基本情報
- 学名:Quercus acutissima
- 科名・属名:ブナ科コナラ属
- 漢字名:橡/椚/櫟/櫪
名前の由来
- 日本書紀の伝承説話からきた「国木(くにき)」説、
- ドングリが食べられることから「食之木(くのき)」説、
- 葉の形がクリによく似ていることから「栗似木(くりにぎ)」説など諸説あり
生育地
- 丘陵~山地
樹形
- 落葉高木
樹皮
- 灰褐色。コルク層が厚く、不規則に深く割れる
葉
- 葉序:互生
- 葉形:長楕円形、クリやアベマキより細長い、葉身長10~22cm。先端は鋭くとがる
- 葉縁:鋸歯の先端は長さ2~3mmの芒状にとがる、葉緑素(緑色)が抜けている
- 葉脈:側脈は13~17対
- 葉質:裏面はクリやアベマキより緑色が濃い
- 葉柄:1~3cm
花
- 花性: 雌雄同株/異花
- 花序:
- 雄花序:新枝の下部から下垂、長さ約10cm、軟毛が多い
- 雌花序:新枝の上半分の葉腋に雌花がつく
- 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
- 雄花:花被は直径約2.5mm。雄しべ3~6個
- 雌花:花柱3個、小さく目立たない
- 開花期:4~5月、葉の展開と同時
- 送粉方法:風媒
果実
- 種類:堅果
- 形:直径2~2.3cmの球形
- 殻斗:線形の鱗片が密生、上部のものほど長い(1cm位)
- 成熟期:翌年の秋
種子
- 数:1個
- 散布方法:重力散布または動物(貯食)散布
冬芽
- アカガシの「カシ類(ブナ科コナラ属)の冬芽」参照
- 長さ4~8mmの長卵形。芽鱗20~30個
葉痕
- アカガシの「カシ類(ブナ科コナラ属)の葉痕」参照
用途
- 材:シイタケの原木栽培のほだ木や薪炭材として用いる。萌芽力があるため、適当な太さになる15~20年生で伐採して、その後の更新は萌芽で行う
特記事項
- クワガタやカブトムシなどの昆虫は、この木の樹液を最も好む
- クリとの違い
- クリの特記事項考参照
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1952]
- 新牧野日本植物圖鑑:[142]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-240P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[359P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下192]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[105P]
- 「読む」植物図鑑:[‐]













