基本情報
- 学名:Triadica sebifera
- 科名・属名:トウダイグサ科ナンキンハゼ属
- 漢字名:南京櫨
名前の由来
- 中国原産で、種子にロウ分が多く、ハゼノキと同様に木蝋を採取した
生育地
- 中国原産。江戸時代に渡来。各地に植栽されている
樹形
- 落葉高木
樹皮
- 灰褐色。不規則に縦に裂ける
葉
- 葉序:互生
- 葉形:菱状卵形、葉身長4~10cm、先は尾状に伸びてとがる
- 葉縁:全縁
- 葉質:両面無毛
- 葉柄:2~8cm
- 腺:葉身基部にいぼ状の蜜腺が1対あり
花
- 花性: 雌雄同種/異花
- 花序:枝先に長さ6~18cmの総状花序をだし、黄色の小さな花をつける。上部に雄花多数と下部に雌花0~数個。花柄の基部に卵形の苞があり、左右に大きな腺体がつく
- 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
- 雄花:長さ2~3mmの柄あり。萼は皿状で3浅裂。雄しべ2個
- 雌花:長さ3mmほどの柄あり。萼3裂。子房は3室で長さ約2mm。花柱3個
- 開花期:7月
- 送粉方法:主に風媒、虫媒もあり?
- 雌雄異熟:雄花と雌花の開花の順序が木によって異なる
果実
- 種類:蒴果
- 形:直径約1.5cmの3稜のある扁球形
- 成熟期:10~11月、褐色に熟すと裂開し、3個の種子を出す。果皮は落ちるが、種子は中軸についたまま残ることが多い
種子
- 数:3個
- 形:直径約7mmの広卵形、黒い斑紋あり
- 色:白。白いロウ質の仮種皮に包まれる
- 散布方法:動物(鳥)散布
冬芽
- 鱗芽
- まるみのある三角形で、外側の2個の芽鱗が目立つ
葉痕
- 形:半円形
- 維管束痕:3個
用途
- 種子:ロウ質の仮種皮からハゼノキと同様に木蝋を採取し、和ろうそくの原料にした他、整髪料・口紅などの化粧品やクレヨン・色鉛筆などに用いた
特記事項
- 若枝や葉を傷つけると白い乳液が出る(トウダイグサ科)
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2093]
- 新牧野日本植物圖鑑:[1466]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-196P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[423P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上116]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[181P]
- 「読む」植物図鑑:[‐]







