【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • ヤハズハンノキ Alnus matsumurae

    カバノキ科ハンノキ属
    漢字:矢筈榛の木
    名前の由来:
    「ヤハズ(矢筈)」は、葉の先端のちぎったように凹んだ形を矢筈に見立てた。
    「ハンノキ(榛の木)」は、ハンノキの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄同株
    花期:4~5月
    果実:堅果が集まった複合果
    果期:9~11月
    備考:
    日本固有種。
    亜高山帯に生える。
    <ハンノキ属の根粒菌(放線菌)による窒素固定>
    ハンノキの備考参照。

    ヤハズハンノキ
    20230817_富士山七曲り駐車場付近
    ヤハズハンノキ
    20230817_富士山七曲り駐車場付近
    ヤハズハンノキ
    20230817_富士山七曲り駐車場付近
  • ヤハズヒゴタイ Saussurea triptera

    キク科トウヒレン属
    漢字:矢筈平江帯
    名前の由来:
    「ヤハズ(矢筈)」は、葉の付け根の形が矢をつがえる矢筈に似る。
    「ヒゴタイ(平江帯)」は、キク科の「ヒゴタイ」に似るが、由来は不明。
    葉:茎葉は互生
    花:筒状花が集まった頭状花序、淡紅紫色
    花期:8~10月
    習性:多年草
    備考:
    亜高山帯から高山帯に生える。
    茎には翼あり。

    ヤハズヒゴタイ
    20230821_宝永遊歩道
    ヤハズヒゴタイ
    20230821_宝永遊歩道
  • ヤナギラン Chamerion angustifolium

    アカバナ科ヤナギラン属
    漢字:柳蘭
    名前の由来:花が大きくて美しく、葉の形が柳に似ている。
    葉:互生
    花:総状花序、紅紫色
    花期:6~8月
    果実:蒴果、熟すと4裂し白い絹毛のついた種子を飛散する
    習性:多年草
    備考:雄性先熟

    ヤナギラン
    20230724_八島湿原
    ヤナギラン
    20230724_八島湿原
  • ヤドリギ Viscum album var. coloratum

    ビャクダン科ヤドリギ属
    漢字:寄生木/宿木
    名前の由来:樹の上を宿のように寄生して繁茂する。
    樹形:常緑半寄生低木
    葉:対生、クチクラ層が発達して多肉
    花:雌雄異株、黄色
    花期:2~3月
    果実:液果(備考参照)、淡黄色
    果期:10~12月
    備考:
    <半寄生植物>
    他の植物に寄生し、寄生した植物から水分や栄養分を摂取して、光合成をしながら成長する植物。
    「ヤドリギの場合」
    ケヤキやエノキ、ミズナラ、サクラなど落葉広葉樹の枝に寄生。
    実はヒレンジャクやキレンジャクなどの鳥が食べるが、この実は強力な粘着質を含むため、鳥の消化管を通りぬけた種子は、粘着質によって樹上の枝にくっつく。樹上で「胚軸(はいじく)」と呼ばれるものを発芽し、その先端を吸盤の形に変形させて樹皮の表面にとりつく。先端から樹皮を溶かす酵素を出し、奇主の幹にくさび状の「吸根/寄生根」を挿入する。「吸根/寄生根」は幹の内部で道管の内部に到達し、奇主から水分や栄養分を吸い上げる。

    ヤドリギ
    20240911_箱根湿生花園
    ヤドリギ
    20240911_箱根湿生花園
  • ヤツデ Fatsia japonica

    ウコギ科ヤツデ属
    漢字:八手
    名前の由来:大型の葉が7~9裂している(「八」は多数を意味し、実際には7裂または9裂し、8裂はしない)。
    樹形:常緑低木
    葉:互生
    花:雌雄同株(上部:両性花 下部:雄花)、散形花序が集まった円錐花序、白色
    花期:11~12月
    果実:液果、赤紫褐色→黒紫色
    果期:翌年の4~5月
    備考:
    日本固有種。
    「テングノハウチワ(天狗の羽団扇)」とも呼ばれ、魔除け、厄除けになるとされ、疫病などが流行した時には、この葉で追い払えば治ると信じられた。
    両性花は「雄性先熟」で、花弁と雄しべが散ると花の中心から雌しべが伸び、自家受粉を避ける。
    花は昆虫の少ない冬に開花するが、虫媒花で、甘い蜜をたくさん蓄えてハナアブやミツバチ、オオクロバエ、キンバエなどを引き寄せる。
    葉を乾燥させたものは生薬「八角金盤(はっかくきんばん)」と呼び、鎮痛、去痰など、浴場に入れてリウマチの痛み取りに用いる。
    <陰樹(幹の太さにつり合わない大きな葉)>
    樹高を高くしない分、風当たりが弱くなるため、幹は細くてもよい。
    少ない日の光を効率よく光合成するために、葉の面積を広げ、葉柄の長さを変えている。

    ヤツデ
    20220221_朝鮮岩
    ヤツデ
    20220221_朝鮮岩
    ヤツデ
    20220619_遊木の森
    ヤツデ
    20220619_遊木の森
    ヤツデ
    20240414_県立美術館
    ヤツデ
    20241129_県立美術館
    ヤツデ
    20241129_県立美術館 雌性期
    ヤツデ
    20250404_県立美術館
    ヤツデ
    20250404_県立美術館
    ヤツデ
    20251106_県立美術館
    ヤツデ
    20251106_県立美術館
  • アオダモ

    基本情報

    • 学名:Fraxinus lanuginosa
    • 科名・属名:モクセイ科 トネリコ属
    • 漢字名:青梻
    • 別名:コバノトネリコ、アオタゴ

    名前の由来

    • 「アオ」
      • トネリコ属の樹皮には蛍光物質を含み、枝を切って水に浸して暗い場所で紫外線を当てると青く蛍光する。殺菌性の強いクマリン配糖体のエスクリン等が水に溶け出し、青(藍)色の蛍光を発行するため
    • 「タモ」「タゴ」
      • 水田の畦の稲架木(はさぎ)として植えていたため「田面(たも)」由来説、材の粘りが強くて大きくたわむ「たわむ木」から転訛説など諸説あり
    • 「コバノトネリコ」のトネリコについては、シマトネリコの名前の由来参照

    生育地

    • 山地の林内

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 若木は灰白色でなめらか。成長すると縦に浅い筋

    • 葉序:対生
    • 葉形:奇数羽状複葉、小葉2~3対、長さ12~25cm
    • 葉軸:無毛
    • 小葉形:長楕円形、長さ4~10cm
    • 小葉縁:細鋸歯
    • 小葉質:表面は無毛、裏面の脈にわずかに毛あり
    • 小葉柄:ほぼない

    • 花性: 雄性両性異株
    • 花序:新枝の先や葉腋に円錐花序をだし、白色の花を多数つける
    • 花被:花冠は4全裂し、裂片は長さ6~7mmの線形
      • 雄花:雄しべ2個
      • 両性花:雄しべ2個、雌しべ1個
    • 開花期:4〜5月
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :長さ2~3cm
    • 成熟期:9~10月

    種子

    • :翼の付け根に1個?
    • :長さ7~10mm
    • 散布方法:風散布(翼で回転し遠くに飛ぶ)

    冬芽

    • 鱗芽
    • 頂芽と頂生側芽。側芽は対生。芽鱗はほとんど無毛

    葉痕


    用途

    • :アオダモ類の材は縦に割りやすく、粘りがあり狂いも少ないため、公式用の野球のバットに用いた。他、床柱や木槌等の器具材や薪(生でもよく燃える)に用いた
    • 樹皮:生薬の「秦皮(しんぴ)」と呼ばれ、下痢止め、解熱、洗眼剤に用いた

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-3346]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[2284]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-244P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[676P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下297]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[2-88P]

    写真

    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20240428_高山・市民の森
    アオダモ
    20240428_高山・市民の森
    アオダモ
    20250309_高山・市民の森
    アオダモ
    20250309_高山・市民の森
    アオダモ
    20250427_高山・市民の森
    アオダモ
    20250427_高山・市民の森
  • ヤエガワカンバ Betula davurica

    カバノキ科カバノキ属
    漢字:八重皮樺
    名前の由来:
    「ヤエガワ(八重皮)」は、樹皮が幾重にもはがれる。
    「カンバ(樺)」は、シラカンバの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:互生(長枝)、一対(短枝)
    花:雌雄同株
    花期:4~5月
    果実:堅果が集まった複合果
    果期:9~10月

    ヤエガワカンバ
    20231101_清里自然歩道
    ヤエガワカンバ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ヤエガワカンバ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ヤエガカンバ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    ヤエガカンバ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    ヤエガカンバ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
  • モミジバフウ Liquidambar styraciflua

    フウ科フウ属
    漢字:紅葉葉楓
    別名:アメリカフウ(アメリカ楓)
    名前の由来:
    葉の形がカエデ(モミジ)似た「フウ」。
    「フウ(楓)」は、フウの木に似る。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄同株、頭状花序、無花被花(萼と花冠なし)
    花期:4~5月
    果実:蒴果が集まった複合果、さび色
    果期:11~12月
    備考:
    北・中米原産。
    枝の上側はコルク質が発達し翼状になる。
    公園や街路樹に植えられる。

    モミジバフウ
    20231016_県立森林公園
    モミジバフウ
    20231016_県立森林公園
    モミジバフウ
    20231016_県立森林公園
    モミジバフウ
    20231023_県立森林公園
  • モッコク Ternstroemia gymnanthera

    サカキ科モッコク属
    漢字:木斛
    名前の由来:花の香りがラン科のセッコク(石斛)の花に似た木の説あり。
    樹形:常緑高木
    葉:互生
    花:雄性両性異株、白色→黄色を帯びる
    花期:6~7月
    果実:蒴果、赤色、種子は橙赤色
    果期:10~11月
    備考:
    葉柄は鮮明な紅紫色。
    材は堅く強靭で、寄木細工、象嵌(がん)材などに用いる。

    モッコク
    20211018_城北公園
    モッコク
    20220801_県立美術館
    モッコク
    20250404_県立美術館
    モッコク
    20250404_県立美術館
    モッコク
    20250404_県立美術館
    モッコク
    20251010_その他
  • モチツツジ Rhododendron macrosepalum

    ツツジ科ツツジ属
    漢字:黐躑躅
    名前の由来:
    「モチ(黐)」は、萼、新芽、花柄、子房などに生えた腺毛が鳥もちのように粘る。
    腺毛:植物の表皮に生じる突起状の毛で特殊な液体を分泌する。
    「ツツジ(躑躅)」は、ヤマツツジの名前の由来参照。
    樹形:半落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、淡紅紫色
    花期:4~6月
    果実:蒴果
    果期:8~10月
    備考:
    ツツジについては、ヤマツツジの備考参照。
    春に出る葉は広楕円形で少し大きく、夏に出る葉は春より小さい狭楕円形。秋には紅葉するが、多くの葉は落葉せず越冬する半落葉。
    <モチツツジカスミカメ>
    一般の小昆虫類は本種の粘液に捕らえられるが、モチツツジカスミカメ(体長4.5mm程)はその腺毛上を自由に歩き回ることができ、動けなくなった昆虫類の体液を吸う。

    モチツツジ
    20230502_高山・市民の森
    モチツツジ
    20230502_高山・市民の森
    モチツツジ
    20231016_県立森林公園
    モチツツジ
    20231016_県立森林公園