基本情報
- 学名:Betula grossa
- 科名・属名:カバノキ科カバノキ属
- 漢字名:水芽
- 別名:アズサ/ヨグソミネバリ
名前の由来
- 樹皮や太い枝が傷つくと水のような樹液がしみ出る
生育地
- 日本固有種
- 丘陵~山地
樹形
- 落葉高木
樹皮
- 灰褐色または暗褐色でなめらか。横長の皮目あり。サクラの樹皮に似ている。老木は裂けてはがれる
葉
- 葉序:今年のびた長枝で互生、2年枝から短枝で1対つく(カバノキ属)
- 葉形:卵形、葉身長6~13cm
- 葉縁:鋭重鋸歯
- 葉脈:8~14対、表面で凹み、裏面に隆起
- 葉質:裏面は脈上に毛あり
- 葉柄:1~3.5cm
花
- 花性: 雌雄同株/異花
- 花序:
- 雄花序:枝先に下垂、長さ5~7cm
- 雌花序:円柱形の短枝の先に直立、松かさ状
- 花被:単花被花(花冠なし萼は雄花にあり)
- 雄花:苞のわきに3ずつつく、花糸2裂
- 雌花:苞のわきに3個ずつつく、苞のふちに白毛あり、花柱は紅色で2裂
- 開花期:4月、葉の展開と同時
- 送粉方法:風媒
果実
- 種類:堅果が集まった複合果
- 形:果穂は長さ2~4cm、幅1.5cmほどの楕円形で上向き
- 果鱗:長さ7~8mm、ふちに微細な毛あり、上部は3裂
- 成熟期:10月
種子
- 数:堅果は3個、果鱗の内側につく
- 形:堅果は長さ3mmほどの扁平な広倒卵形で、頂部に花柱が残り、両側に翼あり、翼の幅は本体の1/2以上
- 散布方法:翼による風散布
冬芽
- 雄花序の冬芽は芽鱗がなく、裸出したまま冬を越す(カバノキ属)
- 長さ6~8mmの卵形。先はとがる。芽鱗4個
葉痕
- 形:三角形~半円形
- 維管束痕:3個?
用途
- 材:重硬で肌目が緻密で美しく、弾力性に富んで割れにくく、狂いが少なく、加工性がよいため、家具材など多方面に用いられる。昔は弓材にも用いた
特記事項
- 樹皮を傷つけるとサロメチール(サルチル酸メチル)のにおいあり
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1990]
- 新牧野日本植物圖鑑:[123]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-148P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[386P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下197]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
- 「読む」植物図鑑:[5-48P]









