ヒユ科イノコヅチ属
漢字:日陰猪子槌
別名:イノコヅチ(猪子槌)
名前の由来:
日陰に生えるイノコヅチ。
「イノコヅチ(猪子槌)」は、茶褐色のふくれた節をイノシシのかかと(膝のように見える部分)にたとえた。
葉:対生、節が太い
花:穂状花序、緑色、花の基部には小型の苞が1個と針状にとがった小苞が2個あり
花期:8~9月
果実:胞果、長楕円形(長さ2.5mm)、花被片に包まれる
習性:多年草
備考:[2-2789][438][野284P]
果実は針状の2個の小苞で動物の体などにくっついて運ばれる。
根を乾燥したものは生薬の「牛膝(ごしつ)」と呼び、利尿、強精に用いる。
「ヒナタイノコヅチ」との違い
| 生育場所 | 茎や葉の毛 | 小苞の基部の付属体 | 花 | |
| ヒカゲイノコヅチ | 林内、林縁、山野などの日陰 | 少ない | 大きい(約1mm) | まばらにつく(花穂が細く長い) |
| ヒナタイノコヅチ | 日当たりの良い原野や道端 | 全体的に多い | 小さい(約0.3〜0.5mm) | 密につく(花穂が太く短い) |



