【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • フジアザミ Cirsium purpuratum

    キク科アザミ属
    漢字:富士薊
    名前の由来:
    「フジ(富士)」は、富士山麓に多く生える。
    「アザミ(薊)」は、ノアザミの名前の由来参照。
    葉:茎葉は互生、根生葉はとげが多い
    花:筒状花の集まった頭状花序、紅紫色、下向き
    花期:8~10月
    習性:多年草
    備考:
    頭花は直径10cmにもなる。
    根は食用になる。

    フジアザミ
    20240724_富士山太郎坊周辺
    フジアザミ
    20240724_富士山太郎坊周辺
    フジアザミ
    20240724_富士山太郎坊周辺
  • フジ Wisteria floribunda

    マメ科フジ属
    漢字:藤
    別名:ノダフジ(野田藤)
    名前の由来:花びらが風に吹かれ舞い散る様子から「吹き散る」が転訛したなど諸説あり。
    樹形:蔓性落葉木本、左巻き(ネジと同一方向として)
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:両性花、総状花序、蝶形花、紫色、下垂、芳香あり
    花期:5月
    果実:豆果、熟すと2裂し種子をはじき飛ばす、種子は茶褐色
    果期:10~12月
    備考:
    種子は、昔、おはじきに使った。
    種子は、炒って食べると美味しいが、下剤にもなるので食べすぎに注意。
    古い茎や枝にこぶ状の「藤瘤(ふじこぶ)」ができ、粉末にしたものは、胃がんの制癌剤に用いる。

    フジ
    20220801_県立美術館
    フジ
    20220801_県立美術館
    フジ
    20230804_県立美術館
    フジ
    20230804_県立美術館
    フジ
    20230804_県立美術館
    フジ
    20231031_山梨・健康の森
    フジ
    20231031_山梨・健康の森
  • フサザクラ Euptelea polyandra

    フサザクラ科フサザクラ属
    漢字:総桜/房桜
    名前の由来:
    「フサ(総/房)」は、花が枝に房状に密生する。
    「ザクラ(桜)」は、樹皮がヤマザクラに似ている。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:両性花、無花被花(萼と花冠なし)、紅紫色
    花期:3~4月
    果実:翼果、黄褐色
    果期:10月頃
    備考:
    日本固有種。
    両性花では数少ない風媒花。
    崩壊地などの裸地に最初に侵入する先駆樹種(パイオニアツリー)の代表。成長が早く、水害などにあっても根元から萌芽して株を維持し続ける。
    乾燥させた葉には、血圧降下作用や抗菌作用があり、健康茶として飲用する。
    材は弾力があり、昔は舟の櫓や櫂、建具、薪炭に用いた。

    フサザクラ
    20230702_高山・市民の森
    フサザクラ
    20230702_高山・市民の森
    フサザクラ
    20230702_高山・市民の森
    フサザクラ
    20230702_高山・市民の森
    フサザクラ
    20231101_清里自然歩道
    フサザクラ
    20231101_清里自然歩道
    フサザクラ
    20231101_清里自然歩道
  • フウトウカズラ Piper kadzura

    コショウ科コショウ属
    漢字:風藤葛
    名前の由来:日本には生えていない「風藤」に似ている説あり。
    樹形:蔓性常緑木本
    葉:互生
    花:雌雄異株、穂状花序、無花被花(萼と花冠なし)、黄色
    花期:4~5月
    果実:液果、赤色
    果期:11~3月
    備考:節間からは気根(付着根)を出さず、節部からだけ出す。

    フウトウカズラ
    20230409_その他
    フウトウカズラ
    20230409_その他
  • フウ Liquidambar formosana

    フウ科フウ属
    漢字:楓
    別名:タイワンフウ(台湾楓)
    名前の由来:中国の漢名「楓」の音読み。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄同株、頭状花序、無花被花(萼と花冠なし)
    花期:4月頃
    果実:蒴果が集まった集合果、褐色
    果期:10~11月
    備考:
    中国、台湾原産。
    樹脂は芳香があり、漢方で「楓香脂(ふうこうし)」と呼び、解毒、止痛、止血、結核などの薬に用いられる。

    フウ
    20211018_城北公園
    フウ
    20211018_城北公園
  • ビワ Eriobotrya japonica

    バラ科ビワ属
    漢字:枇杷
    名前の由来:果実あるいは葉の形が弦楽器の琵琶に似ている(琵琶も昔は枇杷の文字だった)。
    樹形:常緑小高木
    葉:互生
    花:両性花、円錐花序、白色、芳香あり。
    花期:11月~1月
    果実:ナシ状果、黄橙色
    果期:5~6月
    備考:
    花は冬に咲く鳥媒花だが、自家受粉も可能。
    枝葉は春、夏、秋と年三回の伸長成長する。
    実は食用。
    材は弾力があり木目が美しいため櫛材や印材、木刀、杖などに用いた。
    葉は生薬「枇杷葉(びわよう)」として、あせも、打ち身・捻挫、咳止め、暑毛(しょっき)あたり、胃腸病などに用いる。種子を乾燥させたものは生薬「枇杷仁(びわにん)」として、鎮咳・鎮静剤に用いる。

    ビワ
    20220312_花沢山
    ビワ
    20220312_花沢山
  • ヒロハツリバナ Euonymus macropterus

    ニシキギ科ニシキギ属
    漢字:広葉吊花
    名前の由来:
    葉が広い「ツリバナ」。
    「ツリバナ(吊花)」は、ツリバナの名前の由来参照。
    樹形:落葉小高木
    葉:対生
    花:両性花、集散花序、黄緑色
    花期:6~7月
    果実:蒴果、発達した翼が4個あり、紅色に熟すと4裂し橙赤色の仮種皮に包まれた種子を出す
    果期:9~10月
    備考:
    標高1000~2000mの山地に生える。
    マユミの備考参照。

    ヒロハツリバナ
    20241121_大室山ブナ林
    ヒロハツリバナ
    20241121_大室山ブナ林
    ヒロハツリバナ
    20241121_大室山ブナ林
    ヒロハツリバナ
    20241121_環境省生物多様性センター
    ヒロハツリバナ
    20241121_環境省生物多様性センター
  • ヒヨドリバナ Eupatorium chinense

    キク科ヒヨドリバナ属
    漢字:鵯花
    名前の由来:ヒヨドリ(鵯)が山から里に下りてきて鳴く頃に花が咲く。
    葉:対生
    花:筒状花の集まった頭状花序、白色(淡紫色もあり)
    花期:8~10月
    果実:瘦果
    習性:多年草
    備考:
    無性生殖型と有性生殖型あり。無性生殖型はジェミニウイルスに感染されることが多く葉に黄斑が入る。有性生殖型はウイルスが侵入しても感染することは少ない。
    フジバカマヨツバヒヨドリサワヒヨドリとの葉の違い>

    葉形葉序葉柄
    ヒヨドリバナ切り込みなし対生あり
    フジバカマ深く3裂対生あり
    ヨツバヒヨドリ切り込みなし3~4枚輪生あり
    サワヒヨドリ切り込みなし対生なし
    ヒヨドリバナ
    20240918_箱根湿生花園
    ヒヨドリバナ
    20240918_箱根湿生花園
    ヒヨドリバナ
    20240918_箱根湿生花園
  • ヒュウガミズキ Corylopsis pauciflora 

    マンサク科トサミズキ属
    漢字:日向水木
    名前の由来:
    「ヒュウガ(日向)」は、日向の国(宮崎県北部)にはほとんど自生していない(本州の石川県~兵庫県の日本海側に自生)。
    トサミズキなどに比べて花数が少ないため「ヒメミズキ(姫ミズキ)」が転訛した説、
    明智日向守光秀(あけちひゅうがのかみみつひで)の所領だった丹波地方(京都北部) に多く自生していた説など諸説あり。
    「ミズキ(水木)」は、葉がミズキに似ている説あり。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、穂状花序、黄色
    花期:3~4月
    果実:蒴果、種子は黒色
    果期:10~11月
    備考:
    トサミズキとの違い>
    トサミズキの備考参照。

    ヒュウガミズキ
    20240911_箱根湿生花園
    ヒュウガミズキ
    20240911_箱根湿生花園
    ヒュウガミズキ
    20240911_箱根湿生花園
  • ヒメユズリハ Daphniphyllum teijsmannii

    ユズリハ科ユズリハ属
    漢字:姫譲葉
    名前の由来:
    葉が小さい「ユズリハ」。
    「ユズリハ(譲葉)」は、ユズリハの名前の由来参照。
    樹形:常緑高木
    葉:互生
    花:雌雄異株、総状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)
    花期:5~6月
    果実:核果、紫黒色
    果期:12~1月
    備考:ユズリハの備考参照。

    ヒメユズリハ
    20211018_城北公園
    ヒメユズリハ
    20211018_城北公園
    ヒメユズリハ
    20211026_駿府城公園
    ヒメユズリハ
    20211026_駿府城公園
    ヒメユズリハ
    20220619_遊木の森
    ヒメユズリハ
    20220619_遊木の森
    ヒメユズリハ
    20231023_県立森林公園
    ヒメユズリハ
    20231023_県立森林公園
    ヒメユズリハ
    20240310_朝鮮岩・満観峰
    ヒメユズリハ
    20240310_朝鮮岩・満観峰
    ヒメユズリハ
    20241125_佐鳴湖
    ヒメユズリハ
    20241125_佐鳴湖