基本情報
- 学名:Schizophragma hydrangeoides
- 科名・属名:アジサイ科イワガラミ属
- 漢字名:岩絡
名前の由来
- 気根(付着根)が岩や木に絡みついてはい上がる
生育地
- 山地の林縁や林間のギャップ、岩場など、やや明るい場所にふつう
樹形
- 落葉つる性木本
- 幹や枝から気根をだして他物をはい上がる
樹皮
- 割れ目は入るが、はがれ落ちることはない
葉
- 葉序:対生
- 葉形:広卵形、葉身長5~15cm
- 葉縁:粗鋸歯、先にいくほど鋸歯が大きくなる
- 葉質:表面は脈上に毛あり、裏面は帯白色、脈上に長い伏毛が密生、脈液に毛叢あり
- 葉柄:3~10cm、赤みを帯びることが多い
- におい:もむとキュウリのような青臭さあり
花
- 花性:雌雄同株/同花
- 花序:枝先に直径10~20cmの散房花序
- 花被:
- 装飾花:白色で、萼片が1個つく、長さ1.5~3.5cmの卵形で脈が目立つ
- 両性花:花筒は長さ約1.5mmの倒円錐形で、短毛が密生。花弁は白色で5個、先端はくっついたまま開かず開花時に脱落する。雄しべ10個。花柱1個、柱頭は頭状で4~5裂
- 開花期:6〜7月
- 送粉方法:虫媒
果実
- 種類:蒴果、熟すと稜間で裂開し種子がこぼれ落ちる
- 形:長さ5~7mmの倒円錐形、10個の稜あり、先端に花柱が残る
- 成熟期:9~10月
種子
- 数:多数
- 形:長さ3~3.5mmの線形、両端がとがる
- 散布方法:風散布
冬芽
- 鱗芽
- 頂芽は長さ3~4mmの卵形~円筒形、褐色の芽鱗にゆるく包まれる、芽鱗には灰白色~淡褐色の毛が密生、両側に頂生側芽がつく。側芽は頂芽より小さい
葉痕
- 形:逆三角形
- 維管束痕:3個
用途
- 新芽を摘んで、塩を一つまみ入れた熱湯に素早く潜らせ、冷水に取って食用としたり、新芽を茹でて和え物や味噌汁、揚げ物などにした
特記事項
- ツルアジサイとの違い
| 装飾花の萼片 | 葉の鋸歯 | 葉のにおい | 樹皮 | 葉痕 | 冬芽の芽鱗 | |
| イワガラミ | 1枚 | 粗い | 青臭い | 小さな割れ目ができる | 逆三角形 | 6枚 |
| ツルアジサイ | 4枚 | 細かい | なし | 縦にはがれる | 三日月形 | 4枚 |
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2882]
- 新牧野日本植物圖鑑:[1001]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-60P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[561P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下247]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
- 「読む」植物図鑑:[‐]
















