キョウチクトウ科サカキカズラ属
漢字:榊葛
名前の由来:葉がサカキの葉に似る。
樹形:蔓性常緑木本、右巻き(ネジと同一方向として)
葉:対生
花:両性花、集散花序、淡黄色
花期:4~6月
果実:角状の袋果、2個が水平になり果軸に対して直角につく、裂開すると3cmほどの冠毛をもつ種子を出す
果期:10~11月
備考:
枝葉を傷つけると白い乳液が出る(キョウチクトウ科共通)。
枝は暗緑紫色で、細かい皮目が多数存在する。
節部に紅紫色の角状突起が4,5本あり。
投稿者: kona
-
ハナミズキ Cornus florida
ミズキ科ミズキ属
漢字:花水木
別名:アメリカヤマボウシ
名前の由来:
美しい花(総苞)をつけるミズキ。
「ミズキ(水木)」は、ミズキの名前の由来参照。
樹形:落葉高木
葉:対生、全縁、弧を描く側脈が目立つ、裏面は粉白色を帯びる
花:両性花、頭状花、黄緑色、4枚の総苞片は、白色または淡紅色、虫媒花
花期:4~5月
果実:液果状の核果、楕円形(長さ1cm)、暗紅色、動物(主に鳥)散布
果期:9~10月
備考:[2-2851][1976][2-646P][546P][下241]
北アメリカ原産。大正時代に東京市長がワシントンに贈ったサクラの返礼として日本へ渡来した「日米親善の木」として有名。
静岡市の木。
<ヤマボウシとの違い><総苞片の先端が異なる理由>
ヤマボウシの備考参照。 -
サンカクヅル Vitis flexuosa
ブドウ科ブドウ属
漢字:三角蔓
別名:ギョウジャノミズ(行者之水)
名前の由来:
葉の形が三角形。
「ギョウジャノミズ」は、山中で修行する行者がこのつるを切り、その中の水でのどを潤した伝説あり。実際に、このつるを長く2か所で切りはなし、先端に近い方を口にくわえて吹くと、基部の方から水が出る。
樹形:蔓性落葉木本
葉:互生、巻きひげと対生
花:雌雄異株、円錐花序、淡黄緑色
花期:5~6月
果実:液果、黒色
果期:9~10月
備考:
黒く熟した果実はヤマブドウより甘味がある。
<アマヅルとの葉縁の違い>
本種は、低い歯牙状の鋸歯がある。アマヅルは、低い波状の鋸歯で、その先端が小さな突起になっている。
<ブドウ属>
ヤマブドウの備考参照。 -
ヒコサンヒメシャラ Stewartia serrata
-
ミズヒキ Persicaria filiformis
タデ科イヌタデ属
漢字:水引
名前の由来:花を上から見ると赤く、下から見上げると白いため、これを紅白の水引(贈答品や祝儀袋などにかける紐)に見立てた。
葉:互生、初夏から花が咲く頃に「八の字」の模様がはいるものあり
花:総状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、上の3枚が赤色で下の1枚が白色
花期:8~10月
果実:瘦果、先端が二股のカギ状になった柱頭が残り、動物などにくっついて運ばれる。
習性:多年草
備考:
やや日陰の水分が多い土壌を好む。
全草を乾燥させたものを民間薬として、止血や胃痛などに用いた。
白色の花だけの変種「ギンミズヒキ(銀水引)」あり。
黄色の花を咲かせる「キンミズヒキ(金水引)」は、バラ科の別の種。


































