【注意】備忘録。内容に誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • コシアブラ Acanthopanax sciadophylloides

    ウコギ科ウコギ属
    漢字:漉油/金漆
    名前の由来:樹脂を漉(こ)したものを「金漆(こんうるし/ごんぜつ)」と呼んで槍や刀の錆止め用の漆として用いた。(脂を漉す→コシアブラ)
    樹形:落葉高木
    葉:互生、5出の掌状複葉
    花:両性花、散形花序、黄緑色
    花期:8~9月
    果実:液果、黒紫色
    果期:10~11月
    備考:新芽(若芽)は栄養価が高く、血圧降下などに役立つといわれる。

    コシアブラ
    20221012_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20221013_しらびそ高原
    コシアブラ
    20240603_清泉寮周辺自然歩道
    コシアブラ
    20241121_環境省生物多様性センター
  • コゴメウツギ Stephanandra incisa

    バラ科コゴメウツギ属
    漢字:小米空木
    名前の由来:
    「コゴメ(小米)」は、白い小さな花を小米(米粒を砕いたもの)に見立てた。
    「ウツギ(空木)」は、花がウツギの花に似ている。髄は充実しており、葉形も葉序もウツギとは異なる。
    樹形:落葉低木
    葉:互生
    花:両性花、散房花序、白色
    花期:5~6月
    果実:袋果、球形で永存性の萼があり有毛
    果期:9~10月
    備考:
    枝は1年で先端の成長が止まり、次の年には側芽が伸びて新しい枝が出る。側芽は枝の下にあり、毎年枝が出るので枝は縦一列に並び、下の枝ほど若い枝で太くなっている。また、この枝は一年毎に出る方向が右と左にずれている。

    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20220504_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20230423_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20230423_朝鮮岩
    コゴメウツギ
    20230423_朝鮮岩
  • コクサギ Orixa japonica

    ミカン科コクサギ属
    漢字:小臭木
    名前の由来:全体に臭気があり、葉の大きいクサギに対して葉が小さい。
    樹形:落葉低木
    葉:コクサギ型葉序(枝の片側に2枚づつ交互につく)
    花:雌雄異株、雄花は総状花序、淡黄緑色
    花期:4~5月
    果実:蒴果(3~4個の分果、自発散布)、種子は光沢のある黒褐色
    果期:7~10月
    備考:
    葉を日に透かすと全面に細かい油点が白く透けて見える。
    花は2枚1組ずつの葉のうちの、必ず根本側の葉腋に咲き、先のほうの葉腋からは花をつけないシュートが伸びる。
    枝葉に殺虫力のある成分があり、昔は便所に入れて蛆を殺した。

    20220410_朝鮮岩
    20220410_朝鮮岩
    20220410_朝鮮岩
    20220410_朝鮮岩
    20220410_朝鮮岩
    コクサギ
    20220504_朝鮮岩
    コクサギ
    20220504_朝鮮岩
    コクサギ
    20231001_高山・市民の森
    コクサギ
    20231001_高山・市民の森
    コクサギ
    20240310_朝鮮岩
    コクサギ
    20240310_朝鮮岩
    コクサギ
    20250323_朝鮮岩
    コクサギ
    20250105_朝鮮岩
    コクサギ
    20250105_朝鮮岩
    コクサギ
    20250105_朝鮮岩
    コクサギ
    20250407_朝霧高原
    コクサギ
    20250407_朝霧高原
  • コオニユリ Lilium leichtlinii

    ユリ科ユリ属
    漢字:小鬼百合
    名前の由来:
    「オニユリ」より小さい。
    「オニユリ(鬼百合)」は、大きな花を咲かせるユリ説、
    橙色の花びらを赤鬼の顔に見立てたユリ説あり。
    「ユリ(百合)」は、ササユリの名前の由来参照。
    葉:互生
    花:総状花序、橙赤色(内面に紫黒色の小点あり)
    花期:7~9月
    果実:蒴果
    習性:多年草
    備考:
    鱗茎は白色で苦味が少なく、食用として栽培される。
    <オニユリとの違い>
    ・葉が狭い
    ・茎に紫点がない
    ・新しい鱗茎は茎の地下部に前年の鱗茎と離れてつく
    ・茎の上にはむかごがない

    コオニユリ
    20230724_八島湿原
  • コオニタビラコ Lapsanastrum apogonoides

    キク科ヤブタビラコ属
    漢字:小鬼田平子
    別名:タビラコ
    名前の由来:
    「コオニ(小鬼)」は、オニタビラコに比べて小さい。
    「タビラコ(田平子)」は、田面(たづら)に張りつくようにロゼット状の根生葉を広げる様子を表現。
    葉:羽状複葉
    花:舌状花の集まった頭状花序、黄色
    花期:3~5月
    習性:越年草
    備考:
    春の七草のホトケノザは本種で、若葉は食べられる。
    <ヤブタビラコとの違い>
    本種の高さは4~10cm、ヤブラビラコは20~40cmで高い。
    ヤブタビラコは若い葉に毛が多い。
    ヤブタビラコはロゼット葉がやや立ち上がる。

    コオニタビラコ
    20240410_吉田川
    コオニタビラコ
    20240410_吉田川
    コオニタビラコ
    20240410_吉田川
  • コウリンカ Tephroseris flammea subsp. glabrifolia

    キク科オカグルマ属
    漢字:紅輪花
    名前の由来:花が紅色で車輪状の舌状花。
    葉:茎葉は互生
    花:まわりの舌状花と中心の筒状花の集まった頭状花序、濃橙赤色
    花期:7~9月
    果実:瘦果、毛が密生し冠毛は灰白色
    習性:多年草

    コウリンカ
    20230717_八島湿原
    コウリンカ
    20230717_八島湿原
  • コウヨウザン Cunninghamia lanceolata

    ヒノキ科コウヨウザン属
    漢字:広葉杉
    名前の由来:スギに比べて葉の幅が広い。
    樹形:常緑高木
    花:雌雄同株
    花期:4月
    種子:球果、褐色で光沢あり
    種期:10~11月
    備考:
    中国・台湾原産。
    葉は、偏平な披針形でやや鎌状に曲がり、硬く、先は鋭く尖っており、葉先に触れると痛い。

    コウヨウザン
    20240315_駿府城公園
    コウヨウザン
    20240315_駿府城公園
    コウヨウザン
    20240315_駿府城公園
    コウヨウザン
    20240315_駿府城公園
  • コウヤボウキ Pertya scandens

    キク科コウヤボウキ属
    漢字:高野箒
    名前の由来:高野山で枝をほうきの材料にした。
    樹形:落葉低木
    葉:互生(1年枝)、節毎に束生(2年枝)
    花:両性花、筒状花の集まった頭状花序、白色
    花期:9~10月
    果実:瘦果、先端に冠毛あり
    果期:11~12月
    備考:
    春になると新しい枝が根元から伸び、互生で葉をつけ、秋には落葉する(1年枝)。2年目の春には新しい1年枝が伸び、昨年の1年枝の互生の葉がついていた所が短枝化して3~5枚の細長い葉が束生し、秋には枯れる(2年枝)。
    花は1年枝の枝の先端に咲く。

    コウヤボウキ
    20231028_朝鮮岩
    コウヤボウキ
    20231028_朝鮮岩
    コウヤボウキ
    20231028_朝鮮岩
    コウヤボウキ
    20231115_遊木の森
    コウヤボウキ
    20231115_遊木の森
    コウヤボウキ
    20231115_遊木の森
  • コウホネ Nuphar japonica

    スイレン科コウホネ属
    漢字:河骨
    名前の由来:川に生え、横にはう太くて白い地下茎が白骨のように見える。
    葉:互生
    花:黄色
    花期:6~9月
    果実:液果(水中)、緑色、熟すとくずれて開き多数の種子を放出する
    習性:多年草
    備考:
    小川、溝、池沼に生える。
    萼片は5枚の花弁状、花弁は長方形で小さく外側に曲がる。

    コウホネ
    20240918_箱根湿生花園
    コウホネ
    20240918_箱根湿生花園
  • コウゾリナ Picris hieracioides subsp. japonica

    キク科コウゾリナ属
    漢字:髪剃菜
    名前の由来:茎や葉に剛毛があり、さわるとざらついて、手が切れそうなのを髪剃(コウゾリ = カミソリ)にたとえた。
    葉:根生葉は束生、茎葉は互生
    花:舌状花の集まった頭状花序、黄色
    花期:5~10月
    果実:瘦果、冠毛は羽毛状
    習性:2年草
    備考:若芽は食用。

    コウゾリナ
    20230724_八島湿原
    コウゾリナ
    20230724_八島湿原
    コウゾリナ
    20250430_県立美術館
    コウゾリナ
    20250430_県立美術館