キョウチクトウ科テイカカズラ属
漢字:定家葛
名前の由来:
「定家」は、平安朝の歌人、藤原定家に因む。
藤原定家が式子(しょくし)内親王(後白河天皇の娘)に思いを寄せつづけ、内親王の没後もその墓に葛(かずら)となって絡みついたという伝説による。
樹形:蔓性常緑木本
葉:対生
花:両性花、集散花序、白色→黄色、芳香あり
花期:5~6月
果実:袋果、鞘状で熟すと赤くなり裂けて冠毛をもつ種子を出す
果期:10~11月
備考:蔓は最初は地面をはうが、木の幹を見つけると高みによじ登る。その際、茎の途中から粘液を分泌する気根(付着根)を出してへばりつき、木の幹をはい上がって側面をおおう。
投稿者: kona
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テイカカズラ Trachelospermum asiaticum
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ツルリンドウ Tripterospermum trinervium
リンドウ科ツルリンドウ属
漢字:蔓竜胆
名前の由来:
「リンドウ」に似て蔓性。
「リンドウ(竜胆)」は、エゾリンドウの名前の由来参照。
葉:対生、裏面は紫色を帯びる
花:淡紫色
花期:8~10月
果実:液果、紅紫色
習性:蔓性多年草 -
ツルコウジ Ardisia pusilla
サクラソウ科ヤブコウジ属
漢字:蔓柑子
名前の由来:枝がつる状に匍匐し、葉や果実がミカン科のコウジ(柑子)に似る。
樹形:常緑低木
葉:互生
花:両性花、白色
花期:5~8月
果実:核果、赤色
果期:12月頃
備考:
<ヤブコウジとの違い>
ヤブコウジの備考参照。 -
ツルグミ Elaeagnus glabra
グミ科グミ属
漢字:蔓茱萸
名前の由来:
「ツル(蔓)」は、枝が蔓状になる。
「グミ(茱萸)」は、「グイ(とげのこと)」のある木になる実で「グイミ」から説、
小さな実をつけることから「小実(コミ)」が転訛した説など諸説あり。
樹形:蔓性常緑低木
葉:互生、全縁、裏に赤褐色の鱗状毛を密生
花:両性花、単花被花(花冠なし萼のみ)、淡褐色、虫媒花
花期:10~11月
果実:液果状の偽果、長楕円形、長さ1.5cm、赤色、動物(主に鳥)散布
果期:4月
備考:[1-1857][1788][2-580P][321P][上168]
側枝は枝の伸びる方向と逆向きに出て、他の植物にひっかかって上に伸びていく。
赤く熟した果実は食べられる。
<グミ属>
萼が筒状に細長く伸び、先端が4裂している。萼筒にはくびれがあり、くびれから上部は花後脱落し、基部は肥大して偽果になる。
葉や枝だけでなく、萼や果実にも多数の星や菊の花のような形をした鱗片(鱗状毛や星状毛)が密生する。
多くは短い枝がとげ状になっている。 -
ツルアリドオシ Mitchella undulata
アカネ科ツルアリドオシ属
漢字:蔓蟻通し
名前の由来:「アリドオシ」に似て蔓性。
葉:対生
花:白色
花期:6~7月
果実:液果、赤色
習性:常緑蔓性多年草
備考:
茎は地上をはい、節から根を出す。
1対で咲く2つの花の基部にある子房が合着しており、結実すると、1つの果実ができ、表面には左右2個の花の萼痕がある。
<異型花柱性>
「長花柱短雄しべ」と「短花柱長雄しべ」がある「異型花柱性(2型花)」で、自家受粉を回避する。 -
ツリフネソウ Impatiens textorii
ツリフネソウ科ツリフネソウ属
漢字:釣舟草
名前の由来:
花柄の先につるされた花の形を「帆掛け船」に見立てた説、
細い柄の先にぶら下がるようにして咲く花が茶席で使う花器の「釣り船」似ている説あり。
葉:互生
花:紅紫色
花期:7~9月
果実:蒴果
習性:1年草
備考:
有毒植物。
山麓の水辺や湿地に生える。
蒴果は熟すと少しの刺激ではじけて種子を飛ばす。
<雄性先熟>
花の後ろに伸びた管のような距があり、ここに蜜が溜まっている。マルハナバチがもぐり込むことにより、上部の雄しべの花粉がハチの背中に付着する。雄しべが擦り減り花粉がなくなると雌しべが出てくる。
<閉鎖花>
「閉鎖花」をつける。特にキツリフネ。 -
ツリバナ Euonymus oxyphyllus
ニシキギ科ニシキギ属
漢字:吊花
名前の由来:花や実が垂れ下がっている。
樹形:落葉小高木
葉:対生
花:両性花、集散花序、緑白色または淡紫色
花期:4~6月
果実:蒴果、紅色に熟すと5裂し赤い種子を5個覗かせて目立つ
果期:9~10月
備考:
マユミの備考参照。















































