【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • ニワウルシ Ailanthus altissima

    ニガキ科ニワウルシ属
    漢字:庭漆
    別名:シンジュ(神樹)
    名前の由来:
    葉が羽状複葉で「ウルシ」に似ており、かぶれないために庭に植えられる。
    「シンジュ(神樹)」は、ドイツ語の名前”Gotterbaum(神の樹)”を直訳したもの。
    樹形:落葉高木
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:雌雄異株、円錐花序、緑白色
    花期:5~6月
    果実:翼果、赤色→褐色、回転しながら飛ぶ
    果期:9~10月
    備考:
    中国北中部原産。
    成長が早い。
    葉を揉むと独特の匂いあり。
    葉縁は波打ち、小葉の基部に1~2対の大きな鋸歯があり、その先端に腺点あり。

    ニワウルシ
    20231031_山梨・健康の森
    ニワウルシ
    20231031_山梨・健康の森
    ニワウルシ
    20231031_山梨・健康の森
  • ニシキギ Euonymus alatus

    ニシキギ科ニシキギ属
    漢字:錦木
    名前の由来:秋の紅葉が錦のように美しい。
    樹形:落葉低木
    葉:対生
    花:両性花、集散花序、淡緑色
    花期:5~6月
    果実:蒴果、仮種皮は橙赤色
    果期:10~11月
    備考:
    一年枝は緑色で四稜があり、この稜にコルクで硬い茶褐色の翼がある。翼の補強があるため、枝を水平、斜め上に伸ばせる説あり。
    翼の発達しないものは「コマユミ」という。
    種子は有毒で、昔は毛ジラミを殺すのに用いた。

    ニシキギ
    20220508_高山・市民の森
    ニシキギ
    20220508_高山・市民の森
    ニシキギ
    20221127_朝鮮岩
    ニシキギ
    20221127_朝鮮岩
    ニシキギ
    20221127_朝鮮岩
    ニシキギ
    20221127_朝鮮岩
    ニシキギ
    20230502_高山・市民の森
    ニシキギ
    20230502_高山・市民の森
    ニシキギ
    20230502_高山・市民の森
    ニシキギ
    20230502_高山・市民の森
    ニシキギ
    20230502_高山・市民の森
    ニシキギ
    20230619_富士山こどもの国
    ニシキギ
    20230619_富士山こどもの国
    ニシキギ
    20231101_清里自然歩道
    ニシキギ
    20231101_清里自然歩道
    ニシキギ
    20231101_清里自然歩道
    ニシキギ
    20240303_高山・市民の森
    ニシキギ
    20250309_高山・市民の森
    ニシキギ
    20250309_高山・市民の森
    ニシキギ
    20240504_高山・市民の森
    ニシキギ
    20240504_高山・市民の森
    ニシキギ
    20240614_高山・市民の森
    ニシキギ
    20240614_高山・市民の森
  • ニガイチゴ Rubus microphyllus

    バラ科キイチゴ属
    漢字:苦苺
    名前の由来:果実は赤く熟すと甘味があるが、種子を噛むと苦味がある。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、白色
    花期:4~5月
    果実:核果が集まった集合果、赤色
    果期:6~7月
    備考:
    葉や枝に白いロウ質の粉がつき、細いとげが多い。
    葉裏の脈上に細いとげが散生する。

    ニガイチゴ
    20220619_遊木の森
    ニガイチゴ
    20220619_遊木の森
  • ナンテン Nandina domestica

    メギ科ナンテン属
    漢字:南天
    名前の由来:中国での呼び名「南天燭(しょく)、南天竹(ちく)、南天竺(じく)」を簡略化。
    樹形:常緑低木
    葉:互生、3回奇数羽状複葉
    花:両性花、円錐花序、白色
    花期:5~6月
    果実:液果、赤色
    果期:10~11月
    備考:
    「難を転じる」の語呂から縁起のいいものとされ、正月飾りに用いたり、戸口などに植えられた。
    葉に含まれるナンジニンには殺菌力あり。小豆を使った赤飯が傷みやすいことから、葉を載せて長期保存を可能にし防腐効果あり。
    木部・樹皮・果実に神経麻痺や鎮咳作用のあるアルカロイドを含み、乾燥させた実は「南天実(なんてんじつ)」として咳止めの薬。
    果実は一度にたくさん熟すが、アルカロイドの一種のベルベリンを含み苦い。鳥は少しずつ食べて何度も来ることになり、種子は時間的にも空間的にも広くばらまかれることになる。
    紫外線が強くなる冬場は、葉が赤くなって、有害な紫外線を吸収する。

    ナンテン
    20211103_その他
    ナンテン
    20211114_その他
    ナンテン
    20220613_その他
    ナンテン
    20220613_その他
  • ナンキンハゼ Triadica sebifera

    トウダイグサ科ナンキンハゼ属
    漢字:南京櫨
    名前の由来:中国原産で、種子に蝋分が多く、ハゼノキと同様に木蝋を採取した。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄同株、総状花序、黄色、香気あり
    花期:7月
    果実:蒴果、褐色、種子は白い蝋質の仮種皮に包まれている
    果期:10~11月
    備考:
    中国原産。
    総状花序の基部の数個が雌花で、それ以外は雄花。雌雄異熟で、雄花と雌花の開花の順序が木によって異なる。
    葉身基部に1対の蜜腺がある。

    ナンキンハゼ
    20211018_城北公園
    ナンキンハゼ
    20211018_城北公園
    ナンキンハゼ
    20211026_駿府城公園
    ナンキンハゼ
    20211026_駿府城公園
    ナンキンハゼ
    20211026_駿府城公園
    ナンキンハゼ
    20241125_佐鳴湖
    ナンキンハゼ
    20241125_佐鳴湖
    ナンキンハゼ
    20241125_佐鳴湖
  • ナンキンナナカマド Sorbus gracilis

    バラ科ナナカマド属
    漢字:南京七竈
    別名:コバノナナカマド(小葉の七竈)
    名前の由来:
    「ナンキン(南京)」は、小形の意味、中国の南京ではない。
    「ナナカマド(七竈)」は、ナナカマドの名前の由来参照。
    樹形:落葉低木
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:両性花、散房花序、淡黄白色
    花期:5月頃
    果実:ナシ状果、赤色
    果期:9~10月
    備考:
    花序の基部に扇形の大きな托葉あり。
    ナナカマドとの小葉の違い>
    ナナカマドは、重鋸歯で先端が細長く伸びる。中間部のものが最も大きい。
    本種は、上半分だけに単鋸歯があり下半分は全縁、先端は短く鋭尖する。先端のものが大きく、基部のものほど小さくなる。縁に鋸歯のある托葉が大きい

    ナンキンナナカマド
    20241121_環境省生物多様性センター
    ナンキンナナカマド
    20241121_環境省生物多様性センター
  • ナワシログミ Elaeagnus pungens

    グミ科グミ属
    漢字:苗代茱萸
    名前の由来:
    「ナワシロ(苗代)」は、稲作の苗代をつくるころに果実が熟す。
    「グミ(茱萸)」は、ツルグミの名前の由来参照。
    樹形:常緑低木
    葉:互生
    花:両性花、単花被花(花冠なし萼のみ)、淡褐色
    花期:10~11月
    果実:液果状の偽果、赤色
    果期:4~5月
    備考:
    葉縁は反り返り波打つ。
    短い枝はとげになることが多い。
    赤く熟した果実は食べらる。
    グミ属については、ツルグミの備考参照。

    ナワシログミ
    20230626_富士山こどもの国
    ナワシログミ
    20230626_富士山こどもの国
  • ナナカマド Sorbus commixta

    バラ科ナナカマド属
    漢字:七竈
    名前の由来:
    材が燃えにくく七度かまどに入れても燃え残る説、
    木炭として製炭するのに7日かかる説あり。
    樹形:落葉高木
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:両性花、複散房花序、白色
    花期:5~7月
    果実:ナシ状果、緑色→赤色
    果期:9~10月
    備考:
    静岡県内ではブナ帯に見られる。
    材は重硬・強靭で割れにくく、道具の柄や細工物の材料に用いられる。
    果実は一度にたくさん熟すが、苦味成分や青酸配糖体を含み美味しくない。鳥は少しずつ食べて何度も来ることになり、種子は時間的にも空間的にも広くばらまかれることになる。

    ナナカマド
    20230527_岩岳
    ナナカマド
    20230527_岩岳
    ナナカマド
    20230527_岩岳
    ナナカマド
    20230527_岩岳
    ナナカマド
    20230527_岩岳
    ナナカマド
    20230527_岩岳
  • ナツツバキ Stewartia pseudocamellia

    ツバキ科ナツツバキ属
    漢字:夏椿
    別名: シャラノキ(沙羅の木)
    名前の由来:
    花や葉の形が「ツバキ」に似ており、夏に花が咲く。
    「シャラノキ(沙羅の木)」は、本種をインド産のフタバガキ科の「沙羅双樹(サラソウジュ)」と間違った。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:両性花、白色
    花期:6~7月
    果実:蒴果、5個の果片に裂開する
    果期:9~10月
    備考:
    咲いた翌日には花首から落下する一日花。
    5枚の花弁には繊細な皺があり、縁に細かい鋸歯あり。
    樹皮は、不規則な形に剥げ落ちる。リョウブよりも剥離した跡が大きい。この幹肌のすべすべとした模様が美しいため、樹皮のついたまま床柱にされる。
    材は緻密で強靭で割裂しにくいため、鑿(のみ)の柄や槌、農具、杵、彫刻材、薪炭材などに用いた。

    ナツツバキ
    20230626_富士山こどもの国
    ナツツバキ
    20230626_富士山こどもの国
    ナツツバキ
    20230626_富士山こどもの国
    ナツツバキ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    ナツツバキ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    ナツツバキ
    20240614_高山・市民の森
    ナツツバキ
    20240614_高山・市民の森
    ナツツバキ
    20250309_高山・市民の森
    ナツツバキ
    20250309_高山・市民の森
  • ナギ Nageia nagi

    マキ科ナギ属
    漢字:梛/那木
    名前の由来:葉がミズアオイ科のコナギ(古名:ナギ)に似ている。
    樹形:常緑高木
    葉:対生
    花:雌雄異株
    花期:5~6月
    種子:核果状、緑色→褐色
    種子期:10~11月
    備考:
    葉脈は平行脈で主脈なし、縦に裂くのは容易だが、縦方向に引っ張ってちぎるのは容易ではない。

    ナギ
    20211018_城北公園
    ナギ
    20211018_城北公園
    ナギ
    20211018_城北公園
    ナギ
    20211026_駿府城公園
    ナギ
    20211026_駿府城公園