基本情報
- 学名:Zelkova serrata
- 科名・属名:ニレ科ケヤキ属
- 漢字名:欅
- 別名:ツキ(槻)
名前の由来
- けやけき(尊い、秀でた、美しい、目立つ)木に由来
生育地
- 丘陵や山地。川岸に多い
- 街路樹や公園樹として植栽される
樹形
- 落葉高木
- ホウキを立てたようなおうぎ形の樹形。苗木の時におうぎの要の高さで伐るため
樹皮
- 灰白色。若木はなめらかだが、老木になると鱗片状にはがれる。小さな皮目が多い
葉
- 葉序:互生
- 葉形:卵形、葉身長5~13cm、先端はとがる。若木の葉は成木に比べて大きい
- 葉縁:弧を描くような鋸歯で、先は鋭い
- 葉脈:側脈は8~18対、鋸歯の先端に達する
- 葉質:表面は微毛がありざらつく、裏面は葉脈が突出し、脈液に毛が密生
- 葉柄:2~12mm
花
- 花性:雌雄同株/異花
- 花序:
- 雄花序:新枝の下部に数個ずつ集まってつく
- 雌花序:新枝の上部の葉腋に1個ずつつく
- 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
- 雄花:花被4~6裂。雄しべ4~6個
- 雌花:雌しべ1個。花柱2深裂。内側の柱頭の上面に乳頭状の突起が密生
- 開花期:4~5月、葉の展開と同時
- 葉が伸びる前に雄花が花粉を飛ばし、小さな葉脇に雌花が咲く
- 送粉方法:風媒
果実
- 種類:そう果
- 形:稜角のあるゆがんだ扁球形。先端に花柱が2本くちばしのように残る
- 成熟期:10月。暗褐色
種子
- 数:1個
- 散布方法:風散布(着果短枝)
- 着果短枝
- 果実が熟すと、果実と枯れ葉をつけたまま枝先の小枝(着果枝)ごと風に乗り、回転しながら浮力を得て遠方に運ぶ。果実がつく枝の葉は小型化し翼の役割をもつ
冬芽
- 鱗芽
- 卵状円錐形で長さ2~4mm、枝から離れてつく。芽鱗は紫花色で8~10個
- 新芽の展開時期:葉芽は、混芽(花と葉)より2週間近く遅れて展開する
葉痕
- 形:半円形
- 維管束痕:3個
用途
- 材:材質がかたく、木目が美しく、腐りにくく、耐用年数があるとして、神社仏閣や城、仏像、家具、臼、盆、和太鼓の胴、弓などに用いた。「清水寺」の舞台の柱の建材
特記事項
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1881]
- 新牧野日本植物圖鑑:[164]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-284P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[338P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上176]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[118P]
- 「読む」植物図鑑:[4-110P, 113P]
写真
着果短枝

















