マタタビ科マタタビ属
漢字:木天蓼
名前の由来:
アイヌ語の「マタ(冬)タムブ(カメの甲)」で、凸凹の虫えい果実をカメの甲に見立てた説、
疲れた旅人がこの果実を食べると元気を取り戻し、また旅ができた説など諸説あり。
樹形:蔓性落葉木本、右巻き(ネジと同一方向として)
葉:互生
花:雌雄異株(両性株もあり)、白色、芳香あり
花期:6~7月
果実:液果、橙黄色
果期:10月
備考:
葉は最初全体が緑色だが、5月から8月頃にかけて枝の上部の葉が部分的、あるいは全体に白くなり、夏が過ぎると再び緑色に戻る。6,7月頃に咲く小さな花を補って昆虫を呼ぶためといわれている。
果実には特有の芳香と辛味や苦味あり、塩漬けしたものや新芽を茹でたものは酒の肴とする。
蕾にマタタビアブラムシやマタタビバエが産卵した果実は、虫えいを作り、湯通しして乾燥したものを生薬で「木天蓼(もくてんりょう)」といい、体を温めて血行を良くし、強心や利尿の薬とする。「木天蓼」を粉末にしたものは腹痛、腰痛に内服し、神経痛やリウマチには入浴剤とした。
茎や葉、根を乾燥した生薬「天木蔓(てんもくつる)」も同様の効果あり。
虫えい果実をホワイトリカーと氷砂糖で漬けた「天蓼酒(またたび酒)」は、冷え性や利尿、強壮に効果があるとされる。
ネコ科の動物が好むのは、マタタビラクトンやアクチニジンなどの成分の効果により、脳の中枢神経が刺激され、一時的に軽い麻痺状態の症状が出るためで、依存性はないといわれる。
<マタタビ属の葉の着き方>
葉柄基部の枝が隆起し、中に冬芽が隠れている(隠芽)。
投稿者: kona
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マタタビ Actinidia polygama
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ホルトノキ Elaeocarpus sylvestris var. ellipticus
ホルトノキ科ホルトノキ属
漢字:膽八樹
別名:モガシ
名前の由来:「ポルトガルの木」が転訛した。オリーブのことだが、ホルトノキの実がオリーブの実と似ているために間違えた。
樹形:常緑高木
葉:互生
花:両性花、総状花序、白色
花期:6~8月
果実:核果、緑色→黒紫色
果期:11~2月
備考:
葉裏の主脈は赤みを帯び、側脈基部には小さな膜あり。
年中少しずつ葉を落としていくため、1年中紅葉した葉を何枚かつけている。 -
ホツツジ Elliottia paniculata
ツツジ科ホツツジ属
漢字:穂躑躅
別名:マツノキハダ(松の木肌)/ヤマワラ(山藁)/ヤマボウキ(山箒)
名前の由来:
花が穂になってつく「ツツジ」。
「ツツジ(躑躅)」は、ヤマツツジの名前の由来参照。
「マツノキハダ(松の木肌)」は、樹皮がマツの肌に似ている。
「ヤマワラ(山藁)」は、枝から蓑をつくった。
「ヤマボウキ(山箒)」は、枝から箒をつくった。
樹形:落葉低木
葉:互生、枝先に集まる
花:両性花、円錐花序、直立、淡紅色を帯びた白色
花期:7~9月
果実:蒴果、果柄は上向きに曲がる、果実と残存する萼の間に1mm程度の柄あり
果期:10~11月
備考:
日本固有種。
花の蜜は有毒。 -
ホトケノザ Lamium amplexicaule
シソ科オドリコソウ属
漢字:仏の座
名前の由来:茎の上の方で対生する葉を仏様が座っている「蓮華座(れんげざ)」に見立て、その上に咲く花を仏様にたとえた。
葉:対生
花:唇形花、紅紫色
花期:3~6月
習性:2年草
備考:
春の七草のホトケノザは本種ではなく、コオニタビラコ。
<閉鎖花(咲かないつぼみ)>
花が咲かないつぼみの「閉鎖花」をつけることが多い。
「閉鎖花」は、つぼみのままで種子をつける。
つぼみの形に閉じたままの花の中で、花粉管が葯の壁を貫き、直接雌しべの中にある胚珠に到達して受精する。
実を結ぶ確率はほぼ100%で、開放花に比べて桁違いに高い。
虫を誘うための美しい花びらや甘い蜜が必要ではないため、コストがかからない。「近親交配」なので、生まれてくる種子の性質は親に似通ったものになる。
環境の変化についていきにくく、病原菌にやられて全滅する危険性も高い。さらに子孫に遺伝的な弊害が生じる可能性あり。
<アリ散布>
ハコベの備考参照。 -
ホソエカエデ Acer capillipes
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ホオノキ Magnolia obovata
モクレン科モクレン属
漢字:朴の木
名前の由来:「ホオ」は、「包」の意味で、大きな葉に食べ物を盛った。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:両性花、黄白色
花期:5~6月
果実:袋果が集まった集合果、赤褐色、種子は赤色
果期:10~11月
備考:
花と葉は日本の樹木の中で最も大きい。
大きな葉は、香りがよく、味噌、餅、寿司などを包むのに用いた(朴葉〇〇)。
花は強い芳香あり。「雌性先熟」で、雌しべと雄しべの成熟時期が異なる。
材は狂いが少なく、加工しやすく、漆器、下駄の歯、版木(はんぎ)、刀の鞘、和包丁の柄などに用いる。
炭は「朴炭(ほおずみ)」と呼ばれ、漆器の研磨や金属、石類の細工研磨に用いる。
樹皮を剥皮して乾燥させたものを生薬「厚朴(こうぼく)」と呼び、鎮静、鎮痛作用があり、胃腸、気管支喘息、利尿の薬として用いる。
落ち葉や根から他の植物を芽生えさせない物質(アレロパシー)を出している。
大きな葉は光合成の能力が高く、成長を速くする。ただし、水分の蒸散も激しく、根からの供給が追いつかなければ水不足になる。
<ホソツクシタケ(細土筆茸)>
落ちた果実の翌年の夏にみられる。
<モクレン科>
コブシの備考参照。



























































