基本情報
- 学名:Chamaecyparis obtusa
- 科名・属名:ヒノキ科ヒノキ属
- 漢字名:檜/桧
名前の由来
- 幹や枝がこすれるとすぐ火がつく説、
- 火起こし道具の「火切り板」に多く用いたことから「火の木」から説など諸説あり
生育地
- 日本固有種
- 山地
樹形
- 常緑高木
樹皮
- 赤褐色。縦に裂けて剥がれ落ちる、スギより粗いはがれ方
葉
- 葉序:十字対生
- 葉形:長さ1~3mmの鱗片状(小さな鱗のように見えるのが1個の葉)、先端はとがらない
- 葉質:表面は濃緑色で光沢あり、裏面は淡緑色で葉と葉が接触するところに白色のY字形に見える気孔帯あり
花
- 花性: 雌雄同株/異花
- 花序:枝先につく
- 雄花:長さ2~3mmの楕円形で、赤みを帯びる。雄しべの先は広がり、その内側に葯がつく
- 雌花:長さ3~5mmの球形
- 花被:無花被花(花冠と萼なし)
- 開花期:4月
- 送粉方法:風媒
果実
種子
- 種類:球果
- 形:直径約1cmの球形
- 成熟期:10~11月。赤褐色。果鱗が開いて種子を出す
- 果鱗(種鱗):8~10個。先は厚く楯状に広がる
- 種子:果鱗に2~4個ずつつく、長さ約3mmの卵状楕円形で、両側に広い翼あり
- 散布方法:風散布
冬芽
葉痕
用途
- 材:緻密で狂いがなく、加工が容易で、光沢があり、香りがよいため、最も優れた建築材とされる。また、耐久性があり、世界最古(1300年以上前)の木造建築である法隆寺がヒノキでつくられていることは有名
- 樹皮:スギの皮と同様、屋根を葺くのに用いられ、葺いた屋根を「檜皮葺(ひわだぶき)」という
特記事項
- スギに比べると成長は遅いが、乾燥地にも耐えるので、スギに次いで植林されている
- サワラとの葉の違い
| 白い気孔帯 | 側面の葉の先端 | |
| ヒノキ | Y字形 | とがらず内曲 |
| サワラ | X字形 | とがって開出 |
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[1-40]
- 新牧野日本植物圖鑑:[57]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-626P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[68P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上22]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[86P]
- 「読む」植物図鑑:[3-25, 28, 31, 34P]



