フサザクラ科フサザクラ属
漢字:総桜/房桜
名前の由来:
「フサ(総/房)」は、花が枝に房状に密生する。
「ザクラ(桜)」は、樹皮がヤマザクラに似ている。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:両性花、無花被花(萼と花冠なし)、紅紫色
花期:3~4月
果実:翼果、黄褐色
果期:10月頃
備考:
日本固有種。
両性花では数少ない風媒花。
崩壊地などの裸地に最初に侵入する先駆樹種(パイオニアツリー)の代表。成長が早く、水害などにあっても根元から萌芽して株を維持し続ける。
乾燥させた葉には、血圧降下作用や抗菌作用があり、健康茶として飲用する。
材は弾力があり、昔は舟の櫓や櫂、建具、薪炭に用いた。
投稿者: kona
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フサザクラ Euptelea polyandra
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ビワ Eriobotrya japonica
バラ科ビワ属
漢字:枇杷
名前の由来:果実あるいは葉の形が弦楽器の琵琶に似ている(琵琶も昔は枇杷の文字だった)。
樹形:常緑小高木
葉:互生
花:両性花、円錐花序、白色、芳香あり。
花期:11月~1月
果実:ナシ状果、黄橙色
果期:5~6月
備考:
花は冬に咲く鳥媒花だが、自家受粉も可能。
枝葉は春、夏、秋と年三回の伸長成長する。
実は食用。
材は弾力があり木目が美しいため櫛材や印材、木刀、杖などに用いた。
葉は生薬「枇杷葉(びわよう)」として、あせも、打ち身・捻挫、咳止め、暑毛(しょっき)あたり、胃腸病などに用いる。種子を乾燥させたものは生薬「枇杷仁(びわにん)」として、鎮咳・鎮静剤に用いる。 -
ヒヨドリバナ Eupatorium chinense
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ヒュウガミズキ Corylopsis pauciflora
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ヒメユズリハ Daphniphyllum teijsmannii
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ヒメシャラ Stewartia monadelpha
ツバキ科ナツツバキ属
漢字:姫沙羅
名前の由来:
花の小さい「シャラ」。
「シャラ(沙羅)」は、シャラノキ(ナツツバキの別名)。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:両性花、白色
花期:5月
果実:蒴果、5個の果片に裂開する
果期:9~10月
備考:
樹皮は淡赤褐色で薄く細かく剥げ落ちる。樹肌が滑らか。
樹皮を触ると、薄いため冷たく感じる。
若葉の表面には細毛が密生し、触るとふんわりした感触あり。
ツバキと同様花弁の基部が合着しているため、雄しべと一緒に抜け落ちる。 -
ヒメシャジン Adenophora nikoensis
キキョウ科ツリガネニンジン属
漢字:姫沙参
名前の由来:
小さい「シャジン」。
「シャジン(沙参)」は、ツリガネニンジンのこと。
葉:互生
花:紫色
花期:7~9月
習性:多年草
備考:亜高山帯に生える。