バラ科キジムシロ属
漢字:雉蓆
名前の由来:まるく広がった株をキジ(雉)の座るむしろ(蓆)に見立てた。
葉:根生葉を束生、奇数羽状複葉(側小葉は下方のものほど小形)
花:集散花序、黄色
花期:4~5月
果実:瘦果の集まった集合果
習性:多年草
備考:全体に粗い毛あり。
投稿者: kona
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イヌナズナ Draba nemorosa
アブラナ科ナズナ属
漢字:犬薺
名前の由来:
ナズナに似ているが、食用にならない。
「ナズナ(薺)」は、ナズナの名前の由来参照。
葉:根生葉は束生、茎葉は互生(基部は茎を抱く)
花:総状花序、黄色
花期:3~6月
果実:短角果
習性:越年草
備考:茎や葉に星状毛があり、果実には短毛が密生する。 -
ミズバショウ Lysichiton camtschatcense
サトイモ科ミズバショウ属
漢字:水芭蕉
名前の由来:
水辺に生え、花後に伸びる大きな葉がバショウ(芭蕉)の葉に似ている。
「バショウ(芭蕉)」は、漢名芭蕉の音読み。
葉:
花:両性花、肉穂花序、淡緑色、仏炎苞は白色、甘い香りあり
花期:5~7月
果実:液果、緑色、褐色に熟す種子は水に浮いて流される。
習性:多年草
備考:
湿地や湿原に群生する。
最初に雌しべが露出する「雌性先熟」型。
大きく成長した塊茎から細長く短い地下茎を出して栄養繁殖することがある。
根茎には有毒なアルカロイドが含まれ、誤って服用すると吐き気や脈拍の低下、呼吸困難や心臓麻痺を起こす。葉などにもシュウ酸カルシウムが含まれ、肌につくとかゆみや水ぶくれになる。 -
アケボノスミレ Viola rossii
スミレ科スミレ属
漢字:曙菫
名前の由来:
花の色を夜明けの空の色に見立てたスミレ。
「スミレ(菫)」は、タチツボスミレの名前の由来参照。
葉:根生葉を束生
花:淡紅紫色
花期:3~5月
果実:蒴果
習性:多年草
備考:
葉は花期にはまだ成長が十分でなく、葉身は基部の両側が内側に巻き込み菱形になる。
花は大型でまるみがあり、側弁は無毛または有毛。
距は太く短い。 -
キスミレ Viola orientalis
スミレ科スミレ属
漢字:黄菫
別名:イチゲキスミレ(一花黄菫)
名前の由来:
花が黄色のスミレ。
「スミレ(菫)」は、タチツボスミレの名前の由来参照。
葉:地上茎は対生
花:黄色
花期:4~5月
果実:蒴果
習性:多年草
備考:
花弁裏(外)面は帯赤褐色。
側弁の内側基部に毛あり。
距の長さは1mm程度で短い。 -
フモトスミレ Viola sieboldii
スミレ科スミレ属
漢字:麓菫
名前の由来:
山麓によく生えるスミレ。
「スミレ(菫)」は、タチツボスミレの名前の由来参照。
葉:根生葉を束生
花:白色
花期:4~5月
果実:蒴果
習性:多年草
備考:
側弁の内側に突起毛あり(唇弁にもある場合あり)。
唇弁は他の弁より小さい。
距の長さは2~3mmで、紅紫色の斑点あり。 -
ヒカゲスミレ Viola yezoensis
スミレ科スミレ属
漢字:日陰菫
名前の由来:
山林内の日陰、湿り気のあるところに生えるスミレ。
「スミレ(菫)」は、タチツボスミレの名前の由来参照。
葉:根生葉を束生
花:白色
花期:4~5月
果実:蒴果
習性:多年草
備考:
全体が柔らかい。
地下匐枝(ふくし)をだして群生する。
葉柄や花柄、側弁の内側は有毛。
花柱の先端は、倒三角状にふくらむ。
萼片の付属体はとがり、下側の萼片の耳は2~3裂する。