ブドウ科ヤブカラシ属
漢字:藪枯らし
別名:ビンボウカズラ(貧乏葛)
名前の由来:
繁茂すると付近の藪を枯らしてしまうほど、土地の養分を吸収する。
「ビンボウカズラ(貧乏葛)」は、家の周辺や庭がこの蔓に覆われているような家は、除草するゆとりもない貧乏人の家説あり。
葉:5出複葉(鳥足状複葉)または3出複葉
花:偏平な集散花序、花弁は緑色、花盤(雌しべの基部)は黄赤色
花期:6~8月
果実:液果、黒色
習性:蔓性多年草
備考:
他の植物にからみつきそれを覆ってしまう。
巻きひげと花序は、葉と対生。
朝開花し、午前中に花弁と雄しべが落ちて雌しべだけになり、花盤は淡紅色になる。花盤に裸出した蜜腺あり。
小葉が5枚の3倍体(結実しない)と小葉が3枚の2倍体(結実する)あり。
根には利尿作用があり、生薬「烏瀲苺(うれんぼ)」。
民間では鎮痛薬にしたり、根を砕いた汁を腫れ物や毒虫刺されに用いた。
投稿者: kona
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ヤブガラシ(ヤブカラシ) Cayratia japonica
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ヤブウツギ Weigela floribunda
スイカズラ科タニウツギ属
漢字:藪空木
名前の由来:
「ヤブ(藪)」は、枝が密生してやぶ状になる。
「ウツギ(空木)」は、ウツギの名前の由来参照。枝の髄は白く充実している。
樹形:落葉低木
葉:対生
花:両性花、濃~暗紅色
花期:5~6月
果実:蒴果、裂開すると有翼の細小な種子を出す
果期:11月頃
備考:
日本固有種。
枝や花冠、果実に毛が多い。 -
ヤドリギ Viscum album var. coloratum
ビャクダン科ヤドリギ属
漢字:寄生木/宿木
名前の由来:樹の上を宿のように寄生して繁茂する。
樹形:常緑半寄生低木
葉:対生、クチクラ層が発達して多肉
花:雌雄異株、黄色
花期:2~3月
果実:液果(備考参照)、淡黄色
果期:10~12月
備考:
<半寄生植物>
他の植物に寄生し、寄生した植物から水分や栄養分を摂取して、光合成をしながら成長する植物。
「ヤドリギの場合」
ケヤキやエノキ、ミズナラ、サクラなど落葉広葉樹の枝に寄生。
実はヒレンジャクやキレンジャクなどの鳥が食べるが、この実は強力な粘着質を含むため、鳥の消化管を通りぬけた種子は、粘着質によって樹上の枝にくっつく。樹上で「胚軸(はいじく)」と呼ばれるものを発芽し、その先端を吸盤の形に変形させて樹皮の表面にとりつく。先端から樹皮を溶かす酵素を出し、奇主の幹にくさび状の「吸根/寄生根」を挿入する。「吸根/寄生根」は幹の内部で道管の内部に到達し、奇主から水分や栄養分を吸い上げる。 -
ヤツデ Fatsia japonica
ウコギ科ヤツデ属
漢字:八手
名前の由来:大型の葉が7~9裂している(「八」は多数を意味し、実際には7裂または9裂し、8裂はしない)。
樹形:常緑低木
葉:互生
花:雌雄同株(上部:両性花 下部:雄花)、散形花序が集まった円錐花序、白色
花期:11~12月
果実:液果、赤紫褐色→黒紫色
果期:翌年の4~5月
備考:
日本固有種。
「テングノハウチワ(天狗の羽団扇)」とも呼ばれ、魔除け、厄除けになるとされ、疫病などが流行した時には、この葉で追い払えば治ると信じられた。
両性花は「雄性先熟」で、花弁と雄しべが散ると花の中心から雌しべが伸び、自家受粉を避ける。
花は昆虫の少ない冬に開花するが、虫媒花で、甘い蜜をたくさん蓄えてハナアブやミツバチ、オオクロバエ、キンバエなどを引き寄せる。
葉を乾燥させたものは生薬「八角金盤(はっかくきんばん)」と呼び、鎮痛、去痰など、浴場に入れてリウマチの痛み取りに用いる。
<陰樹(幹の太さにつり合わない大きな葉)>
樹高を高くしない分、風当たりが弱くなるため、幹は細くてもよい。
少ない日の光を効率よく光合成するために、葉の面積を広げ、葉柄の長さを変えている。 -
アオダモ
基本情報
- 学名:Fraxinus lanuginosa
- 科名・属名:モクセイ科 トネリコ属
- 漢字名:青梻
- 別名:コバノトネリコ、アオタゴ
名前の由来
- 「アオ」
- トネリコ属の樹皮には蛍光物質を含み、枝を切って水に浸して暗い場所で紫外線を当てると青く蛍光する。殺菌性の強いクマリン配糖体のエスクリン等が水に溶け出し、青(藍)色の蛍光を発行するため
- 「タモ」「タゴ」
- 水田の畦の稲架木(はさぎ)として植えていたため「田面(たも)」由来説、材の粘りが強くて大きくたわむ「たわむ木」から転訛説など諸説あり
- 「コバノトネリコ」のトネリコについては、シマトネリコの名前の由来参照
生育地
- 山地の林内
樹形
- 落葉高木
樹皮
- 若木は灰白色でなめらか。成長すると縦に浅い筋
葉
- 葉序:対生
- 葉形:奇数羽状複葉、小葉2~3対、長さ12~25cm
- 葉軸:無毛
- 小葉形:長楕円形、長さ4~10cm
- 小葉縁:細鋸歯
- 小葉質:表面は無毛、裏面の脈にわずかに毛あり
- 小葉柄:ほぼない
花
- 花性: 雄性両性異株
- 花序:新枝の先や葉腋に円錐花序をだし、白色の花を多数つける
- 花被:花冠は4全裂し、裂片は長さ6~7mmの線形
- 雄花:雄しべ2個
- 両性花:雄しべ2個、雌しべ1個
- 開花期:4〜5月
- 送粉方法:風媒
果実
- 種類:翼果
- 形:長さ2~3cm
- 成熟期:9~10月
種子
- 数:翼の付け根に1個?
- 形:長さ7~10mm
- 散布方法:風散布(翼で回転し遠くに飛ぶ)
冬芽
- 鱗芽
- 頂芽と頂生側芽。側芽は対生。芽鱗はほとんど無毛
葉痕
用途
- 材:アオダモ類の材は縦に割りやすく、粘りがあり狂いも少ないため、公式用の野球のバットに用いた。他、床柱や木槌等の器具材や薪(生でもよく燃える)に用いた
- 樹皮:生薬の「秦皮(しんぴ)」と呼ばれ、下痢止め、解熱、洗眼剤に用いた
特記事項
参考
- スタンダード版 APG牧野植物図:[2-3346]
- 新牧野日本植物圖鑑:[2284]
- 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-244P]
- 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[676P]
- “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下297]
- 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
- 「読む」植物図鑑:[2-88P]
写真
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ヤエガワカンバ Betula davurica
カバノキ科カバノキ属
漢字:八重皮樺
名前の由来:
「ヤエガワ(八重皮)」は、樹皮が幾重にもはがれる。
「カンバ(樺)」は、シラカンバの名前の由来参照。
樹形:落葉高木
葉:互生(長枝)、一対(短枝)
花:雌雄同株
花期:4~5月
果実:堅果が集まった複合果
果期:9~10月 -
モミジバフウ Liquidambar styraciflua
フウ科フウ属
漢字:紅葉葉楓
別名:アメリカフウ(アメリカ楓)
名前の由来:
葉の形がカエデ(モミジ)似た「フウ」。
「フウ(楓)」は、フウの木に似る。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:雌雄同株、頭状花序、無花被花(萼と花冠なし)
花期:4~5月
果実:蒴果が集まった複合果、さび色
果期:11~12月
備考:
北・中米原産。
枝の上側はコルク質が発達し翼状になる。
公園や街路樹に植えられる。


















































