【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • ボタンヅル Clematis apiifolia

    キンポウゲ科センニンソウ属
    漢字:牡丹蔓
    名前の由来:葉が「ボタン」に似ていて蔓性。
    樹形:蔓性落葉半低木
    葉:対生、3出複葉
    花:両性花、円錐花序、単花被花(4個の花冠に見えるのは萼)、白色
    花期:8~9月
    果実:瘦果、花柱が1cmほどのびて羽毛状
    果期:9~11月

    ボタンヅル
    20250819_まなびの森
    ボタンヅル
    20250819_まなびの森
    ボタンヅル
    20250819_まなびの森
  • フタリシズカ Chloranthus serratus

    センリョウ科チャラン属
    漢字:二人静
    名前の由来:
    同じ属の「ヒトリシズカ」の花穂が1本あるのに対し、本種には2本あることが多い説、
    2本の花穂を静御前の亡霊2人が出てくる能の「二人静」にちなんだ説あり。
    葉:対生
    花:穂状花序(1~5本)、無花被花、白色
    花期:4~6月
    果実:核果、緑色
    習性:多年草
    備考:花が終わる夏から秋にかけて、茎の下部の節から閉鎖花をつけた花序を出す。

    フタリシズカ
    20250819_まなびの森
    フタリシズカ
    20250825_まなびの森
    フタリシズカ
    20250825_まなびの森
  • ナベワリ Croomia heterosepala

    ビャクブ科ナベワリ属
    漢字:舐割/舐破
    名前の由来:「舐め割り」の転化で、葉に毒があり舐めると舌が割れる。
    葉:互生
    花:淡緑色、葯は黄赤色、下垂
    花期:4~5月
    果実:
    習性:多年草

    ナベワリ
    20250819_まなびの森
    ナベワリ
    20250819_まなびの森
  • ツルニガクサ Teucrium viscidum var. miquelianum

    シソ科ニガクサ属
    漢字:蔓苦草
    名前の由来:
    地中をはう細長い地下茎をもつニガクサ。
    「ニガクサ(苦草)」は、苦い草の意味だが、葉や茎は苦くない。
    葉:対生
    花:総状花序、唇形花、淡紅色
    花期:7~9月
    果実:萼の中に4個の分果
    習性:多年草

    ツルニガクサ
    20250819_まなびの森
    ツルニガクサ
    20250819_まなびの森
  • チヂミザサ Oplismenus undulatifolius

    イネ科チヂミザサ属
    漢字:縮み笹
    名前の由来:葉の形がササに似て、葉の縁に縮んだようなしわがある。
    葉:互生
    花:小穂(最小の穂状花序)、3本の芒がある。
    芒(のぎ)→小穂を構成する鱗片(頴)の先端にあるトゲ状の突起
    花期:8~10月
    果実:頴果、熟すと芒が粘液を出し、動物などにくっつく。ひっつき虫のひとつ。
    習性:多年草
    備考:
    <小穂(しょうすい)>
    生殖機能が退化して結実しない第一小花と、生殖機能を有して結実できる第二小花の二つの小花で構成されている。
    <二つの変種>
    葉や茎に毛が多い「ケチヂミザサ」と、全体的に毛がほとんどない「コチヂミザサ」がある。

    チヂミザサ
    20250819_まなびの森
    チヂミザサ
    20250819_まなびの森
  • ダイコンソウ Geum japonicum

    バラ科ダイコンソウ属
    漢字:大根草
    名前の由来:根生葉がダイコンの葉に似ている。
    葉:根生葉は羽状複葉、茎葉は3裂する
    花:黄色
    花期:6~8月
    果実:瘦果が集まった集合果、花柱は先端がかぎ状になって残り動物にくっつく。
    習性:多年草

    ダイコンソウ
    20250819_まなびの森
    ダイコンソウ
    20250819_まなびの森
    ダイコンソウ
    20250819_まなびの森
  • シロヨメナ Aster ageratoides var. ageratoides

    キク科シオン属
    漢字:白嫁菜
    別名:ヤマシロギク(山白菊)
    名前の由来:
    ヨメナに似て花が白い。または、芽立ちの茎が赤味を帯びない。
    「ヨメナ(嫁菜)」は、ムコナ(シラヤマギク)に対したなど諸説あり。
    葉:互生
    花:まわりの舌状花と中心の筒状花の集まった頭状花序、舌状花は白色
    花期:8~11月
    果実:瘦果
    習性:多年草
    備考:
    <イナカギクとの違い>
    茎の下部は無毛。
    葉は茎を抱かない。

    シロヨメナ
    20250819_まなびの森
    シロヨメナ
    20250819_まなびの森
    シロヨメナ
    20250825_まなびの森
  • マサキ Euonymus japonicus

    ニシキギ科ニシキギ属
    漢字:正木/柾
    名前の由来:
    枝や葉が緑色なので「真青木(マサオキ)」がつまった説、
    「籬(竹や柴などで目を粗く編んだ垣根)木(マセキ)」が転訛した説など諸説あり。
    樹形:常緑低木
    葉:対生
    花:両性花、集散花序、緑白色または黄緑色
    花期:6~7月
    果実:蒴果、黄色に熟すと4裂し橙赤色の仮種皮に包まれた種子を出す
    果期:11~1月

    マサキ
    20250806_県立美術館
    マサキ
    20250806_県立美術館
    マサキ
    20250806_県立美術館
    マサキ
    20250806_県立美術館
  • ヒメジョオン Erigeron annuus

    キク科ムカシヨモギ属
    漢字:姫女苑
    名前の由来:中国語で「ジョオン(女苑)」と呼ばれるヒメシオンという植物に似ていて、その花より小さい。
    葉:茎葉は互生
    花:まわりの舌状花と中心の筒状花の集まった頭状花序
    花期:6~10月
    習性:1~2年草(越年草の記述もあり)
    備考:
    北アメリカ原産。
    若芽は食べられる。
    ハルジオンとの違い>
    ハルジオンの備考参照。

    ヒメジョオン
    20250720_県立美術館
    ヒメジョオン
    20250720_県立美術館
    ヒメジョオン
    20250720_県立美術館
  • サンシュユ Cornus officinalis

    ミズキ科ミズキ属
    漢字:山茱萸
    別名:ハルコガネバナ(春小金花)
    名前の由来:
    漢名(山茱萸)の音読み。
    「ハルコガネバナ」は、春に黄色い花が咲く(牧野)。
    樹形:落葉小高木
    葉:対生
    花:両性花、散形花序、淡黄色、花序の基部に総苞片が4個あり
    花期:3~4月
    果実:核果、赤色
    果期:9~11月
    備考:
    中国・朝鮮半島原産。江戸時代に薬用植物として渡来。
    葉裏の脈液に褐色の毛叢あり。
    樹皮は灰褐色で不規則に剥がれ落ちる。
    果実は、少し渋く酸っぱく、民間では果実酒として、乾燥させたものは、生薬「山茱萸」として、疲労回復や滋養強壮に用いる。

    サンシュユ
    20250720_県立美術館
    サンシュユ
    20250720_県立美術館
    サンシュユ
    20250720_県立美術館