バラ科キイチゴ属
漢字:苦苺
名前の由来:果実は赤く熟すと甘味があるが、種子を噛むと苦味がある。
樹形:落葉低木
葉:互生
花:両性花、白色
花期:4~5月
果実:核果が集まった集合果、赤色
果期:6~7月
備考:
葉や枝に白いロウ質の粉がつき、細いとげが多い。
葉裏の脈上に細いとげが散生する。
投稿者: kona
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ナンテン Nandina domestica
メギ科ナンテン属
漢字:南天
名前の由来:中国での呼び名「南天燭(しょく)、南天竹(ちく)、南天竺(じく)」を簡略化。
樹形:常緑低木
葉:互生、3回奇数羽状複葉
花:両性花、円錐花序、白色
花期:5~6月
果実:液果、赤色
果期:10~11月
備考:
「難を転じる」の語呂から縁起のいいものとされ、正月飾りに用いたり、戸口などに植えられた。
葉に含まれるナンジニンには殺菌力あり。小豆を使った赤飯が傷みやすいことから、葉を載せて長期保存を可能にし防腐効果あり。
木部・樹皮・果実に神経麻痺や鎮咳作用のあるアルカロイドを含み、乾燥させた実は「南天実(なんてんじつ)」として咳止めの薬。
果実は一度にたくさん熟すが、アルカロイドの一種のベルベリンを含み苦い。鳥は少しずつ食べて何度も来ることになり、種子は時間的にも空間的にも広くばらまかれることになる。
紫外線が強くなる冬場は、葉が赤くなって、有害な紫外線を吸収する。 -
ナンキンハゼ Triadica sebifera
トウダイグサ科ナンキンハゼ属
漢字:南京櫨
名前の由来:中国原産で、種子に蝋分が多く、ハゼノキと同様に木蝋を採取した。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:雌雄同株、総状花序、黄色、香気あり
花期:7月
果実:蒴果、褐色、種子は白い蝋質の仮種皮に包まれている
果期:10~11月
備考:
中国原産。
総状花序の基部の数個が雌花で、それ以外は雄花。雌雄異熟で、雄花と雌花の開花の順序が木によって異なる。
葉身基部に1対の蜜腺がある。 -
ナンキンナナカマド Sorbus gracilis
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ナナカマド Sorbus commixta
バラ科ナナカマド属
漢字:七竈
名前の由来:
材が燃えにくく七度かまどに入れても燃え残る説、
木炭として製炭するのに7日かかる説あり。
樹形:落葉高木
葉:互生、奇数羽状複葉
花:両性花、複散房花序、白色
花期:5~7月
果実:ナシ状果、緑色→赤色
果期:9~10月
備考:
静岡県内ではブナ帯に見られる。
材は重硬・強靭で割れにくく、道具の柄や細工物の材料に用いられる。
果実は一度にたくさん熟すが、苦味成分や青酸配糖体を含み美味しくない。鳥は少しずつ食べて何度も来ることになり、種子は時間的にも空間的にも広くばらまかれることになる。 -
ナツツバキ Stewartia pseudocamellia
ツバキ科ナツツバキ属
漢字:夏椿
別名: シャラノキ(沙羅の木)
名前の由来:
花や葉の形が「ツバキ」に似ており、夏に花が咲く。
「シャラノキ(沙羅の木)」は、本種をインド産のフタバガキ科の「沙羅双樹(サラソウジュ)」と間違った。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:両性花、白色
花期:6~7月
果実:蒴果、5個の果片に裂開する
果期:9~10月
備考:
咲いた翌日には花首から落下する一日花。
5枚の花弁には繊細な皺があり、縁に細かい鋸歯あり。
樹皮は、不規則な形に剥げ落ちる。リョウブよりも剥離した跡が大きい。この幹肌のすべすべとした模様が美しいため、樹皮のついたまま床柱にされる。
材は緻密で強靭で割裂しにくいため、鑿(のみ)の柄や槌、農具、杵、彫刻材、薪炭材などに用いた。 -
ナズナ Capsella bursa-pastoris
アブラナ科ナズナ属
漢字:薺
別名:ペンペングサ
名前の由来:
撫でたいほどかわいい花を意味する「撫菜(なでな)」が転訛した説、
秋から春には生えているが、夏には生えて無い「夏無(なつな)」が転訛した説、
朝鮮で本種を指す言葉 Nazi と野菜の「菜」に由来する説など諸説あり。
「ペンペングサ」は、果実の形が三味線のバチに似るので、三味線の音をとった。
葉:根生葉は束生、茎葉は互生
花:総状花序、白色
花期:2~6月
果実:蒴果、ハート型(軍配型)で、2室に割れて種子を出す
習性:越年草
備考:
春の七草の一つ。七草がゆに入れる。
<同花受粉>
咲いてから時間がたつと、長い4本の雄しべは雌しべの柱頭にゆっくりと近づき、自らの花粉をなすりつける。積極的に同花受粉(同一の花の中で受粉すること(自家受粉の一型))を行い確実に実を結ぶ。近親交配の弊害があるが、一年草のナズナの場合、以下のような事情と想定される。
・子の質より子の確保が先決
・ハナアブという虫への信頼性の低さ -
トベラ Pittosporum tobira
トベラ科トベラ属
漢字:扉
名前の由来:扉の木から転訛(扉については備考の”焼嗅がし”参照)。
樹形:常緑低木
葉:互生、枝先に輪生状につく
花:雌雄異株、集散花序、白色→淡黄色、芳香あり
花期:4~6月
果実:蒴果、灰褐色、熟すと3裂し赤い粘りのある種子を出す
果期:10~12月
備考:
葉を揉んだり、枝を折ると青臭い独特のにおいあり。燃やすと臭気が強くなる。
赤い果実は果肉がない種子。鳥はだまされて飲み込む。粘りがあるのは、嘴について散布されることを想定している?
<海岸植物>
潮風に強く、植え込みや生け垣などに利用される。
クチクラ層を発達させ、水分の蒸発を防いだり、強い日光を跳ね返すとともに、塩分や砂を付着しにくくしている。
海岸の環境で風がきても、葉裏の気孔からの蒸散を防ぐために、葉の縁が葉裏を隠すように丸まっている。
<焼嗅(やいか)がし(柊鰯(ひいらぎいわし))>
ヒイラギの備考参照。