【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • コバノタツナミ Scutellaria indica var. parvifolia

    シソ科タツナミソウ属
    漢字:小葉の立浪
    名前の由来:
    「コバノ(小葉の)」は、タツナミソウより葉も含め全体に小さい。
    「タツナミ(立浪)」は、同じ方角を向いて咲く花の様子を、海で泡立ちながら立つ波に見立てた。
    葉:対生
    花:唇形花、淡青紫色
    花期:5~6月
    習性:多年草
    備考:
    タツナミソウの変種。タツナミソウに比べ、茎は下部がはい、葉は小さく縁の鋸歯が少ない。
    開花期以降は「閉鎖花」をつける。

    コバノタツナミ
    20240420_その他
    コバノタツナミ
    20240420_その他
    コバノタツナミ
    20240420_その他
  • コバノイチヤクソウ Pyrola alpina

    ツツジ科イチヤクソウ属
    漢字:小葉の一薬草
    名前の由来:
    「コバノ(小葉の)」は、イチヤクソウより葉が小さい。
    「イチヤクソウ(一薬草)」は、全草を1本まるごと乾燥させて薬用にする。
    葉:
    花:白色
    花期:7~8月
    果実:蒴果
    習性:多年草
    備考:亜高山帯に生える。

    コバノイチヤクソウ
    20230817_宝永遊歩道
  • コバギボウシ Hosta sieboldii

    キジカクシ科ギボウシ属
    漢字:小葉擬宝珠
    名前の由来:
    「コバ(小葉)」は、葉が「オオバギボウシ」に比べて小型。
    「ギボウシ(擬宝珠)」は、つぼみの形が、橋の欄干飾りである「擬宝珠(ぎぼし)」に似ている。
    葉:
    花:総状花序、斜めに下垂、淡紫色
    花期:7~8月
    果実:蒴果、熟すと3裂し黒色の種子を飛ばす
    習性:多年草
    備考:湿地に生える。

    コバギボウシ
    20230724_八島湿原
    コバギボウシ
    20230724_八島湿原
  • コハウチワカエデ Acer sieboldianum

    ムクロジ科カエデ属
    漢字:小羽団扇楓
    別名:イタヤメイゲツ(板屋名月)
    名前の由来:
    「ハウチワカエデ」に似て、樹形、葉が小さい。
    「ハウチワカエデ(羽団扇楓)」は、ハウチワカエデの名前の由来参照。
    「イタヤメイゲツ(板屋名月)」は、オオイタヤメイゲツの名前の由来参照。
    樹形:落葉高木
    葉:対生
    花:雌雄同株(雄花と両性花が混じる)、散房花序、淡黄色
    花期:5~6月
    果実:翼果、ほぼ水平に開く
    果期:6~9月
    備考:ハウチワカエデと同じように葉柄に短毛が密生している。

    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20231101_清里自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    コハウチワカエデ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
  • コバイケイソウ Veratrum stamineum

    シュロソウ科シュロソウ属
    漢字:小梅蕙草
    名前の由来:
    小さい「バイケイソウ」。
    「バイケイソウ(梅蕙草)」は、花が梅に似て、葉がケイラン(蕙蘭)に似ている。
    葉:互生
    花:雄花と両性花、複総状花序、白色
    花期:6~8月
    果実:蒴果
    習性:多年草
    備考:
    亜高山帯の湿地に群生する。
    有毒植物。

    コバイケイソウ
    20230717_八島湿原
  • コナラ Quercus serrata

    ブナ科コナラ属
    漢字:小楢
    名前の由来:
    ミズナラの別名「オオナラ」に対して「小さい葉の楢」。
    「ナラ(楢)」は、奈良の都の周囲にこの木の林ができたので、「奈良の木」と言われたとする説、
    風が吹くとカサカサと乾いた葉擦れの音が「鳴る」が転訛した説など諸説ありはっきりしない。
    樹形:落葉高木
    葉:互生
    花:雌雄同株、雄花序は新枝の下部に下垂、雌花序は新枝の先の葉腋につく
    花期:4~5月
    果実:堅果
    果期:秋
    備考:
    クヌギとともに、シイタケ栽培の原木(ほだ木)や薪炭材に用いた。
    ミズナラの仲間は、アカシジミなどシジミチョウ類の食餌木。また、樹液はクヌギに次いで昆虫類が好む。
    <ラマスシュート(土用芽)>
    頂芽が休眠芽となって越冬せずに、同じ年のうちに再び伸びはじめる枝の二度伸び現象。コナラやクヌギなどのコナラ属で顕著。
    ミズナラとの違い>
    ミズナラは葉柄がほとんどなし、コナラは1cm程度あり。
    ミズナラの樹皮は割れ目の縁が薄くめくれたようになる、コナラは固く密着している。

    コナラ
    20211018_城北公園
    コナラ
    20211030_遊木の森
    コナラ
    20220619_遊木の森
    コナラ
    20220619_遊木の森
    コナラ
    20231011_遊木の森
    コナラ
    20231011_遊木の森
    コナラ
    20240410_有度山
    コナラ
    20240414_県立美術館
    コナラ
    20240414_県立美術館
    コナラ
    20240414_県立美術館
    コナラ
    20240414_県立美術館
    コナラ
    20240809_静岡県立美術館
    コナラ
    20250404_県立美術館
    コナラ
    20250404_県立美術館
  • コデマリ Spiraea cantoniensis

    バラ科シモツケ属
    漢字:小手鞠
    名前の由来:球形の花序を小さな手鞠に見立てた。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、散房花序、白色
    花期:4~5月
    果実:袋果
    果期:6~8月
    備考:
    中国原産。
    枝は細く束生し、先が下垂する。

    コデマリ
    20240414_県立美術館
    コデマリ
    20240414_県立美術館
    コデマリ
    20240414_県立美術館
  • コタヌキラン Carex doenitzii

    カヤツリグサ科スゲ属
    漢字:小狸蘭
    名前の由来:
    「タヌキラン」より小さい。
    「タヌキラン(狸蘭)」は、雌小穂を狸の尾に見立てた。
    葉:叢生
    花:頂小穂は雄性、側小穂は雌性、濃紫褐色
    花期:6~7月
    習性:多年草
    備考:亜高山帯に生える。

    コタヌキラン
    20230817_宝永火口付近
  • コセンダングサ Bidens pilosa var. pilosa

    キク科センダングサ属
    漢字:小栴檀草
    名前の由来:
    「センダングサ」に比べて小さい。
    「センダングサ(栴檀草)」は、樹木のセンダンに葉の形が似ている。
    葉:下部で対生 上部で互生、羽状複葉
    花:筒状花の集まった頭状花序、黄色
    花期:9~11月
    果実:瘦果、黒色
    習性:1年草
    備考:
    瘦果は先端に2~4本のノギ(トゲ状突起)があり、ノギには刺さりやすく、抜けにくい返しとなる小さなトゲが生えている。また、種子本体には、刺さり過ぎを阻止するようにノギのトゲと逆向きのトゲあり。
    <センダングサの違い>

    花弁瘦果
    センダングサ周りに黄色の舌状花あり偏平でない
    コセンダングサ筒状花のみ同上
    コシロノセンダングサ(シロバナセンダングサ)周りに白色の舌状花あり同上
    アメリカセンダングサ筒状花のみ偏平
    コセンダングサ
    20241015_遊木の森
    コセンダングサ
    20241015_遊木の森
    コセンダングサ
    20241015_遊木の森

    コシロノセンダングサ/シロバナセンダングサ

    コシロノセンダングサ
    20241015_遊木の森
    コシロノセンダングサ
    20241015_遊木の森
  • コシアブラ Acanthopanax sciadophylloides

    ウコギ科ウコギ属
    漢字:漉油/金漆
    名前の由来:樹脂を漉(こ)したものを「金漆(こんうるし/ごんぜつ)」と呼んで槍や刀の錆止め用の漆として用いた。(脂を漉す→コシアブラ)
    樹形:落葉高木
    葉:互生、5出の掌状複葉
    花:両性花、散形花序、黄緑色
    花期:8~9月
    果実:液果、黒紫色
    果期:10~11月
    備考:新芽(若芽)は栄養価が高く、血圧降下などに役立つといわれる。

    コシアブラ
    20221012_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    コシアブラ
    20241121_環境省生物多様性センター