【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • エゴノキ

    基本情報

    • 学名:Styrax japonicus
    • 科名・属名:エゴノキ科エゴノキ属
    • 漢字名:蘞の木
    • 別名:チシャノキ/ロクロギ(轆轤木)

    名前の由来

    • 果実は果皮にサポニンを含み、味が非常にえごい(えぐい)
    • 「ログロギ(轆轤木)」は、材は白く粘りがあり、和傘の轆轤(ろくろ)に用いられた

    生育地

    • 山麓の雑木林や山地の谷間。小川のほとりなど

    樹形

    • 落葉小高木
    • 根元から「ひこばえ」と呼ばれる萌芽を出して株立ちしていることが多い

    樹皮

    • 暗褐色で縦に細かい筋が入る。老木は縦に浅く裂けてはがれる

    • 葉序:互生
    • 葉形:菱形状の卵形、葉身長4~11cm
    • 葉縁:鈍低鋸歯または全縁
    • 葉脈:側脈は3~5対
    • 葉質:表面は無毛、裏面は脈液に毛叢が残る
    • 葉柄:0.3~1cm
    • 紅葉:黄葉
    • その他:若葉の裏面や葉柄には淡褐色の星状毛が目立つが、のちに落ちる

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:新枝の先に白色の花が1~6個垂れ下がってつく、花柄の長さ2~3cm
    • 花被:花冠は直径約2.5cm、5深裂し、外面には星状毛あり。雄しべ10個、花冠より短い、葯は黄色。雌しべは雄しべより長い。萼は緑色で、5裂して杯状
    • 開花期:5~6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:蒴果
    • :長さ1cmほどの卵球形、はじめ灰白色で表面に星状毛が密生
    • 成熟期:8~9月、縦に裂けて種子をだす

    種子

    • :1個
    • :褐色
    • 散布方法:重力散布または動物(貯食)散布(ヤマガラなど)

    冬芽

    • 裸芽
    • 長さ1~3mmの長卵形。淡褐色先はまるく、表面に星状毛が密生側芽の基部に副芽がつく(親亀の背中に子亀が乗ったようにみえる)

    葉痕

    • :半円形
    • 維管束痕:1個

    用途

    • 果皮のサポニン:泡立ちがよく洗剤の代用にしたり、かつては「魚毒」とした
    • 和傘の轆轤(ろくろ)⇒「名前の由来」参照

    特記事項

    • 果実はえぐ味があり不食だが、種子は脂肪分が多くヤマガラの好物
    • エゴノネコアシ(虫えい)
      • エゴノネコアシアブラムシが、枝先に蓮華状のエゴノネコアシと呼ばれるの虫えいをつくる。「エゴ五倍子(ごふし)」と呼ばれ、タンニンを含むため、染料やインキ製造に用いられた

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2995]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[2266]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-198P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[597P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下260]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[200P]
    • 「読む」植物図鑑:[1-58P]

    写真

    エゴノキ
    20230702_高山・市民の森
    エゴノキ
    20230702_高山・市民の森
    エゴノキ
    20230702_高山・市民の森
    エゴノキ
    20240428_高山・市民の森
    エゴノキ
    20240428_高山・市民の森
    エゴノキ
    20240428_高山・市民の森
    エゴノキ
    20240517_竜爪山
    エゴノキ
    20240517_竜爪山
    エゴノキ
    20240517_竜爪山
    エゴノキ
    20250309_高山・市民の森
    エゴノキ
    20250309_高山・市民の森
    エゴノキ
    20250309_高山・市民の森
    エゴノキ
    20250427_高山・市民の森
  • ウワミズザクラ

    基本情報

    • 学名:Padus grayana
    • 科名・属名:バラ科ウワミズザクラ属
    • 漢字名:上溝桜
    • 古名:ハハカ

    名前の由来

    • 「上溝」の「溝」はカメの甲羅(亀甲)に線状に彫った溝を指し、ウワミズザクラを薪として燃やし、その上で亀甲を焼いて裂け方で吉凶を占った説あり。占い方法には諸説あり
    • ウワミズは、ウワミゾが転訛した

    生育地

    • 日当たりのよい谷間や沢の斜面など

    樹形

    • 落葉高木
    • 枝の伸び方
      • 前年の葉痕に接して冬芽ができ、そこからシュートが伸びる。当年に伸びた小枝の多くは落葉後に落枝するため、これをくり返して枝が節くれ立つ

    樹皮

    • 若木は紫色を帯びた褐色。成木は暗紫褐色。横に長い皮目あり
    • 樹皮や小枝を傷つけると(ベンズアルデヒドによる)特異なにおいあり

    • 葉序:互生
    • 葉形:楕円形、葉身長8~12cm、先は尾状にとがる
    • 葉縁:芒状の細鋸歯
    • 葉脈:表面で凹み裏面でやや突出
    • 葉質:両面無毛かまれに裏面脈上に毛あり。しっとり柔らかな感触あり
    • 葉柄:0.6~1cm
    • その他:目立たない蜜腺が基部に一対ある場合あり

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:新枝の先に、長さ8~15cmの総状花序(ブラシ状)をだし、白色の花を多数つける。下に葉が3~5個つく
    • 花被:花は直径約6mm。花弁5個、長さ約3mmの倒卵形で先はまるい。萼筒は長さ約2.5mmの鐘形で無毛。萼片は長さ1~1.5mm。雄しべ約30個、花弁より長くつきでる。雌しべは無毛
    • 開花期:4~5月、葉の展開後
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:核果
    • :直径約8mmの卵円形
    • 成熟期:8~9月。赤色→黒色
    • その他:基部に萼片は残らない

    種子

    • :核は卵形
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ3~6mmの卵形。芽鱗は5~8個、赤褐色~紅紫色で無毛

    葉痕

    • :三日月形~半円形
    • 維管束痕:3個

    用途

    • 果実:果実酒になる
    • 杏仁子(あんにんご):つぼみや未熟の緑色の実を塩漬けにしたものを「杏仁子」といい食用にする

    特記事項

    葉の基部花序の枝果実
    ウワミズザクラ円形基部に数個の葉がつく萼片が残らない
    イヌザクラくさび形葉はつかない萼片が残る

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1661]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1239]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-532P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[238P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上146]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[156P]
    • 「読む」植物図鑑:[1-29P]

    写真

    ウワミズザクラ
    20230702_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20230702_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240428_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240428_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240428_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240428_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240428_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240428_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240428_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240614_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20240614_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20250309_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20250309_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20250309_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20250427_高山・市民の森
    ウワミズザクラ
    20250427_高山・市民の森
  • ウリハダカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer rufinerve
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:瓜膚楓/瓜肌楓

    名前の由来

    • 「ウリハダ(瓜膚)」は、若い幹や枝の樹皮の緑色に黒い縦縞が入り、その様子がマクワウリ(真桑瓜)の未熟な果実の模様に似ている
    • 「カエデ(楓)」は、イロハカエデ名前の由来参照

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地。やや湿気のある谷間やゆるやかな斜面、疎林内に多い

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 若木は暗緑色に黒い縦縞が入り、菱形状の皮目が点在。老木は灰褐色で縦に浅く裂ける

    • 葉序:対生
    • 葉形:五角形状で3~5浅裂。葉身長10~15cm。裂片は中央から基部側へいくほど小さくなる
    • 葉縁:重鋸歯
    • 葉質:表面は葉脈が凹んでややシワ状、葉裏は脈上に赤褐色の毛があり特に脈液に多い
    • 葉柄:2~6cm、上面に溝あり、緑色

    • 花性: 雌雄異株(まれに同株)
    • 花序:直径8~10mmの淡緑色~淡黄色の花が総状花序に10~15個つく、長さ5~10cmで褐色の軟毛あり
    • 花被:雄花は雌花より大きい。花弁と萼片5個、花弁はへら形。花柄は長さ2~5mm
      • 雄花:雄しべ8個
      • 雌花:花柱はくるっとまるまる、子房には赤褐色の縮毛あり
    • 開花期:5月。葉の展開と同時
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ2.5~3cmで、赤褐色の縮毛あり。翼はほぼ直角に開き、種子の部分はまるくふくらむ
    • 成熟期:7~10月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 混芽
    • 枝先に頂生側芽を伴った頂芽がつく。側芽は柄があり対生する。芽鱗は2対で外側の1対だけ見える、紅色または紫紅色。頂芽は長さ7~13mmの長卵形

    葉痕

    • :V字形またはU字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項

    • 雄から雌に「性転換」することがある
    • ホソエカエデとの葉の違い
    葉裏の脈腋葉柄
    ウリハダカエデ三本脈のつけ根と主な葉脈の脇に褐色の軟毛あり緑色
    ホソエカエデ無毛、水かき状の膜がある赤色

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2381]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1578]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-340P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[482P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下218]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[(172, 173P)]
    • 「読む」植物図鑑:[2-143P]

    写真

    ウリハダカエデ
    20220613_高山・市民の森
    ウリハダカエデ
    20220613_高山・市民の森
    ウリハダカエデ
    20220613_高山・市民の森
    ウリハダカエデ
    20230502_高山・市民の森
    ウリハダカエデ
    20230502_高山・市民の森
    ウリハダカエデ
    20230502_高山・市民の森
    ウリハダカエデ
    20240303_高山・市民の森
    ウリハダカエデ
    20240303_高山・市民の森
    ウリハダカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ウリハダカエデ
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    ウリハダカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ウリハダカエデ
    20240504_高山・市民の森
    ウリハダカエデ
    20240504_高山・市民の森
    ウリハダカエデ
    20240614_高山・市民の森
    ウリハダカエデ
    20240614_高山・市民の森
    ウリハダカエデ
    20250427_高山・市民の森
  • ウリノキ

    基本情報

    • 学名:Alangium platanifolium var. trilobum
    • 科名・属名:ミズキ科ウリノキ属
    • 漢字名:瓜の木

    名前の由来

    • 葉の形がウリの葉に似ている

    生育地

    • 山地の林内

    樹形

    • 落葉低木

    樹皮

    • 灰色。なめらかでまるい皮目がある

    • 葉序:互生
    • 葉形:3浅裂が標準だが、5浅裂など変異あり、葉身長10~20cm、裂片の先は長く伸びる、基部は深い心形
    • 葉縁:全縁
    • 葉脈:主脈は掌状で5本あり
    • 葉質:薄く、表面には軟毛が散生、裏面には軟毛がやや密生
    • 葉柄:4~10cm、短毛あり

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:葉腋からでた集散花序に白い花がつく
    • 花被:花弁6~8個、長さ3~3.5cmの線形で外側にくるりと巻き上がる。雄しべ6~8個、長さ約3cm、葯は黄色で花糸とほぼ同長。花柱1個、白色で雄しべより長い
    • 開花期:6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:核果
    • :長さ7~8mmの楕円形
    • 成熟期:8~9月、藍色

    種子

    • :核1個
    • :長さ約7mm、不規則な溝あり
    • 散布方法:動物(鳥)散布?

    冬芽

    • 裸芽、長い毛が密生
    • 葉柄内芽で、葉がある時は見えない
    • 枝先に長さ3~4mmの仮頂芽がつく。側芽はやや小さい

    葉痕

      • 頂芽:馬蹄形(頂芽をとり囲むようにほぼ枝を1周)
      • 側芽:ハート形
    • 維管束痕:7個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2855]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1970]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-638P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[550P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下239]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[4-78P]

    写真

    ウリノキ
    20240504_高山・市民の森
    ウリノキ
    20240504_高山・市民の森
    ウリノキ
    20240614_高山・市民の森
  • ウリカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer crataegifolium
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:瓜楓
    • 別名:メウリノキ(女瓜之木)

    名前の由来

    • 「ウリ(瓜)」は、樹皮がマクワウリ(真桑瓜)の果皮に似ている
    • 「カエデ(楓)」は、イロハカエデの名前の由来参照

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地。やや乾燥する尾根筋、または尾根に接する傾斜地。明るい場所を好む

    樹形

    • 落葉小高木

    樹皮

    • 緑色に黒い縦の筋が入り、なめらか。マクワウリの果皮に似ている

    • 葉序:対生
    • 葉形3浅裂が多いが、成木の樹冠上部は不分裂が多く、徒長枝では5中裂することもある。葉身長4~10cm。裂片の先は尾状にとがる
    • 葉縁:ふぞろいの重鋸歯
    • 葉柄:1.5~3cm

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:直径約8mmの淡黄色の花が総状花序に10個内外つく、長さ3~5cmで赤褐色の縮毛あり
    • 花被:花弁と萼片5個
      • 雄花:雄しべ8個
      • 雌花:花柱はそり返り、子房には赤褐色の短毛あり
    • 開花期:4〜5月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ約2cmで無毛。翼は水平に開き、種子の部分はあまりふくらまない
    • 成熟期:6~10月、赤みを帯びる

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ4~6mmで、紅色~紫褐色。芽鱗は2対あるが、外側の1対だけ見える。側芽は背着して対生

    葉痕

    • :V字形またはU字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2380]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1577]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-344P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[484P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下218]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[(172P)]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ウリカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ウリカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ウリカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ウリカエデ
    20240614_高山・市民の森
    ウリカエデ
    20240608_遊木の森
    ウリカエデ
    20240608_遊木の森
    ウリカエデ
    20240608_遊木の森
    ウリカエデ
    20240608_遊木の森
    ウリカエデ
    20250427_高山・市民の森
    ウリカエデ
    20250427_高山・市民の森
  • ウラジロモミ

    基本情報

    • 学名:Abies homolepis
    • 科名・属名:マツ科モミ属
    • 漢字名:裏白樅
    • 別名:ダケモミ(嶽樅)/ニッコウモミ(日光樅)

    名前の由来

    • 「ウラジロ(裏白)」は、葉裏の気孔帯の幅が広く白く鮮明
    • 「モミ(樅)」は、モミ名前の由来参照

    生育地

    • 日本固有種
    • ブナ帯を中心に、亜高山帯(標高1000~2000m)

    樹形

    • 常緑高木
    • 樹幹は円錐形

    樹皮

    • 灰褐色。赤みを帯びることが多い。老木では粗く割れる

    • 葉序:上部の枝や日なたの枝はらせん状につき、若木や日陰の枝では羽状につく
    • 葉形:長さ1.5~3.5cm線形で、先は若木や日陰は小さく二叉に分かれてとがり、成木や日なたは丸く凹む
    • 葉質:モミよりやわらかい。裏面には幅の広い白色が目立つ気孔帯が2本あり
    • その他:強いにおいあり

    • 若枝は明るい黄褐色で、光沢があり、無毛
    • 葉の基部からのびる溝がよく目立つ
    • 対生

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序
      • 雄花:前年枝の葉腋につく、葯(花粉)は黄色
      • 雌花:赤紫色で、前年枝に直立
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:6月
    • 送粉方法:風媒

    果実


    種子

    • 種類:球果、上向きにつく
    • :長さ5~10cm、直径3cmの円柱形
    • :紫色を帯びた褐色
    • 苞鱗:種鱗より短く、外から見えない
    • 種鱗:扇形、長さ2cmほど、基部に種子が2個つく。熟すとばらばらになって飛散し、中軸だけ残る
    • 種子:種子本体より長い翼あり
    • 成熟期:10~11月
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 葉芽は卵形で、ヤニにおおわれている

    葉痕

    • :円形

    用途

    • :建築用材、パルブなど。クリスマスツリーに用いる

    特記事項

    • モミ属
    • モミとの違い

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-14]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[25]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-574P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[57P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上3]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ウラジロモミ
    20230626_富士山こどもの国
    ウラジロモミ
    20230626_富士山こどもの国
    ウラジロモミ
    20230626_富士山こどもの国
    ウラジロモミ
    20231101_清里自然歩道
    ウラジロモミ
    20231101_清里自然歩道
    ウラジロモミ
    20231101_清里自然歩道
    ウラジロモミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    ウラジロモミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • ウラジロノキ

    基本情報

    • 学名:Aria japonica
    • 科名・属名:バラ科 アズキナシ属
    • 漢字名:裏白の木

    名前の由来

    • 葉裏に白色の綿毛が密生して白い

    生育地

    • 日本固有種
    • 海岸近くの山地から深山

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 若木は紫褐色で菱形の皮目が目立つ、成木は灰黒褐色、老木になると鱗片状にはがれる

    • 若枝には白色の綿毛が密生
    • 本年枝には楕円形の皮目が点在
    • 側枝はほとんど短枝化している

    • 葉序:互生、短枝化した側枝に3個束生することが多い
    • 葉形:円形に近い卵形、葉身長6~13cm
    • 葉縁:欠刻状の重鋸歯
    • 葉脈:8~11対の側脈が目立つ
    • 葉質:裏面に白い綿毛が密生(落ち葉でより目立つ)
    • 葉柄:1~2cm、白い綿毛が密生

    • 花性:雌雄同株/同花
    • 花序:短枝の先や葉腋から複散房花序をだし、直径1~1.5cmの白い花を多数つける、軸には綿毛密生
    • 花被:花弁と萼片5個。花弁はほぼ円形で、表面の基部には白い軟毛あり。雄しべ約20個、花弁より少し短い。花柱2個。萼には綿毛密生、萼片は長さ3~4mmの狭卵形で先はとがる
    • 開花期:5~6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:ナシ状果(偽果)
    • :長さ1cmの楕円形、表面に白い皮目が目立つ、頂部に萼片が脱落したまるい跡が残る
    • 成熟期:10~11月、赤色
    • 果肉:石細胞が多い

    種子

    • :4個
    • :長さ5~8mmの卵状楕円形
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ5mmほどの卵形。芽鱗は赤褐色~紫褐色で光沢あり

    葉痕

    • :三角形?、葉柄の基部が残り隆起する
    • 維管束痕:3個

    用途

    • :アズキナシと同様にかたく重く、薪炭材に用いたり、器具類や家具、櫛にも用いられる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1710]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1062]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-674P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[253P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上164]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ウラジロノキ
    20240911_箱根湿生花園
    ウラジロノキ
    20240911_箱根湿生花園
    ウラジロノキ
    20240911_箱根湿生花園
  • ウラジロガシ

    基本情報

    • 学名:Quercus salicina
    • 科名・属名:ブナ科コナラ属
    • 漢字名:裏白樫

    名前の由来

    • 「ウラジロ(裏白)」は、葉裏がロウ質を分泌して白い
    • 「カシ(樫)」は、アカガシの名前の由来参照

    生育地

    • 山地

    樹形

    • 常緑高木

    樹皮

    • 灰黒色でなめらか。円形の白っぽい皮目が散生

    • 葉序:互生
    • 葉形:長楕円状披針形、葉身長8~15cm
    • 葉縁:粗浅鋭鋸歯(シラカシより鋭い)、波打つ
    • 葉脈:裏面の主脈が突出
    • 葉質:表面は光沢あり、裏面はロウ質を分泌して粉白色(落ち葉はより際立つ)
    • 葉柄:1~2.5cm

    • 花性: 雌雄同株
    • 花序
      • 雄花序:新枝の下部から数個垂れ下がる、長さ5~7cm、軸には褐色の軟毛あり、雄花は苞のわきに1~3個ずつつく、苞は褐色で長さ3~4mmの広楕円形
      • 雌花序:新枝の上部の葉腋に直立、雌花が3~4個つく
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
      • 雄花:雄しべ3~6個
      • 雌花:花柱3個
    • 開花期:5月
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:堅果
    • :長さ1.2~2cmの広卵形
    • 殻斗:鱗片が合着した同心円状の環が7個並ぶ。短毛密生
    • 成熟期:翌年の秋

    種子

    • :1個
    • 散布方法:重力散布または動物(貯食)散布

    冬芽

    • アカガシの「カシ類(ブナ科コナラ属)の冬芽」参照
    • 長楕円形

    葉痕

    • アカガシの「カシ類(ブナ科コナラ属)の葉痕」参照

    用途

    • 乾燥させた葉を「ウラジロガシ茶」として、腎臓結石や尿路結石などの民間薬として用いる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1963]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[153]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-262P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[371P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下190]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[110P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ウラジロガシ
    20230902_高山・市民の森
    ウラジロガシ
    20230902_高山・市民の森
    ウラジロガシ
    20230902_高山・市民の森
    ウラジロガシ
    20231202_高山・市民の森
    ウラジロガシ
    20240303_高山・市民の森
    ウラジロガシ
    20240517_竜爪山
    ウラジロガシ
    20240517_竜爪山
  • ウメモドキ

    基本情報

    • 学名:Ilex serrata
    • 科名・属名:モチノキ科モチノキ属
    • 漢字名:梅擬

    名前の由来

    • 葉がウメの葉に似ている

    生育地

    • 日本固有種
    • 湿地または湿った落葉広葉樹林内

    樹形

    • 落葉低木
    • 小枝は細かくジグザグになる

    樹皮

    • 灰褐色でなめらか

    • 葉序:互生
    • 葉形:楕円形、葉身長3~8cm
    • 葉縁:細鋭鋸歯
    • 葉質:表は軟毛が散生し、触るとふわっとした感触あり。裏面脈上に細開出毛あり
    • 葉柄:0.4~1.2cm、やや紫色を帯び有毛

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:本年枝の葉腋に淡紫色の花を散形状につける
      • 雄花序:雄花5~20個
      • 雌花序:雌花2~4個
    • 花被:花は直径3~4mm。花弁4~5個、楕円形で長さ約4mm。萼片4~5個
      • 雄花:雄しべ4~5個、退化した雌しべあり
      • 雌花:退化した白色の雄しべあり、子房は緑色の球形で目立つ、花柱は短い
    • 開花期:6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:核果
    • :直径約5mmの球形
    • 成熟期:9~10月、赤色、落葉後も落ちずに残る

    種子

    • :核4~5個、中に種子1個
    • :核は三角状楕円形、長さ約2mm、表面なめらか
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 側芽は円錐形で長さ1mmほど。側芽の下に小さな副芽あり。芽鱗は4~8個

    葉痕

    • :半円形、左右に微小な突起(托葉)あり
    • 維管束痕:1個

    用途


    特記事項

    • 全体に毛のないものを「イヌウメモドキ」という

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-3689]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1635]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-458P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[713P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下314]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ウメモドキ
    20230502_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20230502_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20230619_富士山こどもの国
    ウメモドキ
    20230619_富士山こどもの国
    ウメモドキ
    20230619_富士山こどもの国
    ウメモドキ
    20230626_富士山こどもの国
    ウメモドキ
    20230626_富士山こどもの国
    ウメモドキ
    20231016_県立森林公園
    ウメモドキ
    20231016_県立森林公園
    ウメモドキ
    20231016_県立森林公園
    ウメモドキ
    20231016_県立森林公園
    ウメモドキ
    20240428_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20240428_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20240614_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20240614_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20240614_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20240614_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20250412_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20250412_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20250929_県立美術館
    ウメモドキ
    20250929_県立美術館
    ウメモドキ
    20251029_寸又峡

    イヌウメモドキ

    イヌウメモドキ
    20240918_箱根湿生花園
    イヌウメモドキ
    20240918_箱根湿生花園
  • ウバメガシ

    基本情報

    • 学名:Quercus phillyraeoides
    • 科名・属名:ブナ科コナラ属
    • 漢字名:姥目樫

    名前の由来

    • 「ウバメ(姥目)」は、若葉が星状毛が密生して褐色であることが、姥の目に似ている説や馬の目(馬目(バベ))に似ている説あり
    • 「カシ(樫)」は、アカガシの名前の由来参照、常緑樹のため「カシ」と呼ぶが、コナラ属の例外

    生育地

    • 暖地の海岸近くの山地

    樹形

    • 常緑低木~小高木

    樹皮

    • 黒褐色。老木では縦に浅く裂ける

    • 葉序:互生、枝先に集まってつく
    • 葉形:楕円形、葉身長3~6cm
    • 葉縁:まばらな浅い鋸歯
    • 葉質:もともと西日本の海岸沿いで林をつくり、乾燥に適応して葉は革質でかたく、表面は光沢がある
    • 葉柄:3~7mm

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序
      • 雄花序:新枝の下部から垂れ下がる、長さ2~2.5cm、軸には星状毛が密生
      • 雌花序:新枝の上部の葉腋に柄のある雌花が1~2個つく
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
      • 雄花:花被は褐色で直径約2.5mm、黄色の雄しべ4~5個
      • 雌花:黄色の花柱3個
    • 開花期:4~5月、葉の展開と同時
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:堅果
    • :長さ約2cmの楕円形
    • 殻斗:黄褐色の毛が密生した鱗片が瓦重ね状に並ぶ
    • 成熟期:翌年の秋(1年目はほとんど生長せず)

    種子

    • :1個
    • 散布方法:重力散布または動物(貯食)散布

    冬芽

    • アカガシの「カシ類(ブナ科コナラ属)の冬芽」参照
    • 長さ6~7mmの狭卵形

    葉痕

    • アカガシの「カシ類(ブナ科コナラ属)の葉痕」参照

    用途

    • 材:かたく重く割れにくい。木炭原料に用いる。最もかたく、火力が強く、灰が少なく持続性がある「備長炭」として有名

    特記事項

    • 海岸植物
      • 潮風に強く、植え込みや生け垣などに利用される。
        クチクラ層を発達させ、水分の蒸発を防いだり、強い日光を跳ね返すとともに、塩分や砂を付着しにくくしている。
        海岸の環境で風がきても、葉裏の気孔からの蒸散を防ぐために、葉の縁が葉裏を隠すように丸まっている

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1956]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[146]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-246P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[368P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下191]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[109P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ウバメガシ
    20211018_城北公園
    ウバメガシ
    20211026_駿府城公園
    ウバメガシ
    20230804_県立美術館
    ウバメガシ
    20230804_県立美術館
    ウバメガシ
    20230804_県立美術館
    ウバメガシ
    20240414_県立美術館
    ウバメガシ
    20240414_県立美術館
    ウバメガシ
    20240414_県立美術館
    ウバメガシ
    20250404_県立美術館
    ウバメガシ
    20250404_県立美術館
    ウバメガシ
    20251103_県立美術館
    ウバメガシ
    20251103_県立美術館
    ウバメガシ
    20251103_県立美術館