【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • ヤマボウシ Cornus kousa

    ミズキ科ミズキ属
    漢字:山法師
    名前の由来:複合果を(比叡山の)僧兵の頭、白い総苞片を白頭巾に見立てた。
    樹形:落葉高木
    葉:対生、全縁、縁は波打つ、弧を描く側脈が目立つ、葉裏の脈液に褐色の毛叢あり
    花:両性花、頭状花、淡黄緑色、虫媒花
    花期:5~7月
    果実:核果が集まった複合果、球形(径1~1.5cm)、紅色、動物(鳥や哺乳類)散布
    果期:9~10月
    備考:[2-2850][1975][2-644P][548P][下241][1-44P]
    4枚の大きな白色の総苞片(つぼみのとき花序を保護するために囲んでいた苞葉)。中心部に20~30個の小さな花が球状に集まっている。
    葉の4~5対ある側脈の走り方はミズキと同じように、わん曲して先端に向かい、葉縁に届かない。
    果実は秋に果肉が紅色に熟して甘くなり食べられる。山ではサルなどのフルーツ好きの動物が食べて種子を散布する(鳥には大きすぎる?)。
    材は重硬で割れにくく、槌や農機具の柄、かんな台、撞木(しゅもく)、水車の歯車、餅つきの杵(きね)材に用いた。
    ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)との違い>

    総苞片の先端果実
    ヤマボウシ尖る核果が集まった複合果
    ハナミズキ窪む核果(単果)

    <総苞片の先端が異なる理由>
    ヤマボウシ:
    総苞に包まれた蕾は、早春につくられるので、蕾の先端は寒さの影響がなく、そのまま尖っている。
    ハナミズキ:
    総苞に包まれた蕾は、前年の秋につくられて冬を越す。冬の寒さで蕾の先端の細胞が壊れてしまい、春に総苞片が開くと、その先に茶色の傷が残って、先がくびれる。

    ヤマボウシ
    20230502_高山・市民の森
    ヤマボウシ
    20230502_高山・市民の森
    ヤマボウシ
    20230502_高山・市民の森
    ヤマボウシ
    20230619_富士山こどもの国
    ヤマボウシ
    20230619_富士山こどもの国
    ヤマボウシ
    20230619_富士山こどもの国
    ヤマボウシ
    20240303_高山・市民の森
    ヤマボウシ
    20240303_高山・市民の森
    ヤマボウシ
    20240517_竜爪山
    ヤマボウシ
    20240517_竜爪山
    ヤマボウシ
    20240517_竜爪山
    ヤマボウシ
    20240614_高山・市民の森
    ヤマボウシ
    20240614_高山・市民の森
    ヤマボウシ
    20240614_高山・市民の森
    ヤマボウシ
    20250929_県立美術館
    ヤマボウシ
    20251103_県立美術館
    ヤマボウシ
    20251103_県立美術館
  • ヤマブドウ Vitis coignetiae

    ブドウ科ブドウ属
    漢字:山葡萄
    名前の由来:山に生える「ブドウ」。
    樹形:蔓性落葉木本
    葉:互生
    花:雌雄異株、円錐花序、黄緑色
    花期:6~7月
    果実:液果、緑→黒紫色
    果期:10月頃
    備考:
    葉は、五角形で長さ、幅とも10~30cmと大きく、基部は深く切れ込み、裏側は赤褐色のフェルトのような毛で覆われている。
    果実は、霜が降りる頃には甘くなっておいしい。ジャムやジュース、ワインにする。
    蔓の内部繊維は強靭で、綱の代用になる。また、表皮は細くはいで履き物や編み袋、カバンなど生活用具を作るのに用いた。
    <ブドウ属>
    葉に対生する巻髭は、2節出て1節出ず(葉のみ)、先は2,3本に分かれる。花序の基部にも巻髭あり。
    5個の花弁は先端で互いにくっついているが、下部では花床から離れて落ちる。

    ヤマブドウ
    20230724_八島湿原
    ヤマブドウ
    20230724_八島湿原
    ヤマブドウ
    20231101_清里自然歩道
    ヤマブドウ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    ヤマブドウ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • ヤマハゼ Rhus sylvestris

    ウルシ科ウルシ属
    漢字:山櫨
    名前の由来:
    山に生える「ハゼ」。
    「ハゼ(櫨)」は、ハゼノキの名前の由来参照。
    樹形:落葉小高木
    葉:互生、奇数羽状複葉
    花:雌雄異株、円錐花序、黄緑色
    花期:5~6月
    果実:核果、黄褐色
    果期:10~11月
    備考:
    樹液に触れるとかぶれやすい。
    <ヤマウルシ、ハゼノキ、ヌルデとの違い>
    ヤマウルシの備考参照。

    ヤマハゼ
    20231016_県立森林公園
    ヤマハゼ
    20231016_県立森林公園
    ヤマハゼ
    20231016_県立森林公園
  • ヤマハギ Lespedeza bicolor

    マメ科ハギ属
    漢字:山萩
    名前の由来:
    山に生える「ハギ」。
    「ハギ(萩)」は、古い株から芽を出す生え芽(はえき)から転訛した説あり。
    樹形:落葉低木
    葉:互生、3出複葉
    花:両性花、蝶形花、総状花序、紅紫色
    花期:7~9月
    果実:豆果
    果期:10~11月
    備考:
    秋の七草の1つ。
    <マルバハギとの違い>
    ヤマハギの花序は葉より長く突出する。マルバハギの花序は葉より短く葉に抱かれているように見える。

    ヤマハギ
    20240918_箱根湿生花園
    ヤマハギ
    20240918_箱根湿生花園
    ヤマハギ
    20240918_箱根湿生花園
    ヤマハギ
    20240918_箱根湿生花園
    ヤマハギ
    20251013_遊木の森
    ヤマハギ
    20251013_遊木の森
  • ヤマノイモ Dioscorea japonica

    ヤマノイモ科ヤマノイモ属
    漢字:山の芋
    別名:ジネンジョ(自然薯)
    名前の由来:「サトイモ(里芋)」に対して山で育つ「イモ」。
    葉:対生
    花:雌雄異株、穂状花序、白色、雄花序は立ち雌花序は垂れ下がる
    花期:7~8月
    果実:蒴果、平たく円形の翼が3個あり、裂けると偏平で円形の翼をもつ種子が飛び散る
    習性:蔓性多年草、右巻き(ネジと同一方向として)
    備考:
    肉質根は毎年新しいものができて、古いものの養分を吸収して肥大する。晩秋に掘りとり、すりおろして食用とする。
    葉腋につく株芽(しゅが)は、地上に落ちるとそこから発芽して新たな植物体をつくる栄養繁殖器官。「むかご」と呼ばれ、油で揚げたり、ご飯に炊き込んだりして食べる。
    葉は揚げ物や和え物、健康茶に用いる。

    ヤマノイモ
    20240809_県立美術館
    ヤマノイモ
    20240809_県立美術館
    ヤマノイモ
    20251103_県立美術館
    ヤマノイモ
    20251103_県立美術館
    ヤマノイモ
    20251103_県立美術館
  • ヤマトウバナ Clinopodium multicaule

    シソ科トウバナ属
    漢字:山塔花
    名前の由来:
    山に生える「トウバナ」。
    「トウバナ(塔花)」は、トウバナの名前の由来参照。
    葉:対生
    花:唇形花、白色
    花期:6~7月
    果実:4個の分果
    習性:多年草
    備考:茎は四角形。

    ヤマトウバナ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    ヤマトウバナ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    ヤマトウバナ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • ヤマシャクヤク Paeonia japonica

    ボタン科ボタン属
    漢字:山芍薬
    名前の由来:
    山に生える「シャクヤク」。
    「シャクヤク(芍薬)」は、姿がしなやかで優しい様を意味する「綽(婥)約(しゃくやく)」説あり。
    葉:互生、下部 2回3出複葉、上部 3出複葉か単葉
    花:白色
    花期:4~6月
    果実:袋果、開裂すると内面は赤色、不稔種子は紅色、成熟種子は紺色の「2色効果」
    習性:多年草

    ヤマシャクヤク
    20240719_富士山太郎坊周辺
    ヤマシャクヤク
    20240719_富士山太郎坊周辺
    ヤマシャクヤク
    20250825_まなびの森
    ヤマシャクヤク
    20250819_まなびの森
  • ヤマグワ Morus australis

    クワ科クワ属
    漢字:山桑
    別名:クワ(桑)
    名前の由来:
    山に生える「クワ」。
    「クワ(桑)」は、カイコ(蚕)の「食葉(くは)」、あるいは、「蚕葉(こは)」が転訛した説が有力。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄異株、穂状花序、単花被花(花冠なし萼のみ)、淡黄色
    花期:4~5月
    果実:クワ状果(瘦果の集まった複合果、瘦果のまわりの汁の部分は萼が肥大したもので偽果)、赤色→黒紫色
    果期:6~7月
    備考:
    マグワの葉は、養蚕のカイコの餌として知られる。ヤマグワの葉はマグワの代用として用いた。
    同じ枝に着く葉に、裂け目のあるものとないものがある異形葉。
    葉身基部は側脈から始まり、葉面は基部から少し離れて張り出す。
    果実は赤色から黒紫色に熟して、甘くておいしい。
    材は重硬・強靭で、床柱、高級な家具材、琵琶や三味線などの和楽器、碁笥(ごけ)などに用いられる。
    <クワ科の植物>
    若い枝や葉を傷つけると白い乳液が出る。虫の食害や微生物、菌などの侵入から身を守る(カイコはこの防御機構を克服した)。
    ヒメコウゾとの違い>
    花や果実で見分けられる。花や果実がない時期(夏~秋)

    冬芽
    ヤマグワ芽鱗4~7個
    枝に密着しない
    ヒメコウゾ芽鱗2個
    枝に密着する
    ヤマグワに比べて
    ・薄い
    ・葉柄に毛がある
    ・鋸歯が細かい

    <マグワとの違い>

    花柱果実
    ヤマグワ先端が尾状に尖る長くY字形になるマグワに比べて
    ・小さい
    ・長い花柱が残る
    マグワ先端は尖らない短くV字形になる
    ヤマグワ
    20220613_高山・市民の森
    ヤマグワ
    20220613_高山・市民の森
    ヤマグワ
    20220613_高山・市民の森
    ヤマグワ
    20220619_遊木の森
    ヤマグワ
    20220619_遊木の森
    ヤマグワ
    20220619_遊木の森
    ヤマグワ
    20230702_高山・市民の森
    ヤマグワ
    20230705_遊木の森
    ヤマグワ
    20230705_遊木の森
    ヤマグワ
    20240421_遊木の森
    ヤマグワ
    20240421_遊木の森
    ヤマグワ
    20240614_高山・市民の森
    ヤマグワ
    20240614_高山・市民の森
    ヤマグワ
    20240614_高山・市民の森
    ヤマグワ
    20250404_県立美術館
    ヤマグワ
    20250404_県立美術館
    ヤマグワ
    20250404_県立美術館
  • ヤマグルマ Trochodendron aralioides

    ヤマグルマ科ヤマグルマ属
    漢字:山車
    別名:トリモチノキ
    名前の由来:
    山に生え、枝先の葉が車輪状。
    「トリモチノキ」は、樹皮から良質の鳥もちが採れた。
    樹形:常緑高木
    葉:互生、枝先に輪生状に集まってつく
    花:両性花、総状花序、無花被花(萼と花冠なし)、黄緑色
    花期:5~6月
    果実:袋果が集まった集合果
    果期:10月頃
    備考:
    枝先に集まる葉は、下のものが大きくて葉柄も長く、上のものほど葉身が小さく葉柄も短くなっており、重ならないでどの葉にも日が当たるようになっている。
    広葉樹に普通な道管がなく「無孔材」といい、針葉樹と同じ仮道管のみ。
    <雌雄異熟性>
    「雄性先熟」と「雌性先熟」の2種類の株あり。自家受粉を避ける仕組み。

    ヤマグルマ
    20240911_箱根湿生花園
    ヤマグルマ
    20240911_箱根湿生花園
    ヤマグルマ
    20240911_箱根湿生花園
    ヤマグルマ
    20251029_寸又峡
    ヤマグルマ
    20251029_寸又峡
    ヤマグルマ
    20251112_寸又峡
    ヤマグルマ
    20251112_寸又峡
  • ヤマオダマキ Aquilegia buergeriana

    キンポウゲ科オダマキ属
    漢字:山苧環
    名前の由来:
    山に生える「オダマキ」。
    「オダマキ(苧環)」は、距の立った花の形が、カラムシ(苧)やアサ(麻)の繊維を枠糸巻きに巻いて中空の玉にした苧玉(おだま)に似ている。
    葉:根生葉 2回3出複葉、茎葉 3出複葉
    花:萼片 紫褐色、花弁 上部は淡黄色で基部の距は紫褐色
    花期:5月下旬~8月
    果実:5つの袋果が合体した集合果、熟すと先端が開いて黒色の光沢のある種子が出る
    習性:多年草
    備考:
    花全体がクリーム色の黄花種(var. buergeriana f. flavescens)は「キバナノヤマオダマキ(黄花山苧環)
    <距>
    萼片や花弁の一部が突き出した細長い袋状になった部分で、この中に蜜がたまっている。距の中にハナバチなどの昆虫が蜜を求めて入ろうとするが、この狭い距を通らせることで、昆虫たちを花粉まみれにして他家受粉をさせる戦略。
    <キンポウゲ科>
    キンポウゲ科の多くは有毒植物。葉や茎を折ったり、傷つけたりすると、毒成分のある汁がつくられる。皮膚に触れると皮膚炎や水疱を発生させ、誤食すれば胃腸炎を引き起こす。

    ヤマオダマキ
    20230626_富士山こどもの国
    ヤマオダマキ
    20230626_富士山こどもの国

    キバナノヤマオダマキ

    キバナノヤマオダマキ
    20230717_八島湿原
    キバナノヤマオダマキ
    20230717_八島湿原