【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • ツタウルシ Rhus ambigua

    ウルシ科ウルシ属
    漢字:蔦漆
    名前の由来:ツタに似た「ウルシ」。
    樹形:蔓性落葉木本
    葉:互生、3出複葉
    花:雌雄異株、総状花序、黄緑色
    花期:5~6月
    果実:核果、黄褐色、無毛
    果期:8~9月
    備考:
    気根(付着根)を出して、木や岩にはい登る。
    葉に触れると非常にかぶれやすい(ウルシオールという物質による接触性皮膚炎)。紅葉時はウルシ成分が少なく、かぶれることは少ない。
    かぶれると炎症を起こし、猛烈に痒くなる。痒くてかくと傷が付き、熱が出て腫れてひどくなる。
    かぶれの危険度は、
    「ツタウルシ > ウルシ > ヤマハゼ > ハゼノキ > ヤマウルシ > ヌルデ」。
    若い茎の小葉は粗い鋸歯があるが、古い茎の小葉は全縁。
    ツタとの違い>

    巻き髭
    ツタウルシ3出複葉のみなし葉裏側脈や若枝に褐色毛あり
    ツタ3出複葉以外に単葉もあり変化が多い枝別れした巻き髭ありなし
    ツタウルシ
    20221013_しらびそ高原
    ツタウルシ
    20221013_しらびそ高原
    ツタウルシ
    20221013_しらびそ高原
    ツタウルシ
    20221013_しらびそ高原
    ツタウルシ
    20221013_しらびそ高原
    ツタウルシ
    20231101_清里自然歩道
    ツタウルシ
    20231101_清里自然歩道
    ツタウルシ
    20231101_清里自然歩道
  • ツタ Parthenocissus tricuspidata

    ブドウ科ツタ属
    漢字:蔦
    別名:ナツヅタ(夏蔦)
    名前の由来:
    蔓をもって他物に伝う。
    「ナツヅタ(夏蔦)」は、夏緑性で冬は落葉する。
    樹形:蔓性落葉木本
    葉:互生
    花:両性花、集散花序、黄緑色
    花期:6~7月
    果実:液果、藍黒色
    果期:秋
    備考:
    茎には側芽や巻き髭の着き方に規則性あり。節間が長い2節と節間が短い1節があり、3つの節間が1セット。葉はすべての節に着くが、側芽は短い節の基部のみに着き、巻き髭は長い節の基部のみに着く。
    巻き髭は、5、6本に枝分かれし、その先端が吸盤になって張り付く。1年で枯れるが、その頃には茎から気根(付着根)を出して張り付く。
    葉は、切れ込みのある単葉から3出複葉まで変化がある。

    ツタ
    20240614_高山・市民の森
    ツタ
    20240614_高山・市民の森
  • ツクバネウツギ Abelia spathulata

    スイカズラ科ツグバネウツギ属
    漢字:衝羽根空木
    名前の由来:
    「ツクバネ(衝羽根)」は、花が落ちた後も果実の先に5枚の萼片が残り、羽根つきの羽根(衝羽根)に似ている。
    「ウツギ(空木)」は、木の姿がウツギに似る。
    樹形:落葉低木
    葉:対生
    花:両性花、集散花序、白色ときに淡黄色や淡紅色
    花期:5~6月
    果実:瘦果
    果期:9~11月
    備考:中国原産の「シナツクバネウツギ」との交配種「ハナゾノツクバネウツギ(アベリア)」あり。

    ツクバネウツギ
    20230626_富士山こどもの国
    ツクバネウツギ
    20230626_富士山こどもの国
    ツクバネウツギ
    20240911_箱根湿生花園
    ツクバネウツギ
    20240911_箱根湿生花園
    ツクバネウツギ
    20240911_箱根湿生花園
  • ツガ Tsuga sieboldii

    マツ科ツガ属
    漢字:栂
    名前の由来:
    木が曲がる意味の「とが」が転訛した説、
    枝についた葉が下側に長い葉、上側に短い葉と並ぶことから、「継ぎあう」とか「番(つが)う」を意味する「つがう木(組み合わせる木)」と表現した説、
    かつて咎人(とがにん)を張り付ける木として使われたため、トガがツガになった説などあり。
    漢字名「栂」は、落葉した葉が厚く堆積して肥料となり台地を育むため、母のごとき木とした説、
    楕円形の球果が、母指(おやゆび)ぐらいの大きさ説、
    幹から出る白っぽい樹液(樹脂)を母乳に見立てた説など諸説あり。
    樹形:常緑高木
    花:雌雄同株
    花期:4~6月
    種子:球果
    種期:10月頃
    備考:
    ツガ属の球果は下垂し、種鱗は脱落しない。
    葉は偏平な針状、表面は黄色がかった緑色で艶あり、主脈に沿ってくぼみあり。裏面は二本の白い気孔帯が明瞭、葉先は少しくぼむが、モミのように尖らず丸まっている。
    材は針葉樹材の中では重硬で、節やアテ材が比較的多く、加工性は容易ではない。また、ほとんどが天然性のため、成長が遅く、年輪が詰まった美しい柾目面が取れ、建築材としては柱や土台、長押(なげし)や鴨居、床柱に用いられた他、線路の枕木や器具材、指物(さしもの)、家具材、船舶材、彫刻材などにも用いた。
    コメツガとの違い>

    生息域若枝球果の長さ(mm)果柄冬芽
    ツガ本州中部標高1600付近
    下部
    無毛、光沢あり20~30下向きに曲がる先端尖り気味
    コメツガ本州中部標高1600付近
    上部
    褐色の短毛あり、光沢なし15~20斜め下に曲がる程度先端丸目気味
    ツガ
    20231101_清里自然歩道
    ツガ
    20231101_清里自然歩道
    ツガ
    20231101_清里自然歩道
  • チャノキ Camellia sinensis

    ツバキ科ツバキ属
    漢字:茶の木
    名前の由来:漢名の「茶」を音読みした。
    樹形:常緑低木
    葉:互生
    花:両性花、白色
    花期:10~11月
    果実:蒴果、褐色~帯赤褐色、種子は褐色
    果期:翌年の9~11月
    備考:
    中国西南部、ベトナムからインド周辺の原産。
    展開する新葉を摘んで緑茶などにする。

    チャノキ
    20241015_遊木の森
    チャノキ
    20241015_遊木の森
    チャノキ
    20241015_遊木の森
    チャノキ
    20241015_遊木の森
    チャノキ
    20241015_遊木の森
  • チドリノキ Acer carpinifolium

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:千鳥の木
    別名:ヤマシバカエデ(山柴楓)
    名前の由来:翼果の形を千鳥が飛ぶ姿に見立てた。
    樹形:落葉高木
    葉:対生
    花:雌雄異株、総状花序、淡黄色
    花期:4~5月
    果実:翼果
    果期:8~10月
    備考:
    日本固有種。
    黄葉した葉は落葉しにくく、春まで着いているものが多い。

    チドリノキ
    20230817_西臼塚
    チドリノキ
    20230817_西臼塚
    チドリノキ
    20230817_西臼塚
    チドリノキ
    20230817_西臼塚
    チドリノキ
    20230817_西臼塚
    チドリノキ
    20240911_箱根湿生花園
    チドリノキ
    20240911_箱根湿生花園
    チドリノキ
    20240911_箱根湿生花園
    チドリノキ
    20241006_高山・市民の森
    チドリノキ
    20241006_高山・市民の森
    チドリノキ
    20241006_高山・市民の森
    チドリノキ
    20241108_高山・市民の森
    チドリノキ
    20250309_高山・市民の森
    チドリノキ
    20250309_高山・市民の森
    チドリノキ
    20250309_高山・市民の森
  • チゴユリ Disporum smilacinum

    イヌサフラン科チゴユリ属
    漢字:稚児百合
    名前の由来:
    「チゴ(稚児)」は、可憐な小型の花を稚児に見立てた。
    「ユリ(百合)」は、ササユリの名前の由来参照。
    葉:互生
    花:白色
    花期:4~6月
    果実:液果、黒色
    習性:多年草

    チゴユリ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    チゴユリ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    チゴユリ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
  • チカラシバ Pennisetum alopecuroides

    イネ科チカラシバ属
    漢字:力芝
    別名:ミチシバ(道芝)
    名前の由来:
    土にしっかりと根をはり、容易に引き抜けない。
    「ミチシバ(道芝)」は、道ばたに多い。
    葉:
    花:黒紫色
    花期:8~11月
    習性:多年草

    チカラシバ
    20241015_遊木の森
    チカラシバ
    20241015_遊木の森
  • タンナサワフタギ Symplocos coreana

    ハイノキ科ハイノキ属
    漢字:耽羅沢蓋木
    名前の由来:
    「タンナ(耽羅)」は、韓国・済州島の古名(耽羅(たんら))。この島で最初に発見された。
    「サワフタギ(沢蓋木)」は、サワフタギの名前の由来参照。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、円錐花序、白色
    花期:6月頃
    果実:核果、藍黒色
    果期:9~10月
    備考:
    材は白く堅く緻密で、櫛、算盤玉(そろばんだま)、印材に用いた。
    サワフタギとの違い>
    サワフタギの備考参照。

    タンナサワフタギ
    20230527_下十枚山・十枚山
    タンナサワフタギ
    20230527_下十枚山・十枚山
    タンナサワフタギ
    20240517_竜爪山
    タンナサワフタギ
    20240517_竜爪山
    タンナサワフタギ
    20240517_竜爪山
  • ダンコウバイ Lindera obtusiloba

    クスノキ科クロモジ属
    漢字:檀香梅
    名前の由来:
    「檀香梅」は、中国原産のロウバイの品種の漢名で、これを和名に転用した説あり。檀香は、白檀(ビャクダン)など香木の総称。材が白檀のような香りがあり、花がウメ(梅)に似ているため転用したらしい。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:雌雄異株、散形花序、黄色、芳香あり
    花期:2~4月
    果実:液果、赤色→黒紫色
    果期:9~10月
    備考:
    葉は、3浅裂の有無の異形葉性を示す。
    花、枝を折ったり、葉を揉むと芳香あり。
    アブラチャンとの違い>
    アブラチャンの備考参照。

    ダンコウバイ
    20220312_朝鮮岩
    ダンコウバイ
    20220312_朝鮮岩
    ダンコウバイ
    20220312_朝鮮岩
    ダンコウバイ
    20220410_満観峰
    ダンコウバイ
    20220410_満観峰
    ダンコウバイ
    20220504_朝鮮岩
    ダンコウバイ
    20220613_高山・市民の森
    ダンコウバイ
    20220613_高山・市民の森
    ダンコウバイ
    20220613_高山・市民の森
    ダンコウバイ
    20220613_高山・市民の森
    ダンコウバイ
    20220613_高山・市民の森
    ダンコウバイ
    20230108_満観峰
    ダンコウバイ
    20230108_満観峰
    ダンコウバイ
    20231101_清里自然歩道
    ダンコウバイ
    20231101_清里自然歩道
    ダンコウバイ
    20231101_清里自然歩道
    ダンコウバイ
    20231202_高山・市民の森
    ダンコウバイ
    20240310_朝鮮岩・満観峰
    ダンコウバイ
    20240310_朝鮮岩・満観峰
    ダンコウバイ
    20240310_朝鮮岩・満観峰