【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • マンリョウ Ardisia crenata

    サクラソウ科ヤブコウジ属
    漢字:万両
    名前の由来:
    カラタチバナを漢名で「百両金」と書くため、よく似た植物でより実の美しいセンリョウを「千両」、それより趣のあるマンリョウを「万両」とした説、
    カラタチバナの園芸品種が江戸時代に非常で高価で、百両以下では手に入れられない「百両金」と名づけ、これに準じて実の量が多いマンリョウを「万両」とした説あり。
    樹形:常緑低木
    葉:互生
    花:両性花、散形花序、白色
    花期:7~8月
    果実:核果、赤色
    果期:10月頃熟し、翌年の2月頃まで残る
    備考:
    江戸時代の植物ブームで、万両を出す価値があると鑑賞用に流通していた人気植物。センリョウ(千両)、カラタチバナ(百両)、ヤブコウジ(十両)、アリドオシ(一両)と続き、冬に赤い実のなる「千両、万両、有り通し」の語呂合わせで植えると金運に恵まれるとされ、庭先に植えられたり、正月飾りに用いる。

    マンリョウ
    20211103_その他
    マンリョウ
    20211103_その他
    マンリョウ
    20211114_その他
    マンリョウ
    20240303_高山・市民の森
  • マンサク Hamamelis japonica

    マンサク科マンサク属
    漢字:満作
    名前の由来:
    早春に他の木の花に先駆けて花が咲くので「まず咲く」説、
    枝に花をたくさん咲かせる様子から「豊年満作」説あり。
    樹形:落葉小高木
    葉:互生
    花:両性花、黄色
    花期:3月頃
    果実:蒴果、2裂して光沢のある黒色の種子をはじき飛ばす
    果期:9~10月
    備考:
    日本固有種。
    葉は枯れても落ちにくく、春まで着いているものあり。
    材(枝)は極めて強靭で、薪や柴などを縛るのに縄の代わりに用いた。

    マンサク
    20220613_高山・市民の森
    マンサク
    20220613_高山・市民の森
    マンサク
    20220613_高山・市民の森
    マンサク
    20230702_高山・市民の森
    マンサク
    20230702_高山・市民の森
    マンサク
    20230702_高山・市民の森
    マンサク
    20240303_高山・市民の森
    マンサク
    20240303_高山・市民の森
    マンサク
    20240303_高山・市民の森
    マンサク
    20240303_高山・市民の森
    マンサク
    20250309_高山・市民の森
    マンサク
    20250309_高山・市民の森
    マンサク
    20250309_高山・市民の森
  • マルバノキ Disanthus cercidifolius

    マンサク科マルバノキ属
    漢字:丸葉の木
    別名:ベニマンサク(紅満作)
    名前の由来:
    葉が丸い。
    「ベニマンサク(紅満作)」は、花の色が紅色で形がマンサクの花に似る。
    樹形:落葉低木
    葉:互生、花期に紅葉
    花:両性花、暗紅紫色、背中合わせに2個、ドクダミに似たにおいあり
    花期:10~11月
    果実:蒴果、腎臓形、暗褐色、種子は黒色、熟すと2裂して種子を弾き飛ばす
    果期:花の咲いた翌年の秋
    備考:
    日本固有種。
    本州中部地方以西、四国に自生。
    落葉樹ではめずらしく、秋の落葉して休眠する時期に、紅葉しながら花を咲かせる。

    マルバノキ
    20241110_高山・市民の森
    マルバノキ
    20241110_高山・市民の森
    マルバノキ
    20241110_高山・市民の森
    マルバノキ
    20241110_高山・市民の森
    マルバノキ
    20250309_高山・市民の森
    マルバノキ
    20250309_高山・市民の森
    マルバノキ
    20250412_高山・市民の森
    マルバノキ
    20250412_高山・市民の森
  • マルバウツギ Deutzia scabra

    アジサイ科ウツギ属
    漢字:丸葉空木
    名前の由来:
    「マルバ(丸葉)」は、葉の形がウツギより円い。
    「ウツギ(空木)」は、ウツギの名前の由来参照。
    樹形:落葉低木
    葉:対生
    花:両性花、円錐花序、白色
    花期:4~6月
    果実:蒴果
    果期:10~11月
    備考:
    株立ちし枝を分ける。
    全体に星状毛を密生する。
    花序をつける枝の葉は無柄。

    マルバウツギ
    20220515_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20220515_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20220515_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20220515_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20220515_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20220515_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20230423_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20230423_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20230423_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20250105_朝鮮岩
    マルバウツギ
    20250105_朝鮮岩
  • マルバアオダモ Fraxinus sieboldiana

    モクセイ科トネリコ属
    漢字:丸葉青梻
    名前の由来:
    「マルバ(丸葉)」は、葉の形ではなく、葉縁の鋸歯が低く不明慮。
    「アオダモ(青梻)」は、アオダモの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:対生、奇数羽状複葉
    花:雌雄異株(雄株と両性花)、円錐花序、白色
    花期:4~5月
    果実:翼果
    果期:10~11月
    備考:
    アオダモの備考参照。
    アオダモとの違い>
    葉の鋸歯が低く不明瞭だが、アオダモは明瞭。
    若枝、葉軸、花軸などに微細な粉状毛あり。
    基部の小葉が特に丸みが強く小型。

    マルバアオダモ
    20230702_高山・市民の森
    マルバアオダモ
    20230702_高山・市民の森
    マルバアオダモ
    20230702_高山・市民の森
    マルバアオダモ
    20240608_遊木の森
    マルバアオダモ
    20240608_遊木の森
    マルバアオダモ
    20240608_遊木の森
  • マユミ Euonymus sieboldianus

    ニシキギ科ニシキギ属
    漢字:真弓、檀
    名前の由来:古くから弓の材料にされたので本当の意味の「真」をつけた説など諸説あり。
    樹形:落葉小高木
    葉:対生
    花:両性花、集散花序、緑白色
    花期:5~6月
    果実:蒴果、淡紅色で4裂して赤い仮種皮の種子を4個出す
    果期:10~11月
    備考:
    ニシキギ科の葉は、鋸歯が細かく、先はかぎ状。
    マユミの枝には四稜があるが、ニシキギのような翼はない。
    マユミやツリバナの材はコケシや将棋の駒、寄木、象嵌細工、印材などに用いた。
    マユミの美しい艶のある枝は、強靭で粘り強く曲げ易いため、雪国では道具の柄や輪カンジキ材に用いた。
    マユミやツリバナの葉は山菜として食べられ、若芽を茹でておひたしや和え物にした。
    ヤユミの樹皮(内皮)を漉いた和紙を高級紙の「檀紙(だんし)」または「陸奥紙(みのくがみ)」と呼んだ。
    マユミやツリバナの種子を包む橙赤色の仮種皮にはアルカイド成分を含み、人には有毒。口にすると少量でも嘔吐や下痢をし、大量に摂取すると筋肉麻痺、心臓発作を引き起こす。
    <マユミの仲間の蒴果の違い>

    マユミ4つの稜あり4裂する
    ツリバナ丸く5裂する
    オオツリバナ5つの稜あり
    ヒロハツリバナ4つの張り出た翼あり4裂する
    マユミ
    20221013_しらびそ高原
    マユミ
    20221013_しらびそ高原
    マユミ
    20230607_遊木の森
    マユミ
    20230607_遊木の森
    マユミ
    20230607_遊木の森
    マユミ
    20230607_遊木の森
    マユミ
    20230619_富士山こどもの国
    マユミ
    20230619_富士山こどもの国
    マユミ
    20230619_富士山こどもの国
    マユミ
    20231101_清里自然歩道
    マユミ
    20240218_遊木の森
    マユミ
    20240218_遊木の森
    マユミ
    20240218_遊木の森
    マユミ
    20240511_遊木の森
    マユミ
    20240511_遊木の森
    マユミ
    20240511_遊木の森
    マユミ
    20250309_高山・市民の森
    マユミ
    20250309_高山・市民の森
  • マメザクラ Prunus incisa

    バラ科サクラ属
    漢字:豆桜
    別名 フジザクラ(富士桜)
    名前の由来:
    ほかのサクラに比べて、葉も花も小さい。
    「フジザクラ(富士桜)」は、箱根から伊豆半島、富士山麓周辺に多く分布。
    樹形:落葉小高木
    葉:互生、欠刻状の重鋸歯
    花:両性花、散形花序、淡紅色
    花期:3月下旬~5月上旬
    果実:核果、黒色
    果期:6月
    備考:
    葉の基部に蜜腺あり。
    果実は甘く食べられる。

    マメザクラ
    20230619_富士山こどもの国
    マメザクラ
    20230619_富士山こどもの国
    マメザクラ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    マメザクラ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    マメザクラ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    マメザクラ
    20250407_朝霧高原
    マメザクラ
    20250407_朝霧高原
    マメザクラ
    20250407_朝霧高原
    マメザクラ
    20250416_朝霧高原
    マメザクラ
    20250416_朝霧高原
    マメザクラ
    20250416_朝霧高原
  • マメグミ Elaeagnus montana

    グミ科グミ属
    漢字:豆茱萸
    名前の由来:
    「マメ(豆)」は、果実が小さい。
    「グミ(茱萸)」は、ツルグミの名前の由来参照。
    樹形:落葉低木
    葉:互生、葉先は伸び葉縁は波打つ
    花:両性花、単花被花(花冠なし萼のみ)、白色→黄色
    花期:6~7月
    果実:液果状の偽果、赤色
    果期:7~9月
    備考:
    日本固有種。
    萼筒内側に鱗片が多い。
    グミ属については、ツルグミの備考参照。

    マメグミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    マメグミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    マメグミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    マメグミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    マメグミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    マメグミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • マテバシイ Lithocarpus edulis

    ブナ科マテバシイ属
    漢字:馬刀歯椎
    名前の由来:
    「マテバ(馬刀歯)」は、九州に先端の尖った槍鉋(やりかんな)でマテという刃物があり、これに葉の形が似ている説が有力、
    果実の味がクリやシイのようにおいしくないので「待てば椎の味になる」説もあり。
    「シイ(椎)」は、スダジイの名前の由来参照。
    樹形:常緑高木
    葉:互生
    花:雌雄同株
    花期:6月
    果実:堅果
    果期:翌年の秋(10月頃)
    備考:
    日本固有種。
    虫媒花。開花時は、タケノコをゆでた時のような強い臭いがある。
    果実は、渋味がなくそのまま食べられる。

    マテバシイ
    20211018_城北公園
    マテバシイ
    20211018_城北公園
    マテバシイ
    20211018_城北公園
    マテバシイ
    20220801_県立美術館
    マテバシイ
    20220801_県立美術館
    マテバシイ
    20220801_県立美術館
    マテバシイ
    20241028_県立美術館
    マテバシイ
    20241125_佐鳴湖
    マテバシイ
    20250309_高山・市民の森
    マテバシイ
    20250309_高山・市民の森
    マテバシイ
    20250309_高山・市民の森
  • マツバウンラン Nuttallanthus canadensis

    オオバコ科マツバウンラン属
    漢字:松葉海蘭
    名前の由来:
    葉の形が松葉、花が「ウンラン」に似ている説あり。
    「ウンラン(海蘭)」は、海の蘭?
    葉:茎葉は互生
    花:総状花序、唇形花、青紫色
    花期:5~7月?
    果実:蒴果
    習性:1年草
    備考:北アメリカ原産の外来種。

    マツバウンラン
    20240410_吉田川
    マツバウンラン
    20240421_遊木の森
    マツバウンラン
    20240421_遊木の森