キク科アザミ属
漢字:富士薊
名前の由来:
「フジ(富士)」は、富士山麓に多く生える。
「アザミ(薊)」は、ノアザミの名前の由来参照。
葉:茎葉は互生、根生葉はとげが多い
花:筒状花の集まった頭状花序、紅紫色、下向き
花期:8~10月
習性:多年草
備考:
頭花は直径10cmにもなる。
根は食用になる。
投稿者: kona
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フジアザミ Cirsium purpuratum
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フジ Wisteria floribunda
マメ科フジ属
漢字:藤
別名:ノダフジ(野田藤)
名前の由来:花びらが風に吹かれ舞い散る様子から「吹き散る」が転訛したなど諸説あり。
樹形:蔓性落葉木本、左巻き(ネジと同一方向として)
葉:互生、奇数羽状複葉
花:両性花、総状花序、蝶形花、紫色、下垂、芳香あり
花期:5月
果実:豆果、熟すと2裂し種子をはじき飛ばす、種子は茶褐色
果期:10~12月
備考:
種子は、昔、おはじきに使った。
種子は、炒って食べると美味しいが、下剤にもなるので食べすぎに注意。
古い茎や枝にこぶ状の「藤瘤(ふじこぶ)」ができ、粉末にしたものは、胃がんの制癌剤に用いる。 -
フサザクラ Euptelea polyandra
フサザクラ科フサザクラ属
漢字:総桜/房桜
名前の由来:
「フサ(総/房)」は、花が枝に房状に密生する。
「ザクラ(桜)」は、樹皮がヤマザクラに似ている。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:両性花、無花被花(萼と花冠なし)、紅紫色
花期:3~4月
果実:翼果、黄褐色
果期:10月頃
備考:
日本固有種。
両性花では数少ない風媒花。
崩壊地などの裸地に最初に侵入する先駆樹種(パイオニアツリー)の代表。成長が早く、水害などにあっても根元から萌芽して株を維持し続ける。
乾燥させた葉には、血圧降下作用や抗菌作用があり、健康茶として飲用する。
材は弾力があり、昔は舟の櫓や櫂、建具、薪炭に用いた。 -
ビワ Eriobotrya japonica
バラ科ビワ属
漢字:枇杷
名前の由来:果実あるいは葉の形が弦楽器の琵琶に似ている(琵琶も昔は枇杷の文字だった)。
樹形:常緑小高木
葉:互生
花:両性花、円錐花序、白色、芳香あり。
花期:11月~1月
果実:ナシ状果、黄橙色
果期:5~6月
備考:
花は冬に咲く鳥媒花だが、自家受粉も可能。
枝葉は春、夏、秋と年三回の伸長成長する。
実は食用。
材は弾力があり木目が美しいため櫛材や印材、木刀、杖などに用いた。
葉は生薬「枇杷葉(びわよう)」として、あせも、打ち身・捻挫、咳止め、暑毛(しょっき)あたり、胃腸病などに用いる。種子を乾燥させたものは生薬「枇杷仁(びわにん)」として、鎮咳・鎮静剤に用いる。 -
ヒヨドリバナ Eupatorium chinense
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ヒュウガミズキ Corylopsis pauciflora
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ヒメユズリハ Daphniphyllum teijsmannii