【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • アカシデ

    基本情報

    • 学名:Carpinus laxiflora
    • 科名・属名:カバノキ科クマシデ属
    • 漢字名:赤四手
    • 別名:シデノキ/コソネ/ソロ

    名前の由来

    • 「アカ(赤)」は、新芽や若葉が赤いあるいは紅葉する
    • 「シデ(四手)」は、果穂が、神前に供えたり飾ったりする玉串や注連縄(しめなわ)などに付ける白い布や紙の「四手」に似ている

    生育地

    • 山野の川岸など、湿った肥沃なところを好む

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 暗灰色でなめらか。隆起した皮目が多く、老木では筋状のくぼみが目立つ

    • 葉序:互生
    • 葉形:卵形、葉身長4~8cm、先は尾状に長く伸びる
    • 葉縁:細重鋸歯
    • 葉脈:7~15対、裏面に突出
    • 質感:薄い洋紙質、表面に長い伏毛散生、裏面の脈上と脈液に粗い毛あり
    • 葉柄:3~14mm

    • : 雌雄同株
    • 花序
      • 雄花序:前年枝に下垂、長さ4~5cm、黄褐色、苞は広卵形で紅色を帯び、先端は鋭く尖り、ふちには軟毛が生える
      • 雄花:苞に1個ずつつく、雄しべ8個、葯の先は紅色を帯び軟毛が生える
      • 雌花序:本年枝や短枝の先端に上向きにつくか下垂、苞は卵状披針形
      • 雌花:苞に1個ずつつく
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:4〜5月、葉の展開と同時
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:堅果が集まった複合果
    • :葉状の果苞がまばらについた果穂、長さ4~10cm、果苞は長さ1~1.8cm、基部で3裂し、中央裂片の片側に鋸歯あり、果苞の基部に1個の堅果
    • :淡褐色
    • 成熟期:8~9月

    種子

    • :堅果は1個
    • :堅果は広卵形、長さ3.5mm、表面に縦の筋が7~10個あり
    • 散布方法:果苞による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ5~10mmの紡錘形。葉芽の先端は鋭く尖る。芽鱗は16~18個

    葉痕

    • :半円形
    • 維管束痕:‐

    用途


    特記事項

    • クマシデ属の葉と果穂の違い
    側脈葉脚葉形葉身果穂
    アカシデ7~15対広い楔形長卵形6cm前後細長い
    イヌシデ12~15対広い楔形卵形4~8cm短い
    クマシデ20~24対浅心形長楕円形6~11cm太い
    サワシバ15~23対心形倒卵形4~14cm太い

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1977]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[110]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-196P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[401P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下198]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[101P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アカシデ
    20240428_高山・市民の森
    アカシデ
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    アカシデ
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    アカシデ
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    アカシデ
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    アカシデ
    20240504_高山・市民の森
    アカシデ
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    アカシデ
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    アカシデ
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    アカシデ
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    アカシデ
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    アカシデ
    20241006_高山・市民の森
    アカシデ
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    アカシデ
    20241108_高山・市民の森
    アカシデ
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    アカシデ
    20250309_高山・市民の森
    アカシデ
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    アカシデ
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    アカシデ
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    アカシデ
    20251029_寸又峡
    アカシデ
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    アカシデ
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  • アカガシ

    基本情報

    • 学名:Quercus acuta
    • 科名・属名:ブナ科コナラ属
    • 漢字名:赤樫

    名前の由来

    • 「アカ(赤)」は、材色が淡紅褐色で赤みが強い
    • 「カシ(樫)」は、カタギ(堅い木)

    生育地

    • 山地

    樹形

    • 常緑高木

    樹皮

    • 緑灰黒色。皮目は見立たない。老木は割れ目が目立つ

    • 葉序:互生
    • 葉形:長楕円形、葉身長10~20cm
    • 葉縁:全縁
    • 質感:厚く革質で表面は光沢あり、裏面は淡緑色
    • 葉柄:2~4cm

    • : 雌雄同株
    • 花序
      • 雄花序:新枝の下部から多数下垂、長さ6~12cm、軸や苞に白い軟毛密生、苞は褐色
      • 雌花序:新枝の上部の葉腋に直立、褐色の軟毛密生、雌花が5~6個つく、苞は広卵形
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
      • 雄花:長さ4mmほどの卵形で先端とがる、花被は膜質で5~6裂、雄しべ5~9個
      • 雌花:黄緑色の花柱3個、さじ形でそり返る
    • 開花期:5〜6月
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:堅果
    • :長さ2cmほどの卵球形
    • :褐色
    • 殻斗:鱗片が合着した同心円状の輪が10個ほど並び、褐色の軟毛あり
    • 成熟期:翌年秋(10~11月頃)

    種子

    • :1個
    • 食用の可否:タンニンによるアクが強い。アク抜きすれば食べられる。
    • 散布方法:重力散布または動物(リス、ネズミ、カケスなど)による貯食散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 楕円形で細かい絹毛あり
    • <カシ類(ブナ科コナラ属)の冬芽>
      • 多数の鱗片が重なり合って砲弾形をしている
      • 頂生側芽(枝先にいくつかの同じような大きさの芽が着く)
      • 芽を上から見ると5稜があり、5角錐形になっている。コナラ属共通の形態

    葉痕

    • <カシ類(ブナ科コナラ属)の葉痕>
      • :半円~三角形
      • 維管束痕:多数散在

    用途

    • :カシ類の中でも特に堅くて重いため、高級な木刀に用いられる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1961]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[151]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-248P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[375P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下190]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[109P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アカガシ
    20221105_朝鮮岩・満観峰
    アカガシ
    20221105_朝鮮岩・満観峰
    アカガシ
    20221105_朝鮮岩・満観峰
    アカガシ
    20230902_高山・市民の森
    アカガシ
    20230902_高山・市民の森
    アカガシ
    20230902_高山・市民の森
    アカガシ
    20231016_県立森林公園
    アカガシ
    20231016_県立森林公園
    アカガシ
    20231119_朝鮮岩・満観峰
    アカガシ
    20231119_朝鮮岩・満観峰
    アカガシ
    20240428_高山・市民の森
    アカガシ
    20240428_高山・市民の森
    アカガシ
    20250309_高山・市民の森
    アカガシ
    20250309_高山・市民の森
    アカガシ
    20250412_高山・市民の森
    アカガシ
    20250412_高山・市民の森
  • アオモジ

    基本情報

    • 学名:Litsea cubeba
    • 科名・属名:クスノキ科ハマビワ属
    • 漢字名:青文字
    • 別名:ショウガノキ

    名前の由来

    • 樹皮の色が薄い緑褐色

    生育地

    • 山野の日当たりのよいところ

    樹形

    • 常緑小高木

    樹皮

    • 緑褐色。縦に裂けた灰色の皮目が散在する

    • 葉序:互生、枝先に集まってつく
    • 葉形:披針形、葉身長7~15cm
    • 葉縁:全縁
    • 質感:薄い洋紙質、裏面は粉白色を帯びる
    • 葉柄:1~2.5cm
    • 香り:枝葉を揉むとレモンのような芳香がある(精油成分:シトラール)

    • : 雌雄異株
    • 花序:前年枝の葉腋に散形花序、花弁状の総苞片が目立つ
      • 雄花序:総苞片は卵円形で長さ6mmほどで4~5個
      • 雌花序:総苞片は雄花のものより小さく3~4個
    • 花被:同花被花(花冠と萼が同形で区別できない→花被片)
      • 雄花:花被片は長さ3mmの楕円形で6個、白色、雄しべ9個、内側の3個の雄しべの基部に黄色の腺体2個ずつつく、葯は4室
      • 雌花:花被片は雄花のものより小さい、白色、葯が退化した仮雌しべ9個、雌しべ1個、内側の3個の仮雄しべに腺体が2個ずつつく、雌しべの子房は球形で、花柱は短い
    • 開花期:3〜4月、葉の展開と同時かすこし早い
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:漿果(液果)
    • :直径5mmほどのほぼ球形
    • :赤色→黒紫色
    • 成熟期:9~10月

    種子

    • :1個
    • :倒卵形球形、基部が盛り上がり、縦に走る隆起が目立つ
    • :茶褐色~暗褐色
    • 散布方法:鳥散布

    冬芽

    • 鱗芽
      • 葉芽:紡錘形で長さ7~15mm、先端は長く尖り、葉状の大きな芽鱗に包まれる
      • 花芽:やや扁平な球形で直径3mmほど、葉のわきに多数下を向いてつく、柄は湾曲し長さ約1cm

    葉痕

    • :半円形~三日月形で隆起する
    • 維管束痕:1個

    用途

    • :白い材から楊枝をつくる
    • 果実:香料に使われる
    • 雄株の花:切り花に利用される

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-151]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[492]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-440P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[124P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上39]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アオモジ
    20211212_県立森林公園
    アオモジ
    20211212_県立森林公園
    アオモジ
    20211212_県立森林公園
    アオモジ
    20231016_県立森林公園
    アオモジ
    20231016_県立森林公園
    アオモジ
    20231016_県立森林公園
  • アオハダ

    基本情報

    • 学名:Ilex macropoda
    • 科名・属名:モチノキ科モチノキ属
    • 漢字名:青肌

    名前の由来

    • 樹皮の表皮が薄く容易にはげて緑色の内皮が見える

    生育地

    • 山地の落葉樹林内

    樹形

    • 落葉高木
    • 短枝がよく発達する

    樹皮

    • 灰白色で皮目が多い。外皮は爪で容易にはがれ、緑色の内皮が見える

    • 葉序:互生、短枝の先端では束生に見える
    • 葉形:広楕円形、葉身長4~8cm
    • 葉縁:細鋸歯
    • 質感:薄い、表面に細かい毛が散生し裏面脈上に開出毛あり
    • 葉柄:1~2cm
    • 紅葉:淡い黄色

    • : 雌雄異株
    • 花序:短枝の先に束生、雄花多数、雌花数個
    • 花被:花は直径約4mm、花弁と萼片は4~5個、萼片は三角状で縁に毛あり、花弁は卵状楕円形で萼片の倍位の長さ、緑白色
      • 雄花:雄しべ4~5個、花弁と同じ長さ
      • 雌花:小形雌しべ4~5個、卵状球形大形の子房
    • 開花期:5〜6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:核果
    • :直径約7mmの球形
    • :赤色
    • 成熟期:9~10月

    種子

    • :核4~5個、中に種子1個
    • :核は三角状楕円形、長さ約5mm、縦の稜あり
    • 散布方法:鳥散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ1~3mmの円錐形、先端は尖り、芽鱗は6~8個

    葉痕

    • :半円形、左右に微小な突起(托葉)あり
    • 維管束痕:1個

    用途

    • 材は器具材や寄木細工など
    • 新芽は食べられ、天ぷらにすると少しほろ苦い
    • 昔はお茶の代用品だった

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-3693]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1639]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-454P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[712P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下314]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[183P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アオハダ
    20230619_富士山こどもの国
    アオハダ
    20230619_富士山こどもの国
    アオハダ
    20230626_富士山こどもの国
    アオハダ
    20230705_遊木の森
    アオハダ
    20230705_遊木の森
    アオハダ
    20230705_遊木の森
    アオハダ
    20230705_遊木の森
    アオハダ
    20231101_八峰苑鹿の湯
    アオハダ
    20231101_八峰苑鹿の湯
    アオハダ
    20231101_八峰苑鹿の湯
    アオハダ
    20231101_八峰苑鹿の湯
    アオハダ
    20231115_遊木の森
    アオハダ
    20231115_遊木の森
    アオハダ
    20231115_遊木の森
    アオハダ
    20250427_高山・市民の森
    アオハダ
    20250427_高山・市民の森
    アオハダ
    20250427_高山・市民の森
    アオハダ
    20251029_寸又峡
    アオハダ
    20251029_寸又峡
  • アオツヅラフジ

    基本情報

    • 学名:Cocculus trilobus
    • 科名・属名:ツヅラフジ科アオツヅラフジ属
    • 漢字名:青葛藤
    • 別名:カミエビ

    名前の由来

    • 「アオ(青)」は、果実の色。「ツヅラフジ(葛藤)」は、蔓で葛籠(つづら:衣服を入れる編みかご)を作った

    生育地

    • 低地の草原や道ばた、林縁など

    樹形

    • 落葉つる性木本、右巻き(ネジと同一方向として)
    • 他の木に巻きつきながら伸びる

    樹皮

    • つるは緑色で淡黄褐色の毛あり

    • 葉序:互生
    • 葉形:広卵形、3浅裂したり変化が多い、葉身長3~10cm
    • 葉縁:全縁
    • 質感:両面に淡黄褐色の毛あり
    • 葉柄:1~3cm

    • : 雌雄異株
    • 花序:枝先と葉腋に円錐花序
    • 花被:萼片と花弁は6個、花弁の先は2裂、黄白色
      • 雄花:雄しべ6個
      • 雌花:雌しべ6個、仮雄しべ6個
    • 開花期:7〜8月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:液果状の核果
    • :直径6~7mmの球形
    • :粉白を帯びた黒色
    • 成熟期:10~11月
    • 食用の可否:不可(有毒)

    種子

    • :核1個
    • :核は中心が凹んで、巻貝、アンモナイトのような形、直径約5mm
    • 散布方法:鳥散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 仮頂芽で、頂・側芽に大きさの違いがほとんどなく尖っている

    葉痕

    • :‐
    • 維管束痕:‐

    用途

    • かつては、丈夫でしなやかなつるが葛籠(つづら)や籠細工の材料として用いた
    • 民間薬として、かつて根を乾燥させたものを生薬の「防已(ぼうい)」として利尿や鎮痛に用いた

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1159]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[656]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-157P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[145P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上68]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アオツヅラフジ
    20240912_有度山
    アオツヅラフジ
    20240912_有度山
    アオツヅラフジ
    20250926_高山・市民の森
    アオツヅラフジ
    20250929_県立美術館
    アオツヅラフジ
    20250929_県立美術館
    アオツヅラフジ
    20250929_県立美術館
    アオツヅラフジ
    20251029_寸又峡
    アオツヅラフジ
    20251029_寸又峡
  • アオダモ

    基本情報

    • 学名:Fraxinus lanuginosa
    • 科名・属名:モクセイ科 トネリコ属
    • 漢字名:青梻
    • 別名:コバノトネリコ、アオタゴ

    名前の由来

    • 「アオ」
      • トネリコ属の樹皮には蛍光物質を含み、枝を切って水に浸して暗い場所で紫外線を当てると青く蛍光する。殺菌性の強いクマリン配糖体のエスクリン等が水に溶け出し、青(藍)色の蛍光を発行するため
    • 「タモ」「タゴ」
      • 水田の畦の稲架木(はさぎ)として植えていたため「田面(たも)」由来説、材の粘りが強くて大きくたわむ「たわむ木」から転訛説など諸説あり
    • 「コバノトネリコ」のトネリコについては、シマトネリコの名前の由来参照

    生育地

    • 山地の林内

    樹形

    • 常緑高木

    樹皮

    • 若木は灰白色でなめらか。成長すると縦に浅い筋

    • 葉序:対生
    • 葉形:奇数羽状複葉、小葉2~4対、葉身長12~25cm
    • 葉柄:無毛
    • 小葉形:長楕円形、長さ4~10cm
    • 小葉縁:細鋸歯
    • 小葉質感:表面は無毛、裏面の脈にわずかに毛あり
    • 小葉柄:ほどんどない

    • : 雄性両性異株
    • 花序:新枝先や葉腋に円錐花序
    • 花被:花冠は4全裂し、裂片は長さ6~7mmの線形、白色
      • 雄花:雄しべ2個
      • 両性花:雄しべ2個、雌しべ1個
    • 開花期:4〜5月、葉の展開前
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :倒披針形、長さ2~2.8cm、幅4~5mm
    • :淡褐色
    • 成熟期:9~10月

    種子

    • :翼の付け根の中に1個
    • :楕円形、5~7mm
    • 散布方法:風散布(翼で回転し遠くに飛ぶ)

    冬芽

    • 鱗芽

    葉痕

    • :‐
    • 維管束痕:‐

    用途

    • :アオダモ類の材は縦に割りやすく、粘りがあり狂いも少ないため、公式用の野球のバットに用いた。他、床柱や木槌等の器具材や薪(生でもよく燃える)に用いた
    • 樹皮:生薬の「秦皮(しんぴ)」と呼ばれ、下痢止め、解熱、洗眼剤に用いた

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-3346]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[2284]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-244P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[676P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下297]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[2-88P]

    写真

    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20220613_高山・市民の森
    アオダモ
    20240428_高山・市民の森
    アオダモ
    20240428_高山・市民の森
    アオダモ
    20250309_高山・市民の森
    アオダモ
    20250309_高山・市民の森
    アオダモ
    20250427_高山・市民の森
    アオダモ
    20250427_高山・市民の森
  • アオギリ

    基本情報

    • 学名:Firmiana simplex
    • 科名・属名:アオイ科アオギリ属
    • 漢字名:青桐/梧桐
    • 別名:アオノキ

    名前の由来

    • 若い木の樹皮が緑色でキリに似た葉をつける

    生育地

    • 中国原産
    • 公園、街路樹、寺社の境内などに植えらる。暖地の山地に野生化

    樹形

    • 落葉高木
    • 幹はまっすぐ伸びる

    樹皮

    • 若木は緑色でなめらか。老木になるとやや灰白色になる

    • 葉序:互生、枝先に集まってつく
    • 葉形:大きな掌状、葉身長15~30cm、3〜5浅裂、基部は深い心形
    • 葉縁:全縁
    • 質感:薄くてやわらかい、裏面有毛
    • 葉柄:15〜40cm

    • : 雌雄同株(ひとつの花序に雄花と雌花がまじる)
    • 花序:枝先に円錐花序、帯黄色の小さな花多数
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)、萼片は5個、内面に長毛が密生しそり返る
      • 雄花:花糸が合着した1本の筒状になり、葯は先端にかたまってつく
      • 雌花:子房には柄があり、基部に退化した雄しべの葯がつく
    • 開花期:5〜6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:袋果、合着した5個の雌しべをつくっている5枚の心皮が開花後に離れて5個の分果になり、放射状に開出する
    • :各分果は、1枚の心皮の縁が合わさっていた部分に沿って裂け、舟形になり、縁にいくつかの種子をつける、8~10cm
    • :黄褐色
    • 成熟期:9~10月

    種子

    • :果皮の縁に1~4個
    • :直径4~6mmの球形
    • :濃い黄色〜黄褐色
    • 散布方法:裂けた果皮が風を受けることによる風散布

    冬芽

    • 裸芽、赤褐色の毛を密生
    • 頂芽は直径8~15mm、側芽は小さい

    葉痕

    • :半円~楕円形
    • 維管束痕:環状に多数並ぶ

    用途

    • 木材:非常に軽くやわらかくて加工しやすい。器具材や下駄材に利用し、幹や枝を黒焼きにして粉末にしたものは火傷に塗布した
    • 種子:炒っておやつにしたり、カフェインを含むため焙煎してコーヒーの代用にしたり、黒焼きにして円形脱毛症に用いた

    特記事項

    • 中国の故事では、鳳凰がとまる神聖な樹とされた
    • 平和のシンボル
      • 広島市の平和記念公園にあるアオギリは、被爆アオギリとして有名。原爆の爆風と熱線に耐え生き残った樹木で、平和のシンボルとされている

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2456]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1760]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-554P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[529P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下204]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[207P]
    • 「読む」植物図鑑:[2-106P]

    写真

    アオギリ
    20220801_県立美術館
    アオギリ
    20220801_県立美術館
    アオギリ
    20220801_県立美術館
    アオギリ
    20230804_県立美術館
    アオギリ
    20230804_県立美術館
    アオギリ
    20230804_県立美術館
    アオギリ
    20230804_県立美術館
    アオギリ
    20250430_県立美術館
    アオギリ
    20250430_県立美術館
    アオギリ
    20250720_県立美術館
    アオギリ
    20250720_県立美術館
    アオギリ
    20250806_県立美術館
    アオギリ
    20250806_県立美術館
    アオギリ
    20250929_県立美術館
    アオギリ
    20250929_県立美術館
  • アオキ

    基本情報

    • 学名:Aucuba japonica
    • 科名・属名:アオキ科アオキ属
    • 漢字名:青木

    名前の由来

    • 一年中枝葉が緑色

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地などの暗い林内

    樹形

    • 常緑低木
    • 幹はあまり太くならず、株立ち状になる

    樹皮

    • 緑色(老木では灰褐色)でなめらか、老木では浅い縦筋が生じる

    • 葉序:対生、枝の上部に集まってつく
    • 葉形:長楕円形、葉身長8~25cm
    • 葉縁:粗鋸歯
    • 質感:皮質で厚く光沢あり
    • 葉柄:1~6cm

    • : 雌雄異株
    • 花序:前年枝先に円錐花序
    • 花被:花弁4個、長卵形で先端とがる、紫褐色、直径約1cm、萼筒は長卵形、先端に萼歯が4個
      • 雄花:雄しべ4個、葯は淡黄色
      • 雌花:中央に花柱
    • 開花期:3〜5月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:核果
    • :楕円形、長さ1.5~2cm
    • :光沢のある赤色
    • 成熟期:12月~翌年5月
    • 食用の可否:不可(毒性分あり)

    種子

    • :核1個
    • :核は長楕円形、長さ1.3~1.5cm、幅7~8mm、中央に溝あり
    • :淡褐色
    • 散布方法:鳥散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 頂芽は長さ2cmほどの紡錘形で側芽は小さい、頂芽は、緑色で、先のとがった芽鱗が3対あり、基部の一対は短い

    葉痕

    • :中央が凹んだ三角形状の半円形
    • 維管束痕:3個

    用途

    • 葉を火であぶり、黒変したものをやけど、腫れ物などの患部に張ると良いといわれる

    特記事項

    • 陰樹
      • 林内の低木で、日陰に特化した陰樹。大きな葉を水平に伸ばし、枝も緑色で、光合成して暗さに耐える。樹体が大きくなると、幹から枯れ始める。自らの樹体を捨てて株立ちで根本から新しい芽を出し再生する。暗い環境の中では、株立ちで生き続ける木が生き残れる。

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-3115]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1982]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-656P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[652P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下281]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[222P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    アオキ
    20211212_森林公園
    アオキ
    20211212_森林公園
    アオキ
    20211212_森林公園
    アオキ
    20220205_朝鮮岩
    アオキ
    20220205_朝鮮岩
    アオキ
    20220306_朝鮮岩
    アオキ
    20220410_満観峰
    アオキ
    20220410_満観峰
    アオキ
    20230304_その他
    アオキ
    20230304_その他
    アオキ
    20240410_有度山
    アオキ
    20251207_朝鮮岩
    アオキ
    20251207_朝鮮岩
  • クズ Pueraria lobata

    マメ科クズ属
    漢字:葛
    名前の由来:大和国吉野郡(奈良県吉野地方)「国栖(くす)」が葛粉の産地であった(葛粉は根からとったでんぷん)。
    樹形:蔓性落葉木本、左巻き(ネジと同一方向として)
    葉:互生、3出複葉、裏に白い毛が密生
    花:穂状花序、蝶形花、赤紫色、虫媒花
    花期:7~9月
    果実:豆果、線形(長さ5~10cm)、褐色の毛に覆われる、自発散布
    果期:10~12月
    備考:[1-1611][1397][野374P][216P][上132][1-222P]
    秋の七草のひとつ。
    葛粉(くずこ)は水菓子やくず餅、京菓子、胡麻豆腐に加工されるほか、風邪などに葛湯(くずゆ)として用いる。
    根は肥大しでんぷんを多く含む。生薬の葛根(かっこん)と呼ばれ、発汗や解熱作用があり、風邪薬として用いる。
    葉はタンパク質が多く家畜飼料に優れる。
    成長が早く土砂流芒を防ぎ、空気中の窒素を固定し土壌を肥沃化する。
    最近は、造林地の厄介者、野原にはびこる雑草として問題になっている。
    <日傘運動>
    日差しが強くなと、側葉が葉裏を外にして向かい合って垂直に立ち上がり、その間に頂葉が垂れ下がって入る。強い日差しと水分の蒸散を避ける仕組み。

    クズ
    20251207_朝鮮岩
    クズ
    20251207_朝鮮岩
  • キチジョウソウ Reineckea carnea

    キジカクシ科キチジョウソウ属
    漢字:吉祥草
    名前の由来:
    「これを植えている家に吉事がある時に花が咲く」という言い伝えとされるが、実際は毎年花を咲かすことから、花茎が葉より低く花が葉に隠れて見えにくいため、花が咲かないように見えることから例えた可能性あり。
    葉:根生
    花:穂状花序、淡紅色、両性花(下方)と雄性花(雌しべ退化)(上方)
    花期:11~12月
    果実:液果、赤色
    習性:常緑多年草
    備考:[1-589][3475][野83][3-155P]

    キチジョウソウ
    20251207_朝鮮岩
    キチジョウソウ
    20251207_朝鮮岩
    キチジョウソウ
    20251207_朝鮮岩
    キチジョウソウ
    20251207_朝鮮岩