【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • トキワサンザシ Pyracantha coccinea

    バラ科トキワサンザシ属
    漢字:常盤山査子
    名前の由来:
    トキワ(常磐)は一年中という意味で、この木が常緑の木であること、サンザシ(山査子)は実がサンザシの実に似ている。
    樹形:常緑低木
    葉:互生
    花:両性花、白色
    花期:5~6月
    果実:ナシ状果、赤色
    果期:10~1月
    備考:
    西アジア原産。
    トキワサンザシ属を総称して「ピラカンサ」と呼ぶ。
    果実は一度にたくさん熟すが、果肉に青酸配糖体を含み美味しくない。鳥は少しずつ食べて何度も来ることになり、種子は時間的にも空間的にも広くばらまかれることになる。

    トキワサンザシ
    20231016_県立森林公園
    トキワサンザシ
    20231016_県立森林公園
  • トウヒ Picea jezoensis

    マツ科トウヒ属
    漢字:唐檜
    名前の由来:漢字「唐檜」は、見た目が唐の国(中国)の木のようであり、材がヒノキの代用になる。
    樹形:常緑高木
    花:雌雄同株
    花期:5~6月
    種子:球果
    種期:秋
    備考:
    日本固有種。
    亜高山帯で、シラビソ、オオシラビソ、コメツガなどと混生。
    エゾマツ(北海道のみに生える)の変種。
    葉の裏面に2本の気孔帯があり、内側に曲がり気孔帯に日があたらないようにしている。
    葉の断面は扁平
    葉の先端は尖り、老木では鈍頭になる。
    トウヒ属は、葉の付け根の葉枕が隆起している。
    トウヒ属の球果は、下垂し種子だけ飛び散る、種鱗は脱落せずに球果は丸ごと落ちる
    カサアブラムシが虫えいを作る。
    材は音響効果がよく、バイオリンの甲板やピアノの響盤に用いる。

    トウヒ
    20221013_しらびそ高原
    トウヒ
    20221013_しらびそ高原
    トウヒ
    20221013_しらびそ高原
    トウヒ
    20221013_しらびそ高原 エゾマツカサアブラムシの虫えい
    トウヒ
    20221013_しらびそ高原
    トウヒ
    20230821_宝永遊歩道
    トウヒ
    20230821_宝永遊歩道
    トウヒ
    20230821_宝永遊歩道
    トウヒ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    トウヒ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    トウヒ
    20240724_富士山太郎坊周辺
    トウヒ
    20240724_富士山太郎坊周辺
  • トウバナ Clinopodium gracile

    シソ科トウバナ属
    漢字:塔花
    名前の由来:花穂の形を塔に見立てた。
    葉:対生
    花:唇形花、淡紅色
    花期:5~8月
    果実:4個の分果
    習性:多年草

    トウバナ
    20240427_遊木の森
    トウバナ
    20240427_遊木の森
    トウバナ
    20240504_高山・市民の森
    トウバナ
    20240504_高山・市民の森
  • トウネズミモチ Ligustrum lucidum

    モクセイ科イボタノキ属
    漢字:唐鼠黐
    名前の由来:
    「トウ(唐)」は、中国原産。
    「ネズミモチ(鼠黐)」は、ネズミモチの名前の由来参照。
    樹形:常緑高木
    葉:対生
    花:両性花、円錐花序、白色
    花期:6~7月
    果実:液果状の核果、黒紫色、種子は黒色
    果期:10~12月
    備考:
    成長が早く、鳥による種子散布で増え、要注意外来生物に指定されている。
    ネズミモチとの違い>
    ネズミモチの備考参照。

    トウネズミモチ
    20220801_県立美術館
    トウネズミモチ
    20220801_県立美術館
    トウネズミモチ
    20220801_県立美術館
    トウネズミモチ
    20240809_県立美術館
    トウネズミモチ
    20240809_県立美術館
  • ドウダンツツジ Enkianthus perulatus

    ツツジ科ドウダンツツジ属
    漢字:灯台躑躅/満天星躑躅
    名前の由来:
    「ドウダン(灯台)」は、花の枝分かれの様子が昔の灯火を支えた結び灯台(3本の棒を結び、上に油皿を置いて灯火をともす道具)の形に似ている。
    「ツツジ(躑躅)」は、ヤマツツジの名前の由来参照。
    樹形:落葉低木
    葉:互生、枝先に集まる
    花:両性花、下垂する散形花序、白色
    花期:4~5月
    果実:蒴果
    果期:8~10月
    備考:果穂は下垂するが、果実は上を向く。

    ドウダンツツジ
    20240414_県立美術館
    ドウダンツツジ
    20240414_県立美術館
    ドウダンツツジ
    20240414_県立美術館
  • トウゴクミツバツツジ Rhododendron wadanum

    ツツジ科ツツジ属
    漢字:東国三葉躑躅
    名前の由来:
    「トウゴク(東国)」は、関東地方の山地に多い。
    「ミツバ(三葉)」は、葉が枝先に3個輪生する。
    「ツツジ(躑躅)」は、ヤマツツジの名前の由来参照。
    樹形:落葉低木
    葉:互生、枝先に3枚輪生状
    花:両性花、紅紫色
    花期:4~6月上旬
    果実:蒴果
    果期:10月
    備考:ツツジについては、ヤマツツジの備考参照。

    トウゴクミツバツツジ
    20230527_岩岳
    トウゴクミツバツツジ
    20230527_岩岳
    トウゴクミツバツツジ
    20230527_岩岳
    トウゴクミツバツツジ
    20230527_岩岳
    トウゴクミツバツツジ
    20230527_岩岳
    トウゴクミツバツツジ
    20230527_岩岳
  • トウカエデ Acer buergerianum

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:唐楓
    名前の由来:
    「トウ(唐)」は、中国(唐)原産。
    「カエデ(楓)」は、イロハカエデの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:対生
    花:雌雄同株(ひとつの花序に雄花と両性花が混じる)、散房花序、淡黄色
    花期:4~5月
    果実:翼果、翼は幅が広くあまり開かない
    果期:7~9月
    備考:
    剪定や大気汚染に強く、紅葉が美しいため街路樹に用いる。
    幼木の葉には葉縁に細かい鋸歯があるが、成木ではなくなる。

    トウカエデ
    20231016_県立森林公園
    トウカエデ
    20231016_県立森林公園
    トウカエデ
    20231016_県立森林公園
  • テンニンソウ Leucosceptrum japonicum

    シソ科テンニンソウ属
    漢字:天人草
    名前の由来:
    葉:対生
    花:唇形花、淡黄色、雄しべおよび雌しべは花冠より長い
    花期:8~10月
    習性:多年草
    備考:茎は四角形。

    テンニンソウ
    20240918_箱根湿生花園
    テンニンソウ
    20240918_箱根湿生花園
  • テイカカズラ Trachelospermum asiaticum

    キョウチクトウ科テイカカズラ属
    漢字:定家葛
    名前の由来:
    「定家」は、平安朝の歌人、藤原定家に因む。
    藤原定家が式子(しょくし)内親王(後白河天皇の娘)に思いを寄せつづけ、内親王の没後もその墓に葛(かずら)となって絡みついたという伝説による。
    樹形:蔓性常緑木本
    葉:対生
    花:両性花、集散花序、白色→黄色、芳香あり
    花期:5~6月
    果実:袋果、鞘状で熟すと赤くなり裂けて冠毛をもつ種子を出す
    果期:10~11月
    備考:蔓は最初は地面をはうが、木の幹を見つけると高みによじ登る。その際、茎の途中から粘液を分泌する気根(付着根)を出してへばりつき、木の幹をはい上がって側面をおおう。

    テイカカズラ
    20221127_朝鮮岩
    テイカカズラ
    20221127_朝鮮岩
    テイカカズラ
    20231021_その他
    テイカカズラ
    20231021_その他
    テイカカズラ
    20231021_その他
    テイカカズラ
    20240519_遊木の森
    テイカカズラ
    20240519_遊木の森
  • ツワブキ Farfugium japonicum

    キク科ツワブキ属
    漢字:石蕗
    名前の由来:葉に光沢があるフキという意味の「艶蕗」が転訛した。
    葉:根生葉を束生
    花:まわりの舌状花と中心の筒状花の集まった頭状花序、黄色
    花期:10~12月
    果実:瘦果、冠毛を密生
    習性:多年草
    備考:葉柄はフキと同じように、きゃらぶき(甘く煮詰めたもの)にして食べる。

    ツワブキ
    20241028_県立美術館
    ツワブキ
    20241028_県立美術館