【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • アズマシャクナゲ

    基本情報

    • 学名:Rhododendron degronianum
    • 科名・属名:ツツジ科ツツジ属
    • 漢字名:東石楠花
    • 別名:シャクナゲ(石楠花)

    名前の由来

    • 「アズマ」は、東日本に多い
    • 「シャクナゲ」は、漢名「石南花」を呉音(ごおん)読みした「しゃくなんげ」が転訛したものだが、「石南花」は、本来バラ科のオオカナメモチで誤用

    生育地

    • 山地~深山の岩場や礫の多い林内や林縁

    樹形

    • 落葉低木

    樹皮

    • 灰白色

    • 葉序:互生、枝先に集まってつく
    • 葉形:長楕円形、葉身長7~17cm
    • 葉縁:全縁、裏側に巻く
    • 葉脈:主脈が目立ち、側脈は目立たない
    • 質感:厚く革質、表面は光沢あり、裏面は淡褐色の軟毛が密生
    • 葉柄:1~2.5cm

    • : 両性花
    • 花序:枝先に散房花序、淡紅紫色~紅紫色の花が3~12個つく
    • 花被:花冠は直径4~6cm、漏斗状鐘形、上部は5裂、花柄の長さ1.5~3cmで縮れ毛あり、雄しべ10個、雌しべ1個
    • 開花期:5~6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:蒴果、熟すと縦に裂ける
    • :長さ1~2.5cmの円柱形
    • :褐色?
    • 成熟期:7~10月?

    種子

    • :多数
    • :細長く小さい
    • :‐
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 花芽は長さ2.5cmほどで枝先につく

    葉痕

    • :‐
    • 維管束痕:‐

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-3051]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[2151]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-98P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[609P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下275]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    以下には他種(セイヨウシャクナゲ?)が混ざっている。

    アマギシャクナゲ
    20211113_高山・市民の森
    アマギシャクナゲ
    20211113_高山・市民の森
    アマギシャクナゲ
    20211113_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240303_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240303_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240303_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240303_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240428_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240428_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20240428_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20250427_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20250427_高山・市民の森
    アズマシャクナゲ
    20250427_高山・市民の森
  • アズキナシ

    基本情報

    • 学名:Alniaria alnifolia または Sorbus alnifolia
    • 科名・属名:バラ科 アズキナシ属 または ナナカマド属
    • 漢字名:小豆梨
    • 別名:ハカリノメ(秤の目)

    名前の由来

    • 果実がナシに似ていて、アズキのように小さい
    • 「ハカリノメ(秤の目)」は、紫黒色の若枝の白色の皮目を秤の目盛りに見立てた

    生育地

    • 乾燥した尾根筋や斜面などの落葉樹林に多い

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰黒褐色でざらざらする。若木では枝と同じように白い皮目が目立つ。老木になると縦に細長い浅い裂け目が入る

    • 葉序:互生、短枝化した側枝に3個着くことが多い
    • 葉形:円形に近い卵形、葉身長5~10cm
    • 葉縁:浅い重鋸歯
    • 葉脈:直線的な側脈が表面で凹み裏面で隆起
    • 質感:はじめ両面に軟毛が散生するが、のちに無毛
    • 葉柄:1~2cm

    • : 両性花
    • 花序:枝先に複散房花序、白い花を5~20個つける
    • 花被:直径1~1.5cm、花弁は円形で平開、雄しべ約20個、花柱は無毛で2個、萼片は長さ2~3mmの三角形で内側に綿毛あり
    • 開花期:5~6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:ナシ状果(偽果)
    • :長さ8~10mmの楕円形、表面に白い皮目がまばらにある、頂部に萼片が脱落したまるい跡が残る
    • :赤色
    • 成熟期:10~11月

    種子

    • :4個
    • :長さ6mmほどの半球形
    • :褐色
    • 散布方法:鳥散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長卵形で先はとがる。頂芽は長さ4~6mm、側芽より大きい、芽鱗は5~6枚

    葉痕

    • :三角形、葉柄の基部が少し残る
    • 維管束痕:3個

    用途

    • :堅く重く、薪炭材に用いたり、器具類や家具、櫛にも用いられる。

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1709]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1061]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-670P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[252P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上164]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アズキナシ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    アズキナシ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    アズキナシ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    アズキナシ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    アズキナシ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    アズキナシ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • アサノハカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer argutum
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:麻の葉楓

    名前の由来

    • 「アサノハ(麻の葉)」は、葉が麻の葉に似ている
    • 「カエデ(楓)」は、イロハカエデの名前の由来参照

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地の谷間や谷間に続く斜面に多い、高所に多い

    樹形

    • 落葉小高木

    樹皮

    • 灰褐色~灰色で平滑。皮目が点在

    • 葉序:対生
    • 葉形:卵状円形、5~7裂(5裂が多い)、葉身長4~10cm、裂片の先は尾状に細長く伸びて尖る
    • 葉縁:細重鋸歯
    • 質感:表面は無毛で葉脈が凹み細かいシワになる
    • 葉柄:3~10cm

    • : 雌雄異株
    • 花序:短い総状花序
      • 雄花序:5~15個の花がつく、基部に葉はつかない
      • 雌花序:10個ほどの花がつく、基部に葉が一対あり
    • 花被:淡黄緑色
      • 雄花:花柄の長さ約1.5cmで有毛、花弁と萼片は4個、雄しべ4個
      • 雌花:花柄の長さ5~10mmではじめ有毛、子房は無毛、花弁と萼片は4個、柱頭は2裂しそり返る
    • 開花期:5〜6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ2~2.5cmで無毛、翼はほぼ水平に開く
    • :緑色 → 褐色
    • 成熟期:8~10月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 枝先に頂生側芽を伴った頂芽がつく。側芽は対生。芽鱗は紫褐色で2対

    葉痕

    • :V字形またはU字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2375]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1572]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-368P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[489P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下214]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アサノハカエデ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    アサノハカエデ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • アスナロ

    基本情報

    • 学名:Thujopsis dolabrata
    • 科名・属名:ヒノキ科アスナロ属(1属1種)
    • 漢字名:翌檜/明日檜
    • 別名:ヒバ(檜葉)→アスナロの変種ヒノキアスナロ(var. hondai)をいうことが多い

    名前の由来

    • 「明日はヒノキになろう」からとする俗説があるが、それほどヒノキより劣っているわけではない

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地の尾根や湿原

    樹形

    • 常緑高木

    樹皮

    • 赤褐色。古くなると黒褐色になる。ヒノキよりなめらかで、縦に薄くやや繊維状にはがれる

    • 葉序:十字対生
    • 葉形:鱗片状(小さな鱗のように見えるのが1個の葉)、長さ4~7mm(本科最大)
    • 質感:ヒノキやサワラに比べて厚い、表面は濃緑色で光沢あり、裏面は白く大きくW字形にも見える気孔帯が目立つ

    • : 雌雄同株
    • 花序:小さな花が枝先に1個ずつつく
      • 雄花:長楕円形、青色を帯びる、鱗片内に黄色の3~5葯あり
      • 雌花:8~10個の厚質の鱗片の内面に各々5個の胚珠あり
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:5月頃
    • 送粉方法:風媒

    果実


    種子

    • 種類:球果
    • :直径1~1.5cmの球形
    • 成熟期:10~11月
    • 果鱗(種鱗):4~5対あり、種子を出したあと背面が角状に突き出る、種子は各果鱗内に3~5個あり、両側に翼あり
    • 散布方法:風散布

    冬芽


    葉痕


    用途

    • :建築、家具などに用いるほか、漆器の木地にも用いられる
    • 耐陰性が極めて強いため、日陰の庭木に用いたり、山林の境界木(キョウカイキ)に植えられる

    特記事項

      • 強度はヒノキに少し劣るが、スギよりは強い。材に含まれるヒノキチオールという精油は、強い抗菌性と防虫性をもち、ヒノキよりもはるかに耐久性があり、シロアリなどの害に強い

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-39]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[55]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-636P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[75P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上26]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[88P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アスナロ
    20240911_箱根湿生花園
    アスナロ
    20240911_箱根湿生花園
    アスナロ
    20240911_箱根湿生花園
  • アサダ

    基本情報

    • 学名:Ostrya japonica
    • 科名・属名:カバノキ科アサダ属
    • 漢字名:浅田
    • 別名:ミノカブリ/ハネカワ

    名前の由来

    • 不明。樹皮が浅くはがれる様子からという説あり
    • 「ミノカブリ」は、樹皮のはがれ方が、ミノムシが蓑(みの)をかぶっているように見える
    • 「ハネカワ」は、樹皮が羽根のようにはがれる

    生育地

    • 日当たりのよい適度に湿った土地を好む

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 暗褐色または灰褐色。浅く縦に裂け、そり返った長い薄片となってはがれる

    • 葉序:互生
    • 葉形:狭卵形、葉身長7~13cm
    • 葉縁:やや粗い重鋸歯
    • 葉脈:側脈は9~13対
    • 質感:やや薄い、はじめ両面に毛が密生し、その後裏面の脈上のみに残る
    • 葉柄:6~15mm、若枝も含め有毛で腺毛もあり

    • : 雌雄同株
    • 花序
      • 雄花序:前年枝から下垂、長さ5~6cm、黄褐色
      • 雄花:腎臓形で先が鋭尖する苞の下に1個ずつつく、雄しべ8個
      • 雌花序:新枝の先端につく、細く緑色
      • 雌花:広卵形の苞の内側に2個ずつつく、花被(萼)は子房に合着(単花被花とする説もあり?)、柱頭は2個、糸状で赤みを帯びる
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:4〜5月、葉の展開と同時
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:堅果が集まった複合果
    • :果穂の長さ5~6cmで下垂、果穂全体がホップの実のような外見、子房を包んでいた小苞が大きくなり、袋状の果苞になって堅果を包み込む、果苞の長さ約1.5cm
    • :白色→淡褐色
    • 成熟期:9~10月

    種子

    • :堅果は1個
    • :堅果は長さ5~6mmの扁平な長楕円形、表面に縦のすじあり
    • 散布方法:果苞による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ2~5mmの卵形で、先が丸い。芽鱗は6~10個。雄花序には芽鱗なし

    葉痕

    • :半円形~腎形
    • 維管束痕:‐

    用途

    • 緻密でかたく、粘りあり。床板などの建築材や家具材、器具材、船舶材、木工材料に用いる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1981]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[114]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-202P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[406P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下200]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アサダ
    20251029_寸又峡
    アサダ
    20251029_寸又峡
    アサダ
    20251029_寸又峡
    アサダ
    20251112_寸又峡
    アサダ
    20251029_寸又峡
    アサダ
    20251112_寸又峡
  • アケビ

    基本情報

    • 学名:Akebia quinata
    • 科名・属名:アケビ科アケビ属
    • 漢字名:木通/通草

    名前の由来

    • 果実が紫色に熟し、縦に割れて大きく口を開けた形から「開け実」説、
    • 「開けツビ(女性の性器の古語)」による説など諸説あり。
    • 漢字「木通」は、蔓の木口から息を吹き込むと反対側に抜けるように道管が太い。

    生育地

    • 山野

    樹形

    • 落葉つる性木本、右巻き(ネジと同一方向として)

    樹皮

    • 暗褐色。浅い割れ目が入り、うろこ状

    • 葉序:長枝で互生、短枝で束生
    • 葉形:5出の掌状複葉、葉身長5~25cm
    • 小葉形:長楕円形~長倒卵形、長さ3~10cm
    • 小葉縁:全縁
    • 小葉脈:裏面では基部からの主脈と一対の側脈が目立つ
    • 質感:‐
    • 葉柄:3~10cm
    • 小葉柄:0.5~3cm

    • : 雌雄同株
    • 花序:葉の間から花序が下垂、先端に雄花が数個、基部側に雌花が1~3個つく
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)、萼片3個、淡紫色
      • 雄花:直径1~1.6cm、花柄長1~2cm、雄しべ6個
      • 雌花:直径2.5~3cm、花柄長4~5cm、円柱形の雌しべ3~9個
    • 開花期:4〜5月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:漿果(液果)、熟すと裂開
    • :長さ5~10cmの楕円形、直径3~4cm
    • :薄紫色、果肉は白色
    • 成熟期:9~10月
    • 食用の可否:果肉は甘くて生食可、厚い果皮はほろ苦く、油炒めや肉詰めにされる

    種子

    • :多数
    • :色々、長さ5~7mm
    • :黒褐色
    • 散布方法:動物(鳥や哺乳類)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ3~4mmの卵形、芽鱗は12~16個

    葉痕

    • :半円形
    • 維管束痕:多数

    用途

    • つるは、薪や柴の結束に用いたり、編んで篭を作る「あけび細工」に用いる(より柔軟で強靭なミツバアケビの蔓がよい)。
    • 柔らかい新芽は天ぷらや胡麻和え、マヨネーズ和えにする。
    • つる(茎)を乾燥したものは生薬の「木通(もくつう)」、実を乾燥したものを「木痛子(もくつうし)」と呼び、利尿、鎮痛、通経などに用いた。

    特記事項

    • アリ散布
      • 種子には脂肪の多いエライオソームという付属物があり、アリが好む。アリは、鳥類などが排出した糞から種子を巣に運び、エライオソームを食べた後で種子を外に棄て、種子散布を広げる。

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1155]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[652]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-150P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[142P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上66]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[233P]
    • 「読む」植物図鑑:[1-95P]

    写真

    アケビ
    20240327_その他
    アケビ
    20240327_その他
    アケビ
    20240317_その他
    アケビ
    20240327_その他
    アケビ
    20240327_その他
    アケビ
    20240331_高山・市民の森
    アケビ
    20240331_高山・市民の森
    アケビ
    20250404_県立美術館
    アケビ
    20250929_県立美術館
    アケビ
    20251103_県立美術館
    アケビ
    20251106_県立美術館
    アケビ
    20251106_県立美術館
    アケビ
    20251106_県立美術館
  • アキグミ

    基本情報

    • 学名:Elaeagnus umbellata
    • 科名・属名:グミ科グミ属
    • 漢字名:秋茱萸

    名前の由来

    • 「アキ(秋)」は、果実が秋に熟す
    • 「グミ(茱萸)」は、「グイ(とげのこと)」のある木になる実で「グイミ」から説、
      小さな実をつけることから「小実(コミ)」が転訛した説など諸説あり

    生息地

    • 河原は原野、道ばた、川岸の礫地など、日当たりのよいところ

    樹形

    • 落葉低木
    • 若い枝葉ほど銀白色の鱗状網に覆われ白っぽく、全体が青白く見える

    樹皮

    • 灰黒色

    • 葉序:互生
    • 葉形:長楕円形、葉身長4~8cm
    • 葉縁:全縁、波打つ
    • 質感:薄い、裏に銀白色の鱗状毛が密生、赤褐色の鱗状網も交じる
    • 葉柄:4~10mm

    • : 両性花
    • 花序:葉腋に1~6個の花が下垂
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)、萼筒長5~7mm、子房の上部で少しくびれる、萼片4個、長さ約4mmの三角形で先は鋭尖、白色→黄色を帯びる、花柄長3~5mm、萼筒/萼片/子房/花柄には銀色の鱗状毛が密生
    • 開花期:4~6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:液果状の偽果
    • :直径6~8mmの球形、表面に赤褐色や白色の鱗片あり
    • :赤色
    • 成熟期:9~11月
    • 食用:可、甘酸っぱく、タンニンによる渋味あり

    種子

    • :1個
    • :長さ4~5mmの楕円形、表面に8個の溝あり
    • 散布方法:鳥散布

    冬芽

    • 裸芽
    • 頂芽は長さ5mmほど、褐色の鱗状毛におおわれ、銀色の鱗状毛が少しまじる、側芽はやや小さい

    葉痕


    用途

    • 海岸や道路の飛砂防止や土止め用に植えられる

    特記事項

    • <グミ属の特徴
      • 根粒菌による窒素固定
        • 根粒菌と共生して窒素固定ができるため、土壌条件の悪い場所でも生育可能。
      • 単花被花
        • 花冠なし萼のみ
      • 偽果
        • 萼が筒状に細長く伸び、先端が4裂している。萼筒にはくびれがあり、くびれから上部は花後脱落し、基部は肥大して偽果になる。
      • 鱗片が密生
        • 葉や枝だけでなく、萼や果実にも多数の星や菊の花のような形をした鱗片(鱗状毛や星状毛)が密生する。
        • 多くは短い枝がとげ状になっている。

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1853]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1784]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-558P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[316P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上169]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[186P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アキグミ
    20231101_八峰苑鹿の湯
    アキグミ
    20231101_八峰苑鹿の湯
    アキグミ
    20231101_八峰苑鹿の湯
  • アキニレ

    基本情報

    • 学名:Ulmus parvifolia
    • 科名・属名:ニレ科ニレ属
    • 漢字名:秋楡

    名前の由来

    • 「アキ(秋)」は、春に花が咲くハルニレに対して、秋の9月頃に花が咲く
    • 「ニレ(楡)」は、樹皮をはぐとヌルヌルすることから「滑れ(ヌレ)」が転じて「ニレ」になった

    生育地

    • 山野の荒れ地、川岸や河原

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰褐色。不ぞろいな鱗片状にはがれ、まだらな斑紋が残る

    • 葉序:互生
    • 葉形:左右不相称(特に基部)の平行四辺形状、葉身長2~7cm
    • 葉縁:山形で角張った鋸歯
    • 葉脈:側脈は8~14対、鋸歯の先端に達する
    • 質感:皮質で表面は光沢がありざらつく、裏面は葉脈が突出し、脈液に毛が密生
    • 葉柄:3~8mm

    • : 両性花
    • 花序:本年枝の葉腋に4~6個ずつ集まってつく
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)、鐘形で基部近くまで4裂、花被片は長さ2.5mmほどの舟形、雄しべ4個、花糸は花被からのびでる、雌しべ1個、花柱は2裂、内側が柱頭で白い毛が密生
    • 開花期9月
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :長さ1cmほどの扁平な楕円形、周囲に膜状の翼、中央に種子、翼には網状脈が鮮明
    • :黄色→淡褐色
    • 成熟期:10~11月

    種子

    • :1個
    • :長さ5mmの広楕円形
    • :淡褐色
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ2~3mmのやや扁平な卵形、芽鱗は4~5個

    葉痕

    • :半円形
    • 維管束痕:3個

    用途

    • 生け垣、庭木、街路樹、公園樹
    • :堅く粘りあり、くり物や器具材に用いる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1880]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[162]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-294P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[335P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上175]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[117P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アキニレ
    20230619_富士山こどもの国
    アキニレ
    20230619_富士山こどもの国
    アキニレ
    20230619_富士山こどもの国
    アキニレ
    20241125_佐鳴湖
    アキニレ
    20241125_佐鳴湖
    アキニレ
    20241125_佐鳴湖
  • アカメヤナギ

    基本情報

    • 学名:Salix chaenomeloides
    • 科名・属名:ヤナギ科ヤナギ属
    • 漢字名:赤芽柳
    • 別名:マルバヤナギ(丸葉柳)

    名前の由来

    • 「アカメ(赤芽)」は、新葉が赤みを帯びる。
    • 「マルバ(丸葉)」は、葉が丸い。
    • 「ヤナギ(柳)」は、昔、矢を作る材料で「矢の木」と言ったことから「矢の木」が転訛した説など諸説あり。

    生育地

    • 湿地

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰褐色で縦に割れる

    • 葉序:互生
    • 葉形:長楕円形、葉身長6~12cm
    • 葉縁:細鋸歯
    • 質感:両面無毛、裏面は粉白色
    • 葉柄:1~2cm、上面に溝あり、紅紫色、上部にイボ状の腺体あり、托葉はえり巻き状で縁に先端が腺状の鋸歯あり
    • その他:若葉は赤みを帯びる

    • : 雌雄異株
    • 花序:穂状花序、苞は円形で淡黄緑色で有毛
      • 雄花序:約7cmの円錐形、雄しべ3~5個、花糸は離生、葯は黄色、腺体は2個あり合着
      • 雌花序:長さ2~4cm、腺体は2個あり合着、子房は長い柄があり無毛
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:4〜5月、葉の展開後
    • 送粉方法:虫媒または風媒

    果実

    • 種類:蒴果、熟すと裂開
    • :‐
    • :‐
    • 成熟期:5~6月

    種子

    • :多数、白い綿毛(柳絮(りゅうじょ))に包まれる
    • :‐
    • :‐
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ5mmほどの三角形で先はとがる、無毛
    • 側芽は1個の芽鱗で、枝側に裂け目がある(帽子状でない

    葉痕

    • :細く浅いV字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2143]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[88]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-104P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[440P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上112]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[94P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アカメヤナギ
    20240911_箱根湿生花園
    アカメヤナギ
    20240911_箱根湿生花園
    アカメヤナギ
    20240911_箱根湿生花園
  • アカメガシワ

    基本情報

    • 学名:Mallotus japonicus
    • 科名・属名:トウダイグサ科アカメガシワ属
    • 漢字名:赤芽柏
    • 別名:ゴサイバ(五菜葉)、サイモリバ(菜盛葉)

    名前の由来

    • 「アカメ(赤芽)」は、新芽が赤い
    • 「ガシワ(柏)」は、カシワの葉のように、葉を食べ物の器にして神前に供えたり、団子を包んで蒸したりした

    生育地

    • 伐採跡地や崩壊地、林縁などの明るいところに多い

    樹形

    • 落葉高木
    • 成長が早い

    樹皮

    • 灰褐色。縦に浅い裂け目がある

    • 葉序:互生
    • 葉形:卵形または広卵形、不分裂または3浅裂(幼木が多い)、葉身長10~20cm
    • 葉縁:全縁(幼木は鈍鋸歯がある場合あり)、やや波打つ
    • 質感:薄く柔らかい
    • 葉柄:5~22cm、赤みを帯びる

    • : 雌雄異株
    • 花序:枝先に円錐花序、長さ7~20cm
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
      • 雄花:苞のわきに数個ずつつき、萼は淡黄色で3~4裂する、雄しべ多数、花糸は長さ約3mm
      • 雌花:苞のわきに1個ずつつき、萼は2~3裂する、子房は刺状の突起あり、紅色の星状毛と白い腺点におおわれる、花柱は3~4個で、乳頭状突起が密生、乳頭状突起は紅色から黄色になる
    • 開花期:6~7月
    • 送粉方法:主に風媒、虫媒もあり?

    果実

    • 種類:蒴果、熟すと3~4裂し、3~4個の種子を出す
    • :直径約8mmの扁球形、刺状突起が密生
    • :褐色
    • 成熟期:9~10月

    種子

    • :3~4個
    • :直径約4mm扁球形
    • :黒色
    • 散布方法:主に鳥散布、重力散布または種子表面の脂肪体(エライオソーム)によるアリ散布もあり?

    冬芽

    • 裸芽
    • 灰色~褐色の星状毛が密生、頂芽は大きく長さ1~1.3cm、側芽はまるくて小さい

    葉痕

    • :円形で大きい
    • 維管束痕:多数

    用途


    特記事項

    • 新芽が赤色
      • 新芽は赤いが、赤いのは若葉そのものではなく、若葉の表面に密生している星状毛。赤色はアントシアニンで、有害な紫外線を吸収して未発達な葉の細胞を保護している説と、葉を食べる虫にとって忌避物質として働く説がある。
    • 花外蜜腺
      • 葉身の基部に2個の蜜腺があり、夏頃まではこれを舐めにアリが来ている。アリは蜜が欲しいから、花外蜜腺に近づく昆虫は追い払う。結果として、植物はやってくる害虫から守ってもらうことができる。
    • 先駆樹種(パイオニアツリー)
      • 暗い林内に到達した種子は発芽せず、伐採などで光環境がよくなると発芽する先駆樹種(パイオニアツリー)。一般に葉が大形で光を受けやい枝ぶりで初期成長が早いが、寿命は短いものが多い。他にヌルデ、カラズザンショウなど。
    • シードバンク(埋土種子)
      • 種子の中で、暗い林内に到達したものが土中で休眠し、光環境がよくなると発芽する性質のもの(埋土種子)。土中に貯めた埋土種子集団。陽性の先駆種(パイオニア種)など、芽生えの成長に良好な光条件を必要とする植物の種子は、他の植物にすでに占有されている場所では発芽せず、地表面付近の土壌中にシードバンクをつくり、休眠状態で数十年、数百年もの間寿命を保つ。ギャップが形成されると、ギャップ環境特有の大きな日格差、昼間の高温などが種子の休眠を解除する刺激となって発芽する。

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-2086]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1459]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-204P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[425P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上114]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[210P]
    • 「読む」植物図鑑:[2-91P]

    写真

    アカメガシワ
    20211031_その他
    アカメガシワ
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    アカメガシワ
    20250404_県立美術館
    アカメガシワ
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    アカメガシワ
    20220410_その他
    アカメガシワ
    20230604_その他
    アカメガシワ
    20230604_その他
    アカメガシワ
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    アカメガシワ
    20231119_その他
    アカメガシワ
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    アカメガシワ
    20240608_遊木の森
    アカメガシワ
    20240608_遊木の森
    アカメガシワ
    20240614_高山・市民の森
    アカメガシワ
    20240616_遊木の森
    アカメガシワ
    20240616_遊木の森
    アカメガシワ
    20241006_高山・市民の森
    アカメガシワ
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    アカメガシワ
    20250323_朝鮮岩
    アカメガシワ
    20250323_朝鮮岩
    アカメガシワ
    20250323_朝鮮岩
    アカメガシワ
    20250720_県立美術館
    アカメガシワ
    20250720_県立美術館