基本情報
- 学名:Ilex pedunculosa
- 科名・属名:モチノキ科モチノキ属
- 漢字名:冬青
名前の由来
- 葉柄が長くかたい葉が、風が吹くと葉が擦れ合って「ザワザワ」と音をたてる「戦(そよ)ぐ」説が有力、
- 他、草木染めに用いる「染め木」が転訛した説あり
生育地
- 山地の乾いた林内や林縁
樹形
- 常緑小高木
樹皮
- 灰褐色。なめらかで皮目が多い
葉
- 葉序:互生
- 葉形:卵状楕円形、葉身長4~8cm、先はとがる
- 葉縁:全縁、波打つ
- 葉脈:主脈が明色で目立つ
- 葉質:革質でかたい。両面無毛
- 葉柄:1~2cm
花
- 花性: 雌雄異株
- 花序:本年枝の葉腋から長い柄をだし、白色の花をつける
- 雄花:柄の長さ1~2cm、3~8個を散形状につける
- 雌花:柄の長さ3~4cm、1個(ときに2~3個)つく
- 花被:花は直径約4mm。花弁4~5個、広楕円形で長さ約2mm。萼片は小さい三角形で4~5個
- 雄花:雄しべ4~5個、雌しべは退化
- 雌花:退化した雄しべ、子房は球形で、花柱はほどんどなく、柱頭1個
- 開花期:6~7月
- 送粉方法:虫媒
果実
- 種類:核果、長さ3~4cmの長い果柄の先に1個、ときに2~3個
- 形:直径約8mmの球形
- 色:赤色
- 成熟期:10~11月
種子
- 数:核4個、中に種子1個
- 形:核は三角状卵形、長さ約6mm、表面なめらか
- 散布方法:動物(鳥)散布
冬芽
- 鱗芽
- 頂芽は長さ4~5mmの長卵形。側芽は小さい
葉痕
用途
- 材:緻密でかたく、櫛や器具材、そろばん玉、ギターの象嵌などに用いる
- 枝葉:多くのタンニンを含むため、草木染めでは褐色~黄色の染料として用いる
- 樹皮:水にさらして臼でつき砕き、水洗してゴム状の鳥もちを採った
- サカキが生育しない寒冷な土地では、神事のサカキの代用として用いる
特記事項
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[2-3680]
- 新牧野日本植物圖鑑:[1626]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-468P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[715P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下313]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[182P]
- 「読む」植物図鑑:[1-153P]











