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投稿者: kona

  • ヒメオドリコソウ Lamium purpureum

    シソ科オドリコソウ属
    漢字:姫踊り子草
    名前の由来:
    「ヒメ(姫)」は、背丈・葉や花の⼤きさが「オドリコソウ」の半分以下で小さい。
    「オドリコソウ(踊り子草)」は、花の形を笠をかぶった踊り子の姿にたとえた。
    葉:十字対生
    花:唇形花、淡紅色
    花期:4~5月
    果実:4個の分果
    習性:2年草
    備考:
    ヨーロッパ原産。
    <アリ散布>
    ハコベの備考参照。

    ヒメオドリコソウ
    20240410_吉田川
    ヒメオドリコソウ
    20240410_吉田川
  • ヒノキ Chamaecyparis obtusa

    ヒノキ科ヒノキ属
    漢字:檜/桧
    名前の由来:
    幹や枝がこすれるとすぐ火がつく説、
    火起こし道具の「火切り板」に多く用いたことから「火の木」から説など諸説あり。
    樹形:常緑高木
    葉:十字対生(小さな鱗のように見えるのが1個の葉)
    花:雌雄同株
    花期:4月
    種子:球果
    種期:10~11月
    備考:
    日本固有種。
    スギに比べると成長は遅いが、乾燥地にも耐えるので、スギに次いで植林されている。
    材は緻密で狂いがなく、加工が容易で、光沢があり、香りがよいため、最も優れた建築材とされる。また、耐久性があり、世界最古(1300年以上前)の木造建築である法隆寺がヒノキでつくられていることは有名。
    樹皮はスギの皮と同様、屋根を葺くのに用いられ、葺いた屋根を「檜皮葺(ひわだぶき)」という。
    サワラとの葉の違い>

    白い気孔帯側面の葉の先端
    ヒノキY字形尖らず内曲
    サワラX字形尖って開出
    ヒノキ
    20221105_朝鮮岩
    ヒノキ
    20240303_高山・市民の森
    ヒノキ
    20240303_高山・市民の森
    ヒノキ
    20240303_高山・市民の森
  • ヒナウチワカエデ Acer tenuifolium

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:雛団扇楓
    名前の由来:ハウチワカエデに比べて繊細なのを雛にたとえた。
    樹形:落葉小高木
    葉:対生
    花:雌雄同株(雄花と両性花が混じる)、散房花序、淡黄色
    花期:4~5月
    果実:翼果、鈍角に開く
    果期:7~9月
    備考:
    コハウチワカエデとの葉の違い>
    本種は、切れ込みが細く深い。切れ込みの最深部にまるい隙間がある。
    コハウチワカエデは、葉柄に短毛が密生しているが、本種は無毛。

    ヒナウチワカエデ
    20241121_環境省生物多様性センター
    ヒナウチワカエデ
    20241121_環境省生物多様性センター
  • ヒトツバカエデ Acer distylum

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:一葉楓
    別名:マルバカエデ(丸葉楓)
    名前の由来:
    「ヒトツバ(一葉)」は、葉に切れ込みがない、別名も同様。
    「カエデ(楓)」は、イロハカエデの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:対生、葉脚は深い心形
    花:雌雄同株(ひとつの花序に雄花と両性花が混じる)、総状花序、黄色
    花期:5~6月
    果実:翼果、翼は鋭角
    果期:8~10月

    ヒトツバカエデ
    20221012_しらびそ高原
    ヒトツバカエデ
    20221012_しらびそ高原
    ヒトツバカエデ
    20221012_しらびそ高原
    ヒトツバカエデ
    20240911_箱根湿生花園
    ヒトツバカエデ
    20240911_箱根湿生花園
    ヒトツバカエデ
    20240911_箱根湿生花園
    ヒトツバカエデ
    20240911_箱根湿生花園
  • ヒツジグサ Nymphaea tetragona

    スイレン科スイレン属
    漢字:未草
    漢名:睡蓮
    名前の由来:未の刻(午後2時頃)に開花するとされた(実際は異なる)。
    葉:根生葉は束生
    花:白色
    花期:6~9月
    果実:液果(水中)、熟すとくずれて種子を水中に放出する、種子には袋状の肉質仮種皮あり
    習性:多年草
    備考:
    池や沼に生える。
    花は日中に開いて夜になると閉じ、2~3日開閉をくり返す。

    ヒツジグサ
    20240918_箱根湿生花園
    ヒツジグサ
    20240918_箱根湿生花園
    ヒツジグサ
    20240918_箱根湿生花園
  • ヒサカキ Eurya japonica

    サカキ科ヒサカキ属
    漢字:姫榊
    名前の由来:
    サカキに比べて葉などが小さいため「姫榊」と言っていたものがヒサカキに転訛した説、
    サカキに似ているが異なる「非サカキ」など諸説あり。
    樹形:常緑小高木
    葉:互生
    花:雌雄異株、白色
    花期:3~4月
    果実:液果、紫黒色
    果期:10~11月
    備考:[2-2898][737][2-188P][570P][下251][2-70P]
    花は、ハエに送粉してもらうため、ハエの好むアンモニアを含むにおい(都市ガス、たくあん漬け、塩ラーメン)あり(特に雌花)。
    サカキの代用として神事に、シキミの代用として仏事に利用される。
    昔は、木灰を草木染めに用いた。
    実を潰すとインクのような果汁が出る。
    ツバキ同様、花弁の基部は合着し、花弁は散らずに抜け落ちる。

    ヒサカキ
    20211030_遊木の森
    ヒサカキ
    20211030_遊木の森
    ヒサカキ
    20211212_森林公園
    ヒサカキ
    20211212_森林公園
    ヒサカキ
    20220619_遊木の森
    ヒサカキ
    20220619_遊木の森
    ヒサカキ
    20220801_県立美術館
    ヒサカキ
    20220801_県立美術館
    ヒサカキ
    20220801_県立美術館
    ヒサカキ
    20240310_朝鮮岩
    ヒサカキ
    20240310_朝鮮岩
    ヒサカキ
    20240331_高山・市民の森
    ヒサカキ
    20240331_高山・市民の森
    ヒサカキ
    20250309_高山・市民の森
    ヒサカキ
    20250309_高山・市民の森
    ヒサカキ
    20250309_高山・市民の森
    ヒサカキ
    20250323_朝鮮岩
    ヒサカキ
    20250323_朝鮮岩
    ヒサカキ
    20251207_朝鮮岩
  • ヒカゲツツジ Rhododendron keiskei

    ツツジ科ツツジ属
    漢字:日陰躑躅
    別名:サワテラシ(沢照らし)
    名前の由来:
    「ヒカゲ(日陰)」は、日陰に生える説あり。
    「ツツジ(躑躅)」は、ヤマツツジの名前の由来参照。
    「サワテラシ(沢照らし)」は、渓谷の岩壁や岩尾根など、劣悪な環境に適応して生育しており、春には淡黄色の花を枝先一面に着け、秋には見事に紅葉する。
    樹形:常緑低木
    葉:互生、枝先に輪生状につく、葉裏に腺状鱗片が残る
    花:両性花、淡黄色
    花期:4~5月
    果実:蒴果、腺状鱗片が密生する
    果期:7~9月
    備考:ツツジについては、ヤマツツジの備考参照。

    ヒカゲツツジ
    20240918_箱根湿生花園
    ヒカゲツツジ
    20240918_箱根湿生花園
  • ヒイラギナンテン Mahonia japonica

    メギ科ヒイラギナンテン属
    漢字:柊南天
    名前の由来:
    小葉がヒイラギの葉に似ている「ナンテン」。
    「ナンテン」は、ナンテンの名前の由来参照。
    樹形:常緑低木
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:両性花、総状花序、黄色
    花期:3~4月
    果実:液果、紫黒色
    果期:6~7月
    備考:
    中国~ヒマラヤ・台湾原産。
    最も基部の小葉1対は小さく、枝に接するように着き、2番目の小葉は、この小葉から離れて着く。
    雄しべに触れると内側に曲がり、中心の雌しべの方に動く(内曲運動)。

    ヒイラギナンテン
    20220515_その他
    ヒイラギナンテン
    20220515_その他
    ヒイラギナンテン
    20220515_その他
    ヒイラギナンテン
    20220515_その他
    ヒイラギナンテン
    20240308_その他
    ヒイラギナンテン
    20240308_その他
  • ヒイラギ Osmanthus heterophyllus

    モクセイ科モクセイ属
    漢字:柊
    名前の由来:
    とげが刺さるとヒリヒリ痛む「疼(ひい)らぐ」という古語に由来。
    漢字「柊」は、冬に花が咲くため。
    樹形:常緑小高木
    葉:対生
    花:雌性両性異株、白色、芳香あり
    花期:11~12月
    果実:核果、黒紫色
    果期:翌年の6~7月
    備考:
    鋭いとげによって邪気を祓う木と考えられ、庭に植える習慣あり。
    材は緻密で堅く、印鑑や将棋の駒などに用いた。
    <先祖返り、隔世遺伝>
    若木の葉は鋭い鋸歯があるが、老木では全縁になる。幼木の時期は樹高が低く、草食動物などに食べられる危険性が高いためとげで武装し、成長して樹高が高くなるととげの必要性がなくなるからと考えられる(とげを作るのにもコストがかかる)。強く剪定したりして枝が若返ると、再びとげを作る。
    <焼嗅(やいか)がし(柊鰯(ひいらぎいわし))>
    二月の節分に、ヒイラギやトベラの小枝に焼いたイワシの頭をさして戸口に立て、魔除けにする厄除けの習慣あり。ヒイラギやトベラの生葉を火にくべると葉が膨らんでパチパチと音を立てて弾けながら燃えることがあり、この音が鬼おどしの意味があるとも言われている。

    ヒイラギ
    20220801_県立美術館
    ヒイラギ
    20220801_県立美術館
    ヒイラギ
    20220801_県立美術館
    ヒイラギ
    20241129_県立美術館
    ヒイラギ
    20241129_県立美術館
  • ハンノキ Alnus japonica

    カバノキ科ハンノキ属
    漢字:榛の木
    別名:ハリノキ
    名前の由来:
    古名の「榛(はり)の木」が転化した。
    「榛(はり)」は、開墾を意味する古語「墾(はり)」に由来する説あり。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄同株、枝先に雄花序 その基部に雌花序
    花期:4月(寒地) 11月(暖地) ※1~3月の記事もあり
    果実:堅果が集まった複合果
    果期:10月
    備考:
    水辺や湿原などの過湿地に生える。
    冬芽は、ヤシャブシ類の先が尖るのに対し、ハンノキ類は円頭で短い柄がある。
    花芽のつく枝の側芽は裸芽になっている(他は芽鱗あり)。
    樹皮や果穂はタンニンを含み、茶色染料として用いた。
    材は堅く、器具や薪炭に用いた。
    幼虫が葉を食べるミドリシジミの食樹。
    <ハンノキ属の根粒菌(放線菌)による窒素固定>
    ハンノキ属の樹木は、葉から窒素などを回収せずに落葉するために、落ち葉は、黄葉や紅葉せずに緑色のまま。その結果、土壌中に窒素を提供する「肥料木」となる。
    根に「根粒菌(細菌の一種)」が寄生して根粒を形成している。根粒菌は、根粒内部で空気中の窒素を植物が利用できる窒素化合物(アンモニア)に変換(窒素固定)している。根粒菌により大気中の窒素を吸収することができるため、落葉時に窒素などを回収する必要がない。植物側からは、光合成生産物の糖などを根粒菌に提供し、相利共生関係が成立している。

    ハンノキ
    20240911_箱根湿生花園
    ハンノキ
    20240911_箱根湿生花園
    ハンノキ
    20240911_箱根湿生花園
    ハンノキ
    20240911_箱根湿生花園
    ハンノキ
    20240911_箱根湿生花園
    ハンノキ
    20240911_箱根湿生花園