基本情報
- 学名:Alnus maximowiczii
- 科名・属名:カバノキ科ハンノキ属
- 漢字名:深山榛の木
名前の由来
- 山に生える「ハンノキ」
- 「ハンノキ(榛の木)」は、ハンノキの名前の由来参照
生育地
- 本州では亜高山帯から高山帯
樹形
- 落葉低木~高木(森林限界付近では低木)
樹皮
- 暗褐色でざらつき、皮目が多い
葉
- 葉序:互生
- 葉形:広卵形、葉身長5~10cm
- 葉縁:細重鋸歯
- 葉脈:側脈8~12対、裏面で隆起
- 葉質:裏面は脈液に褐色の毛叢あり。若葉は粘液が出て、粘りとにおいあり(ヤシャブシ類の特徴)
- 葉柄:1~3cm
花
- 花性: 雌雄同株/異花
- 花序:
- 雄花序:枝先に2~3個下垂、長さ4~5cm
- 雌花序:短い柄があり、雄花序の下方に2~数個直立
- 花被:単花被花(花冠なし雄花に萼のみ)
- 雄花:苞のわきに3個つく
- 雌花:苞のわきに2個つく。花柱は紅色で2裂
- 開花期:5~7月、葉の展開と同時
- 送粉方法:風媒
果実
- 種類:堅果が集まった複合果
- 形:果穂は長さ1~1.5cmの広楕円形
- 果鱗:長さ4~5mmの扇形
- 成熟期:10~11月
種子
- 数:堅果は2個、果鱗の内側につく
- 形:堅果は長さ約3mmの長楕円形、頂部に花柱が残り、両側に幅約1.3mmの翼あり
- 散布方法:翼による風散布、堅果は風に飛ばされるが、果鱗は果軸に残る
冬芽
- 鱗芽
- 長さ1~1.5cmの長卵形。芽鱗は2個。表面は粘る。ヤシャブシの仲間のため、先はとがり、柄はない
葉痕
- 形:三角形
- 維管束痕:3個
用途
特記事項
- 葉形がハンノキ類に似ているのでハンノキの名がついているが、ヤシャブシの仲間
- ハンノキ属の根粒菌(放線菌)による窒素固定
- ハンノキの特記事項参照
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2000]
- 新牧野日本植物圖鑑:[133]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-164P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[395P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下195]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
- 「読む」植物図鑑:[‐]



