- 葉質:革質で両面無毛
- 葉柄:0~5mm
托葉
- 4個すべて合着し、長さ6~10mmの円筒状になり、先は斜めに切れる
花
- 花性:両性花
- 花序:枝先に白色の花を1個ずつける
- 花被:花冠は直径5~6cmの高杯形で先は5~7裂。雄しべは花冠の裂片と同数、花糸は短い、葯は長さ約1.5cm、花冠の裂片の間から外に出る。花柱はこん棒状。萼は5~7稜あり、先は5~7裂
- 開花期:6~7月
- 送粉方法:虫媒
- におい:花の香りがジャスミンに似ている。芳香は真夜中が一番強くなり、夜行性昆虫を引き寄せるためと考えられている
果実
- 種類:肉質の漿果(液果)
- 形:長さ2~3cmの楕円形で、5~7稜があり、先に萼片が残る
- 色:橙色
- 成熟期:11~12月
種子
- 数:多数
- 形:長さ約4mmの扁平な卵形
- 散布方法:動物(主に鳥?)散布
冬芽
- 裸芽
- 披針形。筒状の托葉に包まれ、微細な毛あり
葉痕
用途
- 花:刺身のツマや、酢の物として食用にできる。花弁は僅かに甘味があり、生でも火を通しても食べられる
- 果実:黄色染料として布地の染色に用いられた。無毒なため、近年は食品(栗、きんとん、たくあんなど)の天然着色料に用いられる。また、生薬の山梔子(さんしし)として、消炎、利尿、止血などに用いる
特記事項
- 碁盤の脚はクチナシの実を象(かたど)ってある。勝負に横から口を挟むのを戒めているという意味
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[2-3131]
- 新牧野日本植物圖鑑:[2400]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-318P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[654P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下283]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
- 「読む」植物図鑑:[1-47P]









