シソ科タツナミソウ属
漢字:小葉の立浪
名前の由来:
「コバノ(小葉の)」は、タツナミソウより葉も含め全体に小さい。
「タツナミ(立浪)」は、同じ方角を向いて咲く花の様子を、海で泡立ちながら立つ波に見立てた。
葉:対生
花:唇形花、淡青紫色
花期:5~6月
習性:多年草
備考:
タツナミソウの変種。タツナミソウに比べ、茎は下部がはい、葉は小さく縁の鋸歯が少ない。
開花期以降は「閉鎖花」をつける。
投稿者: kona
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コバギボウシ Hosta sieboldii
キジカクシ科ギボウシ属
漢字:小葉擬宝珠
名前の由来:
「コバ(小葉)」は、葉が「オオバギボウシ」に比べて小型。
「ギボウシ(擬宝珠)」は、つぼみの形が、橋の欄干飾りである「擬宝珠(ぎぼし)」に似ている。
葉:
花:総状花序、斜めに下垂、淡紫色
花期:7~8月
果実:蒴果、熟すと3裂し黒色の種子を飛ばす
習性:多年草
備考:湿地に生える。 -
コハウチワカエデ Acer sieboldianum
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コナラ Quercus serrata
ブナ科コナラ属
漢字:小楢
名前の由来:
ミズナラの別名「オオナラ」に対して「小さい葉の楢」。
「ナラ(楢)」は、奈良の都の周囲にこの木の林ができたので、「奈良の木」と言われたとする説、
風が吹くとカサカサと乾いた葉擦れの音が「鳴る」が転訛した説など諸説ありはっきりしない。
樹形:落葉高木
葉:互生
花:雌雄同株、雄花序は新枝の下部に下垂、雌花序は新枝の先の葉腋につく
花期:4~5月
果実:堅果
果期:秋
備考:
クヌギとともに、シイタケ栽培の原木(ほだ木)や薪炭材に用いた。
ミズナラの仲間は、アカシジミなどシジミチョウ類の食餌木。また、樹液はクヌギに次いで昆虫類が好む。
<ラマスシュート(土用芽)>
頂芽が休眠芽となって越冬せずに、同じ年のうちに再び伸びはじめる枝の二度伸び現象。コナラやクヌギなどのコナラ属で顕著。
<ミズナラとの違い>
ミズナラは葉柄がほとんどなし、コナラは1cm程度あり。
ミズナラの樹皮は割れ目の縁が薄くめくれたようになる、コナラは固く密着している。 -
コセンダングサ Bidens pilosa var. pilosa
キク科センダングサ属
漢字:小栴檀草
名前の由来:
「センダングサ」に比べて小さい。
「センダングサ(栴檀草)」は、樹木のセンダンに葉の形が似ている。
葉:下部で対生 上部で互生、羽状複葉
花:筒状花の集まった頭状花序、黄色
花期:9~11月
果実:瘦果、黒色
習性:1年草
備考:
瘦果は先端に2~4本のノギ(トゲ状突起)があり、ノギには刺さりやすく、抜けにくい返しとなる小さなトゲが生えている。また、種子本体には、刺さり過ぎを阻止するようにノギのトゲと逆向きのトゲあり。
<センダングサの違い>花弁 瘦果 センダングサ 周りに黄色の舌状花あり 偏平でない コセンダングサ 筒状花のみ 同上 コシロノセンダングサ(シロバナセンダングサ) 周りに白色の舌状花あり 同上 アメリカセンダングサ 筒状花のみ 偏平 コシロノセンダングサ/シロバナセンダングサ