基本情報
- 学名:Sorbus commixta
- 科名・属名:バラ科ナナカマド属
- 漢字名:七竈
名前の由来
- 材が燃えにくく七度かまどに入れても燃え残る説、
- 木炭として製炭するのに7日かかる説あり
生育地
- 山地。静岡県内ではブナ帯
樹形
- 落葉高木
樹皮
- 若木は淡褐色で楕円形の皮目があり、ややなめらか。成木は暗灰色で浅く裂ける
葉
- 葉序:互生
- 葉形:奇数羽状複葉。長さ15~25cm。小葉4~7対。小葉は、中央部のものが最も大きい
- 小葉形:長楕円形。長さ4~9cm。先はとがる。基部は左右不相称
- 小葉縁:細かく鋭い鋸歯または重鋸歯
- 小葉質:両面ほぼ無毛
- 小葉柄:なし。小葉基部の葉軸上(節)に褐色の軟毛あり(ナナカマド属)
- 紅葉:鮮やかな赤色で美しい
花
- 花性:雌雄同株/同花
- 花序:枝先に複散房花序をだし、直径6~10mmの白い花を多数つける。無毛または花期にまばらに褐色の軟毛あり
- 花被:花弁と萼片5個。花弁は円形~卵円形。雄しべ20個。花柱は3~4個あり、基部に軟毛密生。萼筒は杯形で、はじめ褐色の軟毛あり。萼片は長さ1mmほどの三角形
- 開花期:5~7月
- 送粉方法:虫媒
果実
- 種類:ナシ状果(偽果)
- 形:直径5~6mmの球形。頂部に内側に曲がった萼片が残る
- 成熟期:9~10月、赤色
種子
- 形:長さ3~4.5mmの卵形または卵状楕円形
- 散布方法:動物(鳥)散布。果実は一度にたくさん熟すが、苦味成分や青酸配糖体を含み美味しくない。鳥は少しずつ食べて何度も来ることになり、種子は時間的にも空間的にも広くばらまかれることになる
冬芽
- 鱗芽
- 頂芽は長さ1.2~1.8cmの長楕円形で先端はとがる。芽鱗は2~4個、樹脂のために粘ることあり。側芽はやや小さい
葉痕
- 形:三日月形。葉柄の基部が残り隆起する
- 維管束痕:5個
用途
- 材:重硬・強靭で割れにくく、道具の柄や細工物の材料に用いられる
特記事項
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1711]
- 新牧野日本植物圖鑑:[1063]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-664P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[310P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上165]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
- 「読む」植物図鑑:[‐]





