【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • ハクウンボク Styrax obassia

    エゴノキ科エゴノキ属
    漢字:白雲木
    名前の由来:白い花が群がって咲く様子を白雲に見立てた。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:両性花、総状花序、白色
    花期:5~6月
    果実:蒴果、種子は褐色
    果期:9月頃
    備考:
    2年枝は表皮が縦に短冊状に割れて剥がれ落ちる。
    冬芽は葉柄の中にあり落葉するまで見えない(葉柄内芽)。副芽が縦に並ぶ。

    ハクウンボク
    20231031_山梨・健康の森
    ハクウンボク
    20231031_山梨・健康の森
    ハクウンボク
    20231031_山梨・健康の森
    ハクウンボク
    20231031_山梨・健康の森
    ハクウンボク
    20240911_箱根湿生花園
    ハクウンボク
    20240911_箱根湿生花園
  • ハウチワカエデ Acer japonicum

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:羽団扇楓
    別名:メイゲツカエデ(名月楓)
    名前の由来:
    「ハウチワ(羽団扇)」は、葉の形が天狗の羽団扇(はうちわ)に似る。
    「カエデ(楓)」は、イロハカエデの名前の由来参照。
    「メイゲツ(名月)」は、オオイタヤメイゲツの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:対生
    花:雌雄同株(ひとつの花序に雄花と両性花が混じる)、複散房花序、紅紫色
    花期:4~5月
    果実:翼果
    果期:7~9月
    備考:
    日本固有種。
    オオイタヤメイゲツとの葉柄の違い>
    オオイタヤメイゲツの備考参照。
    他、葉の裂片の幅がやや広く、切れ込みも浅い違いあり。

    ハウチワカエデ
    20221012_しらびそ高原
    ハウチワカエデ
    20221012_しらびそ高原
    ハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
  • バアソブ Codonopsis ussuriensis

    キキョウ科ツルニンジン属
    漢字:婆ソブ
    名前の由来:花冠の内側の斑点を老婆の顔のそばかす(ソブ)にたとえた。
    葉:
    花:花冠の内側の上部は紫色、下半分は濃紫色の斑点あり
    花期:7~8月
    果実:蒴果
    習性:蔓性多年草
    備考:
    つるを切ると白い乳液が出る。
    ツルニンジン(ジイソブ)との違い>
    本種は葉の裏面や縁に白い毛がある

    バアソブ
    20230724_八島湿原
    バアソブ
    20230724_八島湿原
  • ノリウツギ Hydrangea paniculata

    アジサイ科アジサイ属
    漢字:糊空木
    名前の由来:
    「ノリ(糊)」は、樹皮の内皮に粘液があって、伐った枝を水に浸けると靭皮から糊状の粘液が出る。糊料は、和紙をすく過程で用いた。
    「ウツギ(空木)」は、枝の中が空洞の意味だが、枝の髄は白く充実している。
    樹形:落葉低木~小高木
    葉:対生
    花:両性花、円錐花序、白色、装飾花は種子が熟すと淡緑色→淡紅色
    花期:7~8月
    果実:蒴果、花柱が残る、種子は赤褐色
    果期:9~11月
    備考:
    葉柄は赤みを帯びる。
    花序は枯れても、翌年まで枝先に付いている。
    材は白くて堅く、傘の柄や杖、輪カンジキ、楊枝などに用いた。根本付近の材で煙管(キセル)「サビタパイプ」が作られた。

    ノリウツギ
    20221012_しらびそ高原
    ノリウツギ
    20221012_しらびそ高原
    ノリウツギ
    20221012_しらびそ高原
    ノリウツギ
    20221012_しらびそ高原
    ノリウツギ
    20230619_富士山こどもの国
    ノリウツギ
    20230619_富士山こどもの国
    ノリウツギ
    20230619_富士山こどもの国
    ノリウツギ
    20230619_富士山こどもの国
    ノリウツギ
    20230702_高山・市民の森
    ノリウツギ
    20230702_高山・市民の森
    ノリウツギ
    20230902_高山・市民の森
    ノリウツギ
    20230902_高山・市民の森
    ノリウツギ
    20240614_高山・市民の森
    ノリウツギ
    20240614_高山・市民の森
  • ノミノツヅリ Arenaria serpyllifolia

    ナデシコ科ノミノツヅリ属
    漢字:蚤の綴り
    名前の由来:小形の葉をノミの綴り(布切れをつなぎあわせてつくった粗末な衣)に見立てた。
    葉:対生
    花:白色
    花期:3~6月
    果実:蒴果、先端が6裂する、種子は腎臓形で細かい凹凸あり
    習性:越年草

    ノミノツヅリ
    20240504_高山・市民の森
    ノミノツヅリ
    20240504_高山・市民の森
  • ノブドウ Ampelopsis brevipedunculata

    ブドウ科ノブドウ属
    漢字:野葡萄
    名前の由来:野に生える「ブドウ」。
    樹形:蔓性落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、集散花序、緑色、葉に対生
    花期:7~8月
    果実:液果、白色/水色/赤色/紫色/瑠璃色
    果期:9~11月
    備考:
    葉の形に変異が多い。
    巻髭は花序のつかない節で葉に対生し、2又に分かれる。
    果実は、ブドウタマバエやブドウトガリバチの幼虫が寄生して虫えいを作ることが多く、色が鮮やかになり肥大化する。また、まずくて食べられない。
    茎や葉は「蛇葡萄(じゃほとう)」、根は「蛇葡萄根(じゃほとうこん)」の生薬名で呼ばれ、関節痛などに煎じて飲用する。または、若い茎葉をすり潰して、小麦粉と酢を混ぜたものを関節痛の患部に塗布する。
    <ブドウ属>
    ヤマブドウの備考参照。
    <ブドウ属の花序の違い>
    エビヅル、サンカクヅル、ヤマブドウ:円錐花序
    ノブドウ:集散花序
    (参考)
    総状花序:花序軸は長く伸び、ほぼ均等に花柄がつき、花柄の先に花がつく。
    円錐花序:総状花序の花に当たるところに総状花序がつく。
    集散花序:花序軸の先端に花がつき、その下からは花柄が出て先に花がつく。花は上から下に向かって開花していく。

    ノブドウ
    20240911_箱根湿生花園
    ノブドウ
    20240911_箱根湿生花園
    ノブドウ
    20240911_箱根湿生花園
  • ノハナショウブ Iris ensata var. spontanea

    アヤメ科アヤメ属
    漢字:野花菖蒲
    名前の由来:
    野に生える「ハナショウブ」。
    「ハナショウブ(花菖蒲)」は、「ショウブ」に似た葉を持ち、花が美しい。
    「ショウブ(菖蒲)」は、中国名「白菖」だが、生薬の「菖蒲根」から「菖蒲」とした説あり。
    葉:互生
    花:赤紫色、外花被片の中央基部に黄色の細い斑紋あり
    花期:6~7月
    果実:蒴果
    習性:多年草
    備考:
    ハナショウブの原種。
    湿地に生える。

    ノハナショウブ
    20230724_八島湿原
  • ノコギリソウ Achillea alpina

    キク科ノコギリソウ属
    漢字:鋸草
    名前の由来:くし葉状の葉の形を鋸の歯に見立てた。
    葉:互生
    花:まわりの舌状花(雌性)と中心部の筒状花(両性)の集まった頭状花序、淡紅色または白色
    花期:7~9月
    果実:瘦果
    習性:多年草

    ノコギリソウ
    20230724_八島湿原
    ノコギリソウ
    20230724_八島湿原
    ノコギリソウ
    20230724_八島湿原
  • ノギラン Aletris luteoviridis

    キンコウカ科ソクシンラン属
    漢字:芒蘭
    名前の由来:芒をもつ花の形の蘭。
    葉:根生(ロゼット)
    花:総状花序、淡黄色
    花期:6~8月
    果実:蒴果
    習性:多年草

    ノギラン
    20231016_県立森林公園
    ノギラン
    20231016_県立森林公園
  • ノイバラ Rosa multiflora

    バラ科バラ属
    漢字:野茨
    名前の由来:トゲのことを「茨」といい、茎にトゲを持ち野に生える。
    樹形:落葉低木
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:両性花、円錐花序、白色、芳香あり
    花期:5~6月
    果実:バラ状果(集合果)、赤色
    果期:9~11月
    備考:
    枝にかぎ状に湾曲した鋭いトゲが対生する。
    托葉は葉柄の基部に合着し、羽状で、先端は細かく分かれ腺となっている。
    赤い果実は、冬に落葉しても残って越冬する。ローズヒップと呼ばれ、食べられる。
    果実を青みがかかったうちに採取して乾燥させたものを生薬の「営実(えいじつ)」と呼び、下剤、利尿薬に用いた。
    (参考)
    子房が肥大した「真果」に対して、子房以外の萼や花床(花托)などが肥大した果実を「偽果」という。バラ属、リンゴ属、ナシ属は発達した花床(花托)が肥大して偽果を形づくっている。

    ノイバラ
    20230724_八島湿原
    ノイバラ
    20230724_八島湿原
    ノイバラ
    20230724_八島湿原
    ノイバラ
    20231115_遊木の森
    ノイバラ
    20231115_遊木の森
    ノイバラ
    20231115_遊木の森