基本情報
- 学名:Acer rufinerve
- 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
- 漢字名:瓜膚楓/瓜肌楓
名前の由来
- 「ウリハダ(瓜膚)」は、若い幹や枝の樹皮の緑色に黒い縦縞が入り、その様子がマクワウリ(真桑瓜)の未熟な果実の模様に似ている
- 「カエデ(楓)」は、イロハカエデの名前の由来参照
生育地
- 日本固有種
- 山地。やや湿気のある谷間やゆるやかな斜面、疎林内に多い
樹形
- 落葉高木
樹皮
- 若木は暗緑色に黒い縦縞が入り、菱形状の皮目が点在。老木は灰褐色で縦に浅く裂ける
葉
- 葉序:対生
- 葉形:五角形状で3~5浅裂。葉身長10~15cm。裂片は中央から基部側へいくほど小さくなる
- 葉縁:細重鋸歯
- 葉質:表面は葉脈が凹んでややシワ状、葉裏は脈上に赤褐色の毛があり特に脈液に多い
- 葉柄:2~6cm、上面に溝あり、緑色
花
- 花性: 雌雄異株(まれに同株)
- 花序:淡緑色~淡黄色の花が総状花序に10~15個つく、長さ5~10cmで褐色の軟毛あり
- 花被:花は直径8~10mm。雄花は雌花より大きい。花弁と萼片5個、花弁はへら形。花柄は長さ2~5mm
- 雄花:雄しべ8個
- 雌花:花柱はくるっとまるまる、子房には赤褐色の縮毛あり
- 開花期:5月頃、葉の展開と同時
- 送粉方法:虫媒
果実
- 種類:翼果
- 形:分果は長さ2.5~3cmで、赤褐色の縮毛あり。翼はほぼ直角に開き、種子の部分はまるくふくらむ
- 成熟期:7~10月
種子
- 散布方法:翼による風散布
冬芽
- 鱗芽
- 混芽
- 枝先に頂生側芽を伴った頂芽がつく。側芽は柄があり対生する。芽鱗は2対で外側の1対だけ見える、紅色または紫紅色。頂芽は長さ7~13mmの長卵形
葉痕
- 形:V字形またはU字形
- 維管束痕:3個
用途
特記事項
- 雄から雌に「性転換」することがある
- ホソエカエデとの葉の違い
| 葉裏の脈腋 | 葉柄 | |
| ウリハダカエデ | 三本脈のつけ根と主な葉脈の脇に褐色の軟毛あり | 緑色 |
| ホソエカエデ | 無毛、水かき状の膜がある | 赤色 |
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2381]
- 新牧野日本植物圖鑑:[1578]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-340P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[482P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下218]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[172, 173P]
- 「読む」植物図鑑:[2-143P]















