基本情報
- 学名:Lithocarpus edulis
- 科名・属名:ブナ科マテバシイ属
- 漢字名:馬刀葉椎
- 別名:サツマジイ/マタジイ
名前の由来
- 「マテバ(馬刀葉)」は、九州に先端のとがった槍鉋(やりかんな)でマテという刃物があり、これに葉の形が似ている説、
- 果実の味がクリやシイのようにおいしくないので「待てば椎の味になる」説など諸説あり
- 「シイ(椎)」は、スダジイの名前の由来参照
生育地
- 日本固有種
- 沿海地、もともとの自生地は九州や沖縄といわれている
樹形
- 常緑高木
樹皮
- 灰黒色でなめらか。縦に白い筋が入る
葉
- 葉序:互生、枝先に集まってつく
- 葉形:長楕円形。葉身長10~20cm。先端は突き出て鈍い
- 葉縁:全縁
- 葉脈:10~13対
- 葉質:厚い革質。裏面は褐色を帯びた淡緑色で光沢あり
- 葉柄:1~2.5cm
花
- 花性: 雌雄同株/異花
- 花序:
- 雄花序:新枝の下部の葉腋から数個が斜上、長さ5~9cm
- 雌花序:新枝の上部の葉腋から斜上、長さ5~9cm、雌花が1~3個つく。上部に雄花がつくこともある
- 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
- 雄花:苞のわきに1~3個ずつつく。苞は褐色で長さ1mmほど。花被は皿状で6裂。雄しべ12個。花糸は長さ4mmほど、花被の外にとびだす
- 雌花:直径1cmほどの総苞に包まれる。花柱は円柱形で3個
- 開花期:6月
- 送粉方法:虫媒。タケノコをゆでた時のような強いにおいあり
果実
- 種類:堅果
- 形:長さ1.5~2.5cmの長楕円形。底は少し凹む
- 殻斗:鱗片が瓦重ね状に並ぶ
- 成熟期:翌年の秋(10月頃)。6月から秋にかけては、1年目の果実(雌花からあまり変化なし)と2年目の果実(かなり熟している)を同時に見れる
- 食用:可。タンニンが少なく渋味がないのでそのままでも食べられる
種子
- 1個
- 散布方法:重力散布または動物(貯食)散布
冬芽
- 鱗芽
- 球形または卵形。つやのある黄緑色の芽鱗に包まれる
葉痕
- 形:?
- 維管束痕:?
用途
特記事項
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1968]
- 新牧野日本植物圖鑑:[158]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-268P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[378P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下189]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[112P]
- 「読む」植物図鑑:[‐]

















