【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • トサミズキ Corylopsis spicata

    マンサク科トサミズキ属
    漢字:土佐水木
    名前の由来:
    「トサ(土佐)」は、土佐(高知県)に生える。
    「ミズキ(水木)」は、葉がミズキに似ている説あり。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、穂状花序、黄色
    花期:3~4月
    果実:蒴果、先端に2個の花柱が残る、種子は黒色
    果期:9~10月
    備考:
    ヒュウガミズキとの違い>

    葉の大きさ穂状花序の花の数
    トサミズキ長さ: 5~11cm
    幅  :3~8cm
    7~10個
    ヒュウガミズキ長さ: 3~5cm
    幅 : 2~4cm
    1~3個
    トサミズキ
    20220613_高山・市民の森
    トサミズキ
    20220613_高山・市民の森
    トサミズキ
    20220613_高山・市民の森
    トサミズキ
    20220613_高山・市民の森
    トサミズキ
    20220613_高山・市民の森
    トサミズキ
    20230619_富士山こどもの国
    トサミズキ
    20230619_富士山こどもの国
    トサミズキ
    20230619_富士山こどもの国
    トサミズキ
    20240303_高山・市民の森
    トサミズキ
    20240331_高山・市民の森
    トサミズキ
    20240331_高山・市民の森
    トサミズキ
    20240428_高山・市民の森
    トサミズキ
    20240428_高山・市民の森
    トサミズキ
    20240809_県立美術館
    トサミズキ
    20250309_高山・市民の森
    トサミズキ
    20250309_高山・市民の森
    トサミズキ
    20250309_高山・市民の森
    トサミズキ
    20250412_高山・市民の森
  • ドクダミ Houttuynia cordata

    ドクダミ科ドクダミ属
    漢字:蕺草
    別名:ジュウヤク(十薬)
    名前の由来:
    「毒矯め(どくため)」が転訛した説あり。矯めは「直す、改める」意味。
    「ジュウヤク(十薬)」は、10種類の薬効があるという意味。
    葉:互生
    花:無花被花(白い花冠のように見えるのは総苞片(つぼみのとき花全体を包んでいたもの))
    花期:6~7月
    果実:蒴果
    習性:多年草
    備考:
    全体に特有の臭気あり。細菌やカビの増殖を抑える働きあり。
    地下茎や葉は民間薬に用いる。
    日本の本種は3倍体で、無融合生殖(単位生殖)で受粉せずに結実する(花は意味なし)。
    無融合生殖は、セイヨウタンポポの備考参照。無融合生殖に加え、地下茎を伸ばして広がるので繁殖力が高い。
    <総苞片の大きさが違う理由>
    総苞片は外側の一番大きなものから順番に開き始める。最も外側から蕾を包んでいる総苞片は、包む面積が大きいので最大サイズになる。逆に、四番目に開く最も内側の総苞片は、包む面積が最小なので最小の総苞片になる。

    ドクダミ
    20240608_遊木の森
    ドクダミ
    20240608_遊木の森
    ドクダミ
    20240608_遊木の森
  • ドクウツギ Coriaria japonica

    ドクウツギ科ドクウツギ属
    漢字:毒空木
    別名:イチロベエゴロシ(一郎(市郎)兵衛殺し)
    名前の由来:「ウツギ(アジサイ科)」に似て有毒。
    樹形:落葉低木
    葉:対生(羽状複葉に見えるが単葉)
    花:雌雄同株(同じ葉腋から短い雄花序と長い雌花序がでる)、総状花序、黄緑色
    花期:4~5月
    果実:5個の分果からなる瘦果、花弁に包まれる、紅色→黒紫色
    果期:8~9月
    備考:
    日本固有種。
    全体に毒があり、生葉24gが致死量とされる猛毒植物。トリカブト(キンポウゲ科)、ドクゼリ(セリ科)とともに3大毒草とされる。
    根に根粒菌が共生し、空中窒素を固定して養分にしている。

    ドクウツギ
    20240911_箱根湿生花園
    ドクウツギ
    20240911_箱根湿生花園
    ドクウツギ
    20240911_箱根湿生花園
  • トキワハゼ Mazus pumilus

    ハエドクソウ科サギゴケ属
    漢字:常盤黄櫨
    名前の由来:
    「トキワ(常盤)」は、春から秋まで花が咲いている。
    「ハゼ(黄櫨)」は、果実がはぜる。
    葉:対生
    花:唇形花、淡紫色
    花期:4~11月
    習性:1年草
    備考:
    サギゴケに似るが、花は小さく匍匐する枝はない。
    <柱頭運動>
    サギゴケの備考参照。

    トキワハゼ
    20240504_高山・市民の森
    トキワハゼ
    20240504_高山・市民の森
  • トキワサンザシ Pyracantha coccinea

    バラ科トキワサンザシ属
    漢字:常盤山査子
    名前の由来:
    トキワ(常磐)は一年中という意味で、この木が常緑の木であること、サンザシ(山査子)は実がサンザシの実に似ている。
    樹形:常緑低木
    葉:互生
    花:両性花、白色
    花期:5~6月
    果実:ナシ状果、赤色
    果期:10~1月
    備考:
    西アジア原産。
    トキワサンザシ属を総称して「ピラカンサ」と呼ぶ。
    果実は一度にたくさん熟すが、果肉に青酸配糖体を含み美味しくない。鳥は少しずつ食べて何度も来ることになり、種子は時間的にも空間的にも広くばらまかれることになる。

    トキワサンザシ
    20231016_県立森林公園
    トキワサンザシ
    20231016_県立森林公園
  • トウヒ Picea jezoensis

    マツ科トウヒ属
    漢字:唐檜
    名前の由来:漢字「唐檜」は、見た目が唐の国(中国)の木のようであり、材がヒノキの代用になる。
    樹形:常緑高木
    花:雌雄同株
    花期:5~6月
    種子:球果
    種期:秋
    備考:
    日本固有種。
    亜高山帯で、シラビソ、オオシラビソ、コメツガなどと混生。
    エゾマツ(北海道のみに生える)の変種。
    葉の裏面に2本の気孔帯があり、内側に曲がり気孔帯に日があたらないようにしている。
    葉の断面は扁平
    葉の先端は尖り、老木では鈍頭になる。
    トウヒ属は、葉の付け根の葉枕が隆起している。
    トウヒ属の球果は、下垂し種子だけ飛び散る、種鱗は脱落せずに球果は丸ごと落ちる
    カサアブラムシが虫えいを作る。
    材は音響効果がよく、バイオリンの甲板やピアノの響盤に用いる。

    トウヒ
    20221013_しらびそ高原
    トウヒ
    20221013_しらびそ高原
    トウヒ
    20221013_しらびそ高原
    トウヒ
    20221013_しらびそ高原 エゾマツカサアブラムシの虫えい
    トウヒ
    20221013_しらびそ高原
    トウヒ
    20230821_宝永遊歩道
    トウヒ
    20230821_宝永遊歩道
    トウヒ
    20230821_宝永遊歩道
    トウヒ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    トウヒ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    トウヒ
    20240724_富士山太郎坊周辺
    トウヒ
    20240724_富士山太郎坊周辺
  • トウバナ Clinopodium gracile

    シソ科トウバナ属
    漢字:塔花
    名前の由来:花穂の形を塔に見立てた。
    葉:対生
    花:唇形花、淡紅色
    花期:5~8月
    果実:4個の分果
    習性:多年草

    トウバナ
    20240427_遊木の森
    トウバナ
    20240427_遊木の森
    トウバナ
    20240504_高山・市民の森
    トウバナ
    20240504_高山・市民の森
  • トウネズミモチ Ligustrum lucidum

    モクセイ科イボタノキ属
    漢字:唐鼠黐
    名前の由来:
    「トウ(唐)」は、中国原産。
    「ネズミモチ(鼠黐)」は、ネズミモチの名前の由来参照。
    樹形:常緑高木
    葉:対生
    花:両性花、円錐花序、白色
    花期:6~7月
    果実:液果状の核果、黒紫色、種子は黒色
    果期:10~12月
    備考:
    成長が早く、鳥による種子散布で増え、要注意外来生物に指定されている。
    ネズミモチとの違い>
    ネズミモチの備考参照。

    トウネズミモチ
    20220801_県立美術館
    トウネズミモチ
    20220801_県立美術館
    トウネズミモチ
    20220801_県立美術館
    トウネズミモチ
    20240809_県立美術館
    トウネズミモチ
    20240809_県立美術館
  • ドウダンツツジ Enkianthus perulatus

    ツツジ科ドウダンツツジ属
    漢字:灯台躑躅/満天星躑躅
    名前の由来:
    「ドウダン(灯台)」は、花の枝分かれの様子が昔の灯火を支えた結び灯台(3本の棒を結び、上に油皿を置いて灯火をともす道具)の形に似ている。
    「ツツジ(躑躅)」は、ヤマツツジの名前の由来参照。
    樹形:落葉低木
    葉:互生、枝先に集まる
    花:両性花、下垂する散形花序、白色
    花期:4~5月
    果実:蒴果
    果期:8~10月
    備考:果穂は下垂するが、果実は上を向く。

    ドウダンツツジ
    20240414_県立美術館
    ドウダンツツジ
    20240414_県立美術館
    ドウダンツツジ
    20240414_県立美術館
  • トウゴクミツバツツジ Rhododendron wadanum

    ツツジ科ツツジ属
    漢字:東国三葉躑躅
    名前の由来:
    「トウゴク(東国)」は、関東地方の山地に多い。
    「ミツバ(三葉)」は、葉が枝先に3個輪生する。
    「ツツジ(躑躅)」は、ヤマツツジの名前の由来参照。
    樹形:落葉低木
    葉:互生、枝先に3枚輪生状
    花:両性花、紅紫色
    花期:4~6月上旬
    果実:蒴果
    果期:10月
    備考:ツツジについては、ヤマツツジの備考参照。

    トウゴクミツバツツジ
    20230527_岩岳
    トウゴクミツバツツジ
    20230527_岩岳
    トウゴクミツバツツジ
    20230527_岩岳
    トウゴクミツバツツジ
    20230527_岩岳
    トウゴクミツバツツジ
    20230527_岩岳
    トウゴクミツバツツジ
    20230527_岩岳