基本情報
- 学名:Deutzia crenata
- 科名・属名:アジサイ科ウツギ属
- 漢字名:空木
- 別名:ウノハナ(卯の花)
名前の由来
- 「ウツギ(空木)」は、枝(茎)が中空
- 「ウノハナ(卯の花)」は、卯月(旧暦4月)に花が咲く
生育地
- 日当たりのよい山野の川沿いや林縁
樹形
- 落葉低木
- 幹らしいものは作らずに枝葉を何本も株立ちで出して、藪のような樹形を作る(マント群落)
樹皮
- 灰褐色。短冊状にはがれる
葉
- 葉序:長い枝に対生、羽状複葉のように見える
- 葉形:卵状披針形、葉身長5~10cm
- 葉縁:微小鋸歯
- 葉質:両面に星状毛が密生、ざらつく
- 葉柄:2~7mm
花
- 花性: 両性花
- 花序:枝先に円錐花序、白色の花を多数下向きにつける
- 花被:花弁は5個、長さ1~1.2cmの長楕円形~倒披針形、外側に星状毛散生。雄しべ10個、花弁よりやや短い、花糸の両側に翼があり、上部は広がって、先端は歯牙状に鋭く突出。花柱3~4個、花弁とほぼ同長。萼筒は短い鐘形で長さ約2.5mm。萼片は5個、長さ2~2.5mmの卵状三角形、萼筒、萼片は灰白色を帯びる
- 花柄:長さ2~4mm。萼、花柄、花序の軸に星状毛密生
- 開花期:5〜6月
- 送粉方法:虫媒
果実
- 種類:蒴果、熟すと3~4裂
- 形:直径4~6mmの椀形、先端はややくぼみ、花柱が残る
- 成熟期:10~11月
種子
- 数:多数
- 形:長さ約2.5mmの長楕円形、片方に膜質の翼あり
- 色:褐色
- 散布方法:風散布
冬芽
- 鱗芽
- 長さ3~6mmの卵形~長卵形。4~5対の星状毛のある芽鱗に包まれる。枝先には仮頂芽が2個つく
葉痕
- 形:三日月形~浅いV字形
- 維管束痕:3個
用途
- 材は堅く粘り強く腐りにくいため、指物用の木釘(きくぎ)にする(製造販売されていないため、職人が自分で作る)
- 火おこしの棒に用いる(擦る板はヒノキ)。
- 材や葉を乾燥させたものは生薬名で「溲疏(そうじょ)」と呼び、利尿薬として用いる
特記事項
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2859]
- 新牧野日本植物圖鑑:[978]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-66P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[564P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下242]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[146P]
- 「読む」植物図鑑:[‐]












