【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • ヒナウチワカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer tenuifolium
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:雛団扇楓

    名前の由来


    生育地

    • 日本固有種
    • 日当たりのよい山地の谷筋など

    樹形

    • 落葉小高木

    樹皮

    • 黒ずんだ灰色で、浅く縦に割れる

    • 葉序:対生
    • 葉形:掌状に9~11裂、まれに13裂。葉身長4~7cm、先は短くとがる。裂片と裂片の間にすきまあり
    • 葉縁:欠刻状の重鋸歯
    • 葉質:裏面は、花時は全面に白い軟毛密生、その後、脈腋や脈上に少し残る
    • 葉柄:1~4cm。葉身と同長~1/3の長さで、無毛

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序:雄花と両性花が混じる。複散房花序に直径約5mmの花を10個内外つける。無毛または最初まばらに毛あり
    • 花被:花弁と萼片5個、花弁は淡黄色、またはわずかに紅色を帯びる。雄しべ8個。葯は黄色。雄花の中心に軟毛あり。子房に白い軟毛密生。萼は褐紫色で無毛
    • 開花期:4〜5月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ約2cmで、翼は広く鈍角に開く
    • 成熟期:7~9月
    • :1つの果序に1~3個

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 芽鱗は4対、外側の1対だけ見える。下部は膜質の鱗片に包まれ、鱗片の内側に毛あり。頂芽はできず、枝先に仮頂芽が2個並ぶ。側芽の長さ1.5~2.5mm

    葉痕

    • :V字形またはU字形で細い
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項

    • コハウチワカエデとの葉の違い
      • 本種は、切れ込みが細く深い。切れ込みの最深部にまるい隙間がある。コハウチワカエデは、葉柄に短毛が密生しているが、本種は無毛

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2374]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1571]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-334P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[480P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下217]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ヒナウチワカエデ
    20241121_環境省生物多様性センター
    ヒナウチワカエデ
    20241121_環境省生物多様性センター
  • コハウチワカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer sieboldianum
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:小羽団扇楓
    • 別名:イタヤメイゲツ(板屋名月)

    名前の由来

    • 「ハウチワカエデ」に似て、樹形、葉が小さい
    • 「ハウチワカエデ(羽団扇楓)」は、ハウチワカエデ名前の由来参照
    • 「イタヤメイゲツ(板屋名月)」は、オオイタヤメイゲツ名前の由来参照

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地。温帯林

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 暗灰色。成木では浅く縦に割れる

    • 葉序:対生
    • 葉形:掌状に9裂または7裂、まれに5裂や11裂。葉身長5~9cm、先は短くとがる
    • 葉縁:鋭い短鋸歯または重鋸歯
    • 葉質:裏面は、花時は全面に白い軟毛密生、その後、脈腋や脈上に残る
    • 葉柄:3~7cm、葉身の2/3以上の長さで、ハウチワカエデと同じように短毛が密生している

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序:雄花と両性花が混じる。複散房花序に淡黄色の花を15~20個つける。白い綿毛密生
    • 花被:花弁と萼片5個、雄しべ8個。葯は黄色。子房に軟毛密生
    • 開花期:5〜6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ1.5~2cmで、翼はほぼ水平に開く。短い軟毛あり
    • 成熟期:6~9月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ2.5~4mmの円錐形。芽鱗は4対。下部は黄褐色の膜質の鱗片に包まれ、鱗片の内側に毛あり。頂芽はできず、枝先に仮頂芽が2個並ぶ

    葉痕

    • :V字形またはU字形で細い
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2372]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1569]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-330P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[478P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下217]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
  • ハウチワカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer japonicum
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:羽団扇楓
    • 別名:メイゲツカエデ(名月楓)

    名前の由来

    • 「ハウチワ(羽団扇)」は、葉の形が天狗の羽団扇に似る
    • 「カエデ(楓)」は、イロハカエデ名前の由来参照
    • 「メイゲツ(名月)」は、オオイタヤメイゲツ名前の由来参照

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地の谷間や谷間に続く斜面

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰青色または灰褐色。成木では浅く縦に割れる

    • 葉序:対生
    • 葉形:掌状に9~11裂、まれに7裂、葉身長7~14cm
    • 葉縁:重鋸歯
    • 葉脈:表面は凹んでシワ状
    • 葉質:裏面は、花時は全面に白い軟毛密生、その後、脈腋や脈上に残る
    • 葉柄:2~4cm、葉身の1/2以下の長さで有毛

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序:雄花と両性花が混じる。複散房花序に紅紫色の花を10~15個つける。有毛
    • 花被:花弁と萼片5個、雄しべ8個。葯は黄色。子房に軟毛密生
    • 開花期:4〜5月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ2~2.5cmで、翼はほぼ水平~鈍角に開く。軟毛あり
    • 成熟期:7~9月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 芽鱗は4対で、2対見える。下部は黄白色の膜質の鱗片に包まれ、鱗片の内側に毛あり。頂芽はできず、枝先に仮頂芽が2個並ぶ、長さ4~8mm

    葉痕

    • :V字形またはU字形で細い?
    • 維管束痕:3個?

    用途


    特記事項

    • オオイタヤメイゲツとの葉柄の違い
      • オオイタヤメイゲツ特記事項参照。
      • 他、ハウチワカエデは、葉の裂片の幅がやや広く、切れ込みも浅い

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2370]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1567]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-328P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[479P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下217]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[(172, 173P)]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ハウチワカエデ
    20221012_しらびそ高原
    ハウチワカエデ
    20221012_しらびそ高原
    ハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
  • カラコギカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer tataricum subsp. ginnala
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:鹿子木楓

    名前の由来

    • 「カラコギ(鹿子木)」は、樹皮が鹿の子模様にはがれることからの「カノコギ」が転訛した
    • 「カエデ(楓)」は、イロハカエデ名前の由来参照

    生育地

    • 日本固有種
    • 湿地。寒冷地の湿原など

    樹形

    • 落葉小高木

    樹皮

    • 灰褐色で、縦に不規則に裂け、鱗片状にはがれる

    • 葉序:対生
    • 葉形:3浅裂または不分裂、まれに5浅裂。葉身長5~12cm
    • 葉縁:不ぞろいな重鋸歯
    • 葉質:表面は無毛。裏面は脈上に淡褐色の軟毛あり
    • 葉柄:2~6cm、赤みを帯びる

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序:雄花と両性花が混じる。枝先に円錐花序をだし、淡黄緑色の花を多数つける。軟毛と腺毛あり
    • 花被:花弁と萼片5個、雄しべ8個
    • 開花期:5〜6月、葉の展開後
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ約3cmで、まばらに白色の軟毛が生える。翼はあまり開かずほとんど平行
    • 成熟期:8~10月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ2~3mmの円錐形。芽鱗は7~10対で多い。頂芽はできず、枝先に仮頂芽が2個並ぶ

    葉痕

    • :V字形またはU字形で細い
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2385]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1582]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-374P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[484P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下216]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    カラコギカエデ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    カラコギカエデ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    カラコギカエデ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    カラコギカエデ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    カラコギカエデ
    20240911_箱根湿生花園
    カラコギカエデ
    20240911_箱根湿生花園
    カラコギカエデ
    20240911_箱根湿生花園
    カラコギカエデ
    20240918_箱根湿生花園
  • ホソエカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer capillipes
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:細柄楓
    • 別名:ホソエウリハダ

    名前の由来

    • 「ホソエ(細柄)」は、花柄が細長い
    • 「カエデ(楓)」は、イロハカエデ名前の由来参照

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地の谷間や渓流沿い。中部地方の標高600~1000mの山地に多い

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 若木は暗緑色に黒い縦縞が入り、なめらか。老木は灰褐色で縦に浅く裂ける

    • 葉序:対生
    • 葉形:卵形で3~5浅裂。葉身長8~15cm。裂片の先は尾状に鋭くとがる。中央の裂片が三角形で特に大きい
    • 葉縁:重鋸歯
    • 葉質裏面の脈腋には水かき状の膜あり
    • 葉柄:3~8cm、上面に溝あり、赤色

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:総状花序に20~50個の花がつき垂れ下がる。長さ約10cmで、無毛または赤褐色の縮毛が散生
    • 花被:花は直径7~8mmで淡緑白色。花弁と萼片5個。花柄は長さ5~15mm
      • 雄花:雄しべ8個
    • 開花期:5~6月、葉の展開と同時
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ1.5~1.8cmで無毛。翼は鈍角に開く
    • 成熟期:7~10月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 混芽
    • 長さ7~13mmの卵形で紅色。芽鱗は2対で外側の1対だけ見える。枝先に頂生側芽を伴った頂芽がつく。側芽は柄があり対生

    葉痕

    • :V字形またはU字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2382]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1579]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-346P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[483P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下218]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ホソエカエデ
    20231101_清里自然歩道
    ホソエカエデ
    20231101_清里自然歩道
    ホソエカエデ
    20231101_清里自然歩道
    ホソエカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ホソエカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ホソエカエデ
    20240614_高山・市民の森
    ホソエカエデ
    20240614_高山・市民の森
    ホソエカエデ
    20240614_高山・市民の森
    ホソエカエデ
    20240614_高山・市民の森
    ホソエカエデ
    20240614_高山・市民の森
    ホソエカエデ
    20241108_高山・市民の森
    ホソエカエデ
    20241108_高山・市民の森
  • ラクウショウ

    基本情報

    • 学名:Taxodium distichum
    • 科名・属名:ヒノキ科ヌマスギ属
    • 漢字:落羽松
    • 別名:ヌマスギ(沼杉)

    名前の由来

    • 側枝ごと落葉する葉が水平に並んでつく様子を鳥の羽に見立てた
    • 「ヌマスギ(沼杉)」は、沼地などの湿地に生える

    生育地

    • 北米東南部原産。明治時代に渡来
    • 水湿地、沼地、川辺など

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 赤褐色。ぬれると黒褐色。縦に裂けてはがれ落ちる
    • 幹の下部はでこぼこしている

    • 葉序:側枝に羽状に互生。羽状複葉のように見える
    • 葉形:扁平な線形。長さ0.3~2cm
    • 葉質:薄くやわらかい。先に触れても痛くない
    • 落葉:赤褐色に色づき、側枝ごと落ちる。枝の葉痕のようなものは枝痕

    • 花性: 雌雄同種/異花
    • 花序
      • 雄花:枝先から垂れ下がった長さ10~20cmの花序に多数つく
      • 雌花:枝の先端に数個つく、緑色
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:3~4月
    • 送粉方法:風媒

    果実


    種子

    • 種類:球果
    • :直径2.5~3cmの球形
    • 成熟期:11~12月。緑白色→褐色。果鱗が開いて種子をだす
    • 果鱗(種鱗):10~12個。先は楯状に広がる。各果鱗に種子が2個つく
    • 種子:長さ1.2cmほどで、いびつな翼があり、表面は光沢のある褐色
    • 散布方法:風散布または水散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 芽鱗多数。側芽は著しく開出

    葉痕


    用途


    特記事項

    • 膝根(しっつこん)
      • 幹の周辺に地中の根から呼吸のために、直立する太い膝根(しっこん)と呼ばれる呼吸根を地上に出す。膝根の由来は、膝を立てたところに似ていることから
    • メタセコイアとの違い

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[‐]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[52]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-618P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[86P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上21]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[85P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ラクウショウ
    20231016_県立森林公園
    ラクウショウ
    20231016_県立森林公園
    ラクウショウ
    20231016_県立森林公園
    ラクウショウ
    20231023_県立森林公園
    ラクウショウ
    20231023_県立森林公園
  • メタセコイア

    基本情報

    • 学名:Metasequoia glyptostroboides
    • 科名・属名:ヒノキ科メタセコイア属
    • 別名:アケボノスギ(曙杉)

    名前の由来

    • 「セコイア」に似るが異なる木
    • 「アケボノスギ(曙杉)」は、日本の現在の植生成立の初期に生じていた「スギ」?

    生育地

    • 中国原産
    • 化石のみで絶滅した種とされていたが、1945年に中国で発見され、「生きている化石」といわれる。1949年にアメリカから苗木が贈られた
    • 公園樹や街路樹に植えられる

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 赤褐色。縦に粗く裂けてはがれ落ちる
    • 幹はでこぼこしている

    • 葉序:側枝に羽状に対生。側枝も対生するので羽状複葉のように見える
    • 葉形:扁平な線形。長さ1.5~3cm
    • 葉質:薄くやわらかい。先に触れても痛くない
    • 落葉:赤褐色に色づき、側枝ごと落ちる。枝の葉痕のようなものは枝痕

    • 花性: 雌雄同種/異花
    • 花序
      • 雄花:枝先から垂れ下がった長い花序に、長さ約5mmの楕円形の花が多数つく。雄しべはらせん状
      • 雌花:短枝の先に、長い球形で緑色の花が1個ずつつく
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:2~3月
    • 送粉方法:風媒

    果実


    種子

    • 種類:球果
    • :直径約1.5cmの長い球形
    • 成熟期:10~11月。果鱗が開いて種子をだしたあと、多くは落下
    • 果鱗(種鱗):長さ4~5mmの倒卵形で対生。各果鱗に種子が5~9個つく
    • 種子:広い翼があり、先端が凹む
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ2~4mmの卵形、芽鱗は12~16個あり十字対生。側芽は著しく開出

    葉痕


    用途


    特記事項

    • ラクウショウとの違い
      • 枝も葉もメタセコイアは対生だが、ラクウショウは互生する。ラクウショウは、膝根(呼吸根)を地上に出す

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[‐]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[51]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-616P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[85P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上19]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[84P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    メタセコイア
    20241125_佐鳴湖
    メタセコイア
    20241125_佐鳴湖
    メタセコイア
    20241125_佐鳴湖 雄花の冬芽
    メタセコイア
    20241125_佐鳴湖
    メタセコイア
    20251103_県立美術館
    メタセコイア
    20251103_県立美術館
  • コウヨウザン

    基本情報

    • 学名:Cunninghamia lanceolata
    • 科名・属名:ヒノキ科コウヨウザン属
    • 漢字名:広葉杉

    名前の由来

    • スギに比べて葉の幅が広い

    生育地

    • 中国・台湾原産。江戸時代に渡来
    • やや湿り気のある場所

    樹形

    • 常緑高木

    樹皮

    • 赤褐色。縦に長く繊維状にはがれる

    • 葉序:側枝にらせん状につく
    • 葉形:湾曲した披針形、長さ3~7cm、先は鋭くとがり触れると痛い
    • 葉縁:微細な鋸歯
    • 葉質:かたい。裏面に白い気孔帯が2本

    • 花性: 雌雄同種/異花
    • 花序:基部に鱗片が多数あり
      • 雄花:枝先に、長楕円形の花が頭状に多数つく
      • 雌花:枝先に、卵球形の花が数個つく
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:4月
    • 送粉方法:風媒

    果実


    種子

    • 種類:球果
    • :直径3~4cmの球形
    • 成熟期:10~11月。褐色で光沢あり
    • 果鱗(種鱗):各果鱗に種子が3個つく。苞鱗の先は鋭くとがる
    • 種子:いびつな倒卵形で、ふちに狭い翼あり
    • 散布方法:風散布

    冬芽


    葉痕


    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-59]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[48]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-620P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[84P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上18]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    コウヨウザン
    20240315_駿府城公園
    コウヨウザン
    20240315_駿府城公園
    コウヨウザン
    20240315_駿府城公園
    コウヨウザン
    20240315_駿府城公園
  • スギ

    基本情報

    • 学名:Cryptomeria japonica
    • 科名・属名:ヒノキ科スギ属
    • 漢字名:杉

    名前の由来

    • 真っ直ぐの木「直ぐ木(すぐき)」から変化した説が有力、
    • 他、上へ進み上がる木「進木(すすぎ)」説あり

    生育地

    • 1属1種の日本固有種
    • 山地の沢沿いに多い
    • 「尾根マツ、谷スギ、中ヒノキ」は、地形と土壌水分に応じた樹木の植え分けを示す伝統的な林業の知恵。乾燥し栄養が乏しい「尾根」にはマツ、水が豊富で栄養が豊富な土壌の「谷」にはスギ、その中間的な斜面(中腹)にはヒノキが適していることを表す

    樹形

    • 常緑高木

    樹皮

    • 赤褐色で厚く、縦に裂けてはがれ落ちる

    • 葉序:らせん状
    • 葉形:やや湾曲した針形、長さ0.5~2cm
    • :冬になると緑が薄くなり、黄褐~赤褐色になる。光合成機能が低下する低温条件下で太陽光による光阻害(強すぎる光によって光合成が阻害されること)を防ぐための適応

    • 花性: 雌雄同種/異花
    • 花序
      • 雄花:枝先に、淡黄色で長さ5~8mmの楕円形の花が多数つく
      • 雌花:枝先に、緑色で直径2~3cmの球形の花が1個ずつ下向きにつく。種鱗は針状。苞鱗は青みを帯びる
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:3~4月
    • 送粉方法:風媒。春先、枝先に着いたの雄花から風によって大量の花粉を撒き散らし、花粉症の原因になる

    果実


    種子

    • 種類:球果
    • :直径2cmmほどの球形
    • 成熟期:10~11月。褐色
    • 果鱗(種鱗):木質で20~30個あり、各果鱗に種子が2~5個つく。先端は指のように切れ込み、苞鱗の先はそり返る
    • 種子:長さ5~6mmの長楕円形で、ふちに狭い翼あり
    • 散布方法:風散布

    冬芽


    葉痕


    用途

    • :軽くて柔らかく、曲げやすく加工しやすいため、主に建築用材とされるが、建具、箱、下駄、箸など用途が広い。桶や樽などにも用いた
    • 樹皮:ヒノキ同様、昔は屋根や壁を葺くのに用いた
    • :杉線香として線香の原料になる

    特記事項

    • 日本で最も樹高が高くなり、寿命も長く大木になる
    • 成長が早く、単位面積当たりの収穫材積が大きく、昔から植林された
    • 造り酒屋が新酒を仕込んだ目印に、枝葉を丸い玉に束ねた「杉玉(すぎだま)」を軒先に掲げた

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-56]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[44]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-612P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[83P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上17]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[82P]
    • 「読む」植物図鑑:[1-150P]

    写真

    スギ
    20240303_高山・市民の森
    スギ
    20240303_高山・市民の森
    スギ
    20240303_高山・市民の森
    スギ
    20250926_高山・市民の森
  • ネズミサシ(ネズ)

    基本情報

    • 学名:Juniperus rigida
    • 科名・属名:ヒノキ科ビャクシン属
    • 漢字名:鼠刺

    名前の由来

    • ネズミの穴にこの葉を詰めておくと痛いのでネズミの害を防ぐ

    生育地

    • 丘陵~山地。砂地や尾根などのやせ地

    樹形

    • 常緑小高木

    樹皮

    • 灰色を帯びた赤褐色。薄くはがれる

    • 葉序:3輪生
    • 葉形:針状。長さ10~25mm。先は鋭くとがり、触れると痛い
    • 葉質:表面に溝があり、白い気孔帯が1本あり

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:前年枝の葉腋につく
      • 雄花:長さ4~5mmの楕円形で黄褐色
      • 雌花:先のとがった鱗片3個
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:4月
    • 送粉方法:風媒

    果実


    種子

    • 種類:球果
    • :直径8~10mmの球形で液果状
    • 成熟期:翌年または翌々年の10月頃。緑色→黒紫色。白いロウ質におおわれる
    • 果鱗(種鱗):肉質で完全に合着し、裂開しない(ビャクシン属)
    • 種子:長さ4~5mm。表面に樹脂のかたまりあり
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽


    葉痕


    用途

    • :芳香があり、以前は「和白檀(わびゃくだん)」といって、装飾用の柱や器具などに白檀(香木の一種)の代わりに用いた
    • 盆栽:杜松(としょう)
    • 果実:球果を乾燥させたものは生薬の「杜松子(としょうし)/杜松実(としょうじつ)」と呼び、利尿、尿道炎、リュウマチ、神経痛などに用いる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-49]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[67]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-644P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[82P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上23]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ネズミサシ
    20231016_県立森林公園
    ネズミサシ
    20231016_県立森林公園
    ネズミサシ
    20231016_県立森林公園