ムクロジ科ムクロジ属
漢字:無患子
名前の由来:
和名は、同じムクロジ科で中国原産のモクゲンジ「木欒子」を誤って本種にあて、日本語読みの「モクランシ」が転訛した。
漢字の「無患子」は、「子が患わ無い」という意味。種子は羽根突きの玉に使われ、羽子板が厄や病気を跳ね返す無病息災のお守りになったり、種子自体をお守りにする。
樹形:落葉高木
葉:互生、全縁、偶数羽状複葉、小葉の葉軸へのつき方にずれがあり左右不相称
花:雌雄同株、円錐花序、黄緑色、心皮は3個だが1個だけ成熟、虫媒花
花期:6月頃
果実:核果、球形(径2~3cm)、袋状の半透明な飴色の果皮に包まれる、核は黒色(径1cm)、動物散布(被食と貯食?)
果期:10~11月
備考:[2-2361][1599][2-390P][500P][下226][2-118P, 121P]
冬芽には主芽と副芽あり。
果皮にはサポニンが多く、泡立ちがよく、昔は洗剤や洗髪に用いた。
種子(核)は硬く黒く、径1cmほどの球形で、羽根突きの玉や数珠などに用いた。
果皮の薄いところを削って穴をあけ、ストローまたは直接息を吹きかけると、ホイッスルのように大きな音で鳴る。
投稿者: kona
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ムクロジ Sapindus mukurossi
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ムクノキ Aphananthe aspera
アサ科ムクノキ属
漢字:椋木
名前の由来:木材を磨くのにムクノキの葉で仕上げたので「木工(むく)」など諸説あり。
樹形:落葉高木
葉:互生、角張った山形の鋸歯、基部から葉脈が3本出て外側に分枝する、両面とも短伏毛がありざらつく
花:雌雄同株、風媒花
花期:4~5月
果実:核果、球形(径7~12mm)、黒紫色→黒色、動物(鳥や哺乳類)散布
果期:10月
備考:[1-1885][163][1-298P][339P][上177]
黒く熟した果実は甘く食べられる(干し柿に似た味)。
葉表に硬い毛があり、昔は黄葉の前に葉を乾燥して、漆器や象牙、べっ甲などを磨くのに用いた。
材は堅く、農具・運動具・器具などに用いる。 -
ミヤマシキミ Skimmia japonica
ミカン科ミヤマシキミ属
漢字:深山樒
名前の由来:
「ミヤマ(深山)」は、林床に生える(奥山なわけではない)。
「シキミ(樒)」は、シキミに葉や葉のつき方が似ており、シキミと同じように全体が有毒。シキミの名前の由来参照。
樹形:常緑低木
葉:互生
花:雌雄異株、円錐花序、白色、香気あり
花期:4~5月
果実:核果、赤色
果期:12月~2月
備考:
葉を日に透かすと細かい油点が多数見え、傷付けると強いにおいあり。
葉、茎、果実は有毒で危険。口にすると嘔吐、痙攣、麻痺を起こす。昔はこの毒成分を利用して頭痛や目まいに処方したり、寄生中の駆除に用いた。 -
アキノキリンソウ Solidago virgaurea ssp. asiatica
キク科アキノキリンソウ属
漢字:秋の麒麟草
名前の由来:
「アキノ(秋の)」は、晩夏から秋に花が咲く。
「キリンソウ(麒麟草)」は、ベンケイソウ科のキリンソウに似た花が咲く。
葉:茎葉は互生
花:まわりの舌状花(雌性)と中心の筒状花(両性)の集まった頭状花序、黄色
花期:8~11月
果実:瘦果、冠毛あり
習性:多年草
備考:[2-3766][2959][山519P 野552P]
<ミヤマアキノキリンソウ(Solidago virgaurea subsp. leiocarpa)との違い>
ミヤマアキノキリンソウはアキノキリンソウの高山型とされ、花が頂部に固まってつく傾向があるのに対してアキノキリンソウは比較的まばらにつく。厳密な区別は難しい。ミヤマアキノキリンソウ
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ミミズバイ Symplocos glauca
ハイノキ科ハイノキ属
漢字:蚯蚓灰
名前の由来:
ハイノキの仲間で、果実がミミズの頭に似ている。
「ハイノキ(灰の木)」は、木灰を染色の媒染剤に用いた。
樹形:常緑小高木
葉:互生
花:両性花、短い穂状花序、白色
花期:7~8月
果実:核果、紫黒色
果期:翌年の秋から冬
備考:茎葉に異臭あり。 -
ミツマタ Edgeworthia chrysantha
ジンチョウゲ科ミツマタ属
漢字:三椏
名前の由来:枝が3分岐(三叉)する。
樹形:落葉低木
葉:互生
花:両性花、筒状花の集まった頭状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、黄色
花期:3~4月
果実:核果(瘦果の記述もあり)、緑色で有毛、宿存萼に包まれる
果期:6~7月
備考:
中国原産。
内皮繊維が強靭で手ではちぎれない。和紙の原料となり、特に紙幣に用いる。
コウゾやミツマタの樹皮をたたいて、樹皮細胞の中からリグニン分を取り除き、セルロースを取り出して水に浮かせて漉きとると、和紙ができる。
(参考)
「セルロース」「リグニン」「ヘミセルロース」は樹木の主要化学成分。セルロースは、主に細胞の⼆次壁部分(細胞壁の主要部分)に存在し、樹⽊を⽀える役割を果たしている。リグニンは、特に細胞間に⾼濃度で存在し、細胞壁と細胞壁をくっつける役割を果たしている。ヘミセルロースは、セルロースと同様に、主に⼆次壁部分に存在するが、その役割についてはよくわかっていない。






































































