【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • ムクロジ

    基本情報

    • 学名:Sapindus mukorossi
    • 科名・属名:ムクロジ科ムクロジ属
    • 漢字名:無患子

    名前の由来

    • 和名は、同じムクロジ科で中国原産のモクゲンジ「木欒子」を誤って本種にあて、日本語読みの「モクランシ」が転訛した
    • 漢字の「無患子」は、「子が患わ無い」という意味。種子は羽根突きの玉に使われ、羽子板が厄や病気を跳ね返す無病息災のお守りになったり、種子自体をお守りにする

    生育地

    • 神社に植えられている。自生というより植栽

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 淡黄褐色でなめらか。老木では大きくはがれ落ちる

    • 葉序:互生
    • 葉形:偶数羽状複葉。小葉4~6対。長さ30~70cm。小葉の葉軸へのつき方にずれがあり左右不相称
    • 小葉形:長楕円形。長さ7~15cm
    • 小葉縁:全縁
    • 小葉脈:側脈や細脈は両面に少し隆起
    • 小葉質:両面無毛/微毛ありの記載もあり

    • 花性: 雌雄同種/異花
    • 花序:雄花と雌花が混じる。枝先に長さ20~30cmの円錐花序をだし、黄緑色の花を多数つける
    • 花被:花は直径4~5mm。花弁と萼片4~5個
      • 雄花:雄しべ8~10個。花糸の長さ約4mm、下半分に軟毛あり
      • 雌花:雄しべは雄花より短い。雌しべは長さ約3mm。心皮は3個あるが、1個だけ成熟
    • 開花期:6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:核果
    • :直径2~3cmの球形。基部には成熟しなかった心皮が残る
    • 成熟期:10~11月
    • 果皮:袋状で半透明なあめ色

    種子

    • :核は直径約1cm。黒くてかたい、光沢なし
    • 散布方法:重力散布または動物(貯食)散布?

    冬芽

    • 鱗芽
    • 半球形。主芽の下に副芽あり

    葉痕

    • :ハート形
    • 維管束痕:3個

    用途

    • 果皮:サポニンが多く、泡立ちがよく、昔は洗剤や洗髪に用いた
    • 核(種子):かたく黒い核は、羽根突きの玉や数珠などに用いた
    • その他
      • ムクロジ笛:上部の果皮の薄いところを削って穴をあけ、ストローまたは直接息を吹きかけると、ホイッスルのように大きな音で鳴る
      • シャボン玉:果実を集めて水に浸けておき、よく振って泡をたてる
      • お守り:「無患子」は、子どもが患わないという意味でお守りにする

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2361]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1599]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-390P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[500P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下226]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[174P]
    • 「読む」植物図鑑:[2-118, 121P]

    写真

    ムクロジ
    20220801_県立美術館
    ムクロジ
    20220801_県立美術館
    ムクロジ
    20231031_山梨・健康の森
    ムクロジ
    20231031_山梨・健康の森
    ムクロジ
    20231031_山梨・健康の森
    ムクロジ
    20231031_山梨・健康の森
    ムクロジ
    20241028_県立美術館
    ムクロジ
    20241028_県立美術館
    ムクロジ
    20241028_県立美術館
    ムクロジ
    20241028_県立美術館
    ムクロジ
    20240912_有度山 成熟しなかった心皮が残る 
    ムクロジ
    20241028_県立美術館
    ムクロジ
    20241028_県立美術館
    ムクロジ
    20241129_県立美術館
    ムクロジ
    20251029_寸又峡
    ムクロジ
    20251029_寸又峡
    ムクロジ
    20251029_寸又峡
  • ミツデカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer cissifolium
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:三出楓

    名前の由来

    • 「ミツデ(三出)」は、3出複葉
      「カエデ(楓)」は、イロハカエデ名前の由来参照

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地の湿り気のある肥沃な谷間や山腹の斜面

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰褐色でなめらか

    • 葉序:対生
    • 葉形:3出複葉
    • 葉柄:3~10cm。赤みを帯びる
    • 小葉形:卵状楕円形。長さ4~10cm。先は尾状にとがる
    • 小葉縁:欠刻状の粗鋸歯
    • 小葉質:両面にまばらに白色の毛があり、特に裏面の脈液に密生

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:側芽から長さ5~15cmの総状花序を垂れ下げ、黄色の花を20~50個つける。白色の短毛あり
    • 花被:花弁と萼片4個。花弁は長さ約2.5mmの線形
      • 雄花:雄しべ4個。花糸の下部がふくらむ
      • 雌花:子房は無毛または毛が散生。退化雄しべなし
    • 開花期:4~5月、葉の展開後
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ2.5~3cmで、短毛あり。翼は鋭角に開く
    • 成熟期:7~10月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 枝先に頂生側芽を伴った頂芽がつく。側芽は対生。芽鱗は2対で、軟毛あり。頂芽は長さ約5mm

    葉痕

    • :浅いV字形またはU字形
    • 維管束痕:不明瞭

    用途


    特記事項

    • メグスリノキとの花序の違い
      • ミツデカエデは、5~15cmの細長い総状で垂れ下がり、20~30と多数の花がつくが、メグスリノキは、散形で垂れ下がり、花は1~5個で少ない

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2397]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1594]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-384P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[496P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下211]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[(173P)]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ミツデカエデ
    20230502_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20230502_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20230502_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240504_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20240504_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20250412_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20250412_高山・市民の森
    ミツデカエデ
    20250412_高山・市民の森
  • メグスリノキ

    基本情報

    • 学名:Acer maximowiczianum
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:目薬の木
    • 別名:チョウジャノキ(長者の木)

    名前の由来

    • 樹皮や葉を煎じて洗眼液に用いた

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地の谷間や山腹

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰褐色。成木では縦に裂ける

    • 葉序:対生
    • 葉形:3出複葉
    • 葉柄:2~4cm。灰白色の粗毛が密生
    • 小葉形:楕円形。側葉は左右不相称で、基部は下方にふくらむ。長さ5~14cm
    • 小葉縁:波状の鈍鋸歯
    • 小葉質:表面は成葉で無毛。裏面は全体に灰白色の粗毛あり、特に脈上に密生
    • 紅葉:サーモンピンク色に染まり美しい

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:散形花序を垂れ下げ、淡黄色の花をつける
      • 雄花序:花は3~5個
      • 雌花序:花は1~3個
    • 花被:花弁と萼片6個
      • 雄花:雄しべ12個、濃緑色の花盤の内側につく
    • 花柄開出する粗毛が密生
    • 開花期:5月、葉の展開と同時
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ4~5cmで、黄褐色の毛が密生。翼は直角~鈍角に開く
    • 成熟期:8~10月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 枝先に頂生側芽を伴った頂芽がつく。側芽は対生。芽鱗は8~15対で、黄褐色の軟毛密生。頂芽は長さ7~10mm

    葉痕

    • :浅いV字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2398]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1595]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-386P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[497P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下210]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[(173P)]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    メグスリノキ
    20220911_高山・市民の森
    メグスリノキ
    20240911_箱根湿生花
    メグスリノキ
    20240911_箱根湿生花園
    メグスリノキ
    20240911_箱根湿生花園
    メグスリノキ
    20240918_箱根湿生花園
    メグスリノキ
    20240918_箱根湿生花園
    メグスリノキ
    20240918_箱根湿生花園
  • トウカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer buergerianum
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:唐楓

    名前の由来

    • 「トウ(唐)」は、中国(唐)原産
      「カエデ(楓)」は、イロハカエデ名前の由来参照

    生育地

    • 中国原産。江戸時代(享保年間)に渡来
    • 剪定や大気汚染に強く、紅葉が美しいため、街路樹として植栽される

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰褐色。成木では短冊状にはがれる

    • 葉序:対生
    • 葉形:3浅裂。葉身長3~9cm
    • 葉縁:成木は全縁、幼木では鋸歯あり
    • 葉脈:三行脈が見立つ
    • 葉質:成葉は両面無毛。表面は光沢あり。裏面は白みを帯びる
    • 葉柄:2~10cm

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序:雄花と両性花が混じる。長さ2~3cmの散房花序に淡黄色の花を20個ほどつける。白い毛が密生
    • 花被:花弁と萼片5個。雄しべ8個、雄花では花弁より長い、両性花では花弁より短い。両性花の2裂した花柱が目立つ。花柱と子房には白い毛が密生。萼片は長さ約2mmの狭長楕円形
    • 開花期:4〜5月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ約2cm。翼はあまり開かずほとんど平行か鋭角に開く
    • 成熟期:10月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 卵形で先はとがる。芽鱗は9~13対あり、ふちに灰色の毛あり。側芽は対生

    葉痕

    • :V字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2394]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1591]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-364P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[494P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下223]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[171P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    トウカエデ
    20231016_県立森林公園
    トウカエデ
    20231016_県立森林公園
    トウカエデ
    20231016_県立森林公園
  • チドリノキ

    基本情報

    • 学名:Acer carpinifolium
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:千鳥の木
    • 別名:ヤマシバカエデ(山柴楓)

    名前の由来

    • 翼果の形を千鳥が飛ぶ姿に見立てた

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地の沢沿いなど

    樹形

    • 落葉小高木~高木

    樹皮

    • 暗灰色~灰色で皮目が点在。若木はなめらか、成木は縦に割れる

    • 葉序:対生
    • 葉形:長楕円形で不分裂。先は尾状に鋭くとがる。葉身長7~15cm
    • 葉縁:鋭重鋸歯
    • 葉脈:18~25対の平行脈が目立つ。クマシデやサワシバの葉 に似ているが対生なので区別できる
    • 葉質:裏面の主脈沿いに伏毛あり
    • 葉柄:0.5~2cm
    • その他:黄葉した葉は落葉しにくく、春まで着いているものが多い

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:長さ5~8cmの総状花序をだし、直径約1cmの淡黄色の花を5~15個つける
    • 花被:花弁と萼片4個で、軟毛あり
      • 雄花:雄しべ4~10個
      • 雌花:花柱は2裂し、子房には白色の長い軟毛あり
    • 開花期:5月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ2.5~3cmで無毛。翼は鈍角に開く
    • 成熟期:8~10月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ5~10mmの卵形で先はとがり、紫紅色。芽鱗は9~13対で、基部に毛あり。枝先に頂芽はできず、仮頂芽が2個並んでつく

    葉痕

    • :V字形またはU字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2395]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1592]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-376P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[498P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下222]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[(172P)]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    チドリノキ
    20230817_西臼塚
    チドリノキ
    20230817_西臼塚
    チドリノキ
    20230817_西臼塚
    チドリノキ
    20230817_西臼塚
    チドリノキ
    20230817_西臼塚
    チドリノキ
    20240911_箱根湿生花園
    チドリノキ
    20240911_箱根湿生花園
    チドリノキ
    20240911_箱根湿生花園
    チドリノキ
    20241006_高山・市民の森
    チドリノキ
    20241006_高山・市民の森
    チドリノキ
    20241006_高山・市民の森
    チドリノキ
    20241108_高山・市民の森
    チドリノキ
    20250309_高山・市民の森
    チドリノキ
    20250309_高山・市民の森
    チドリノキ
    20250309_高山・市民の森
    チドリノキ
    20250427_高山・市民の森
    チドリノキ
    20250427_高山・市民の森
    チドリノキ
    20250427_高山・市民の森
  • ヒトツバカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer distylum
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:一葉楓
    • 別名:マルバカエデ(丸葉楓)

    名前の由来

    • 「ヒトツバ(一葉)」は、葉に切れ込みがない。別名の「マルバ(丸葉)」も同様
      「カエデ(楓)」は、イロハカエデ名前の由来参照

    生育地

    • 山地の沢沿いや山腹のやや湿ったところ

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 暗灰色。若木は皮目が目立つ。成木は浅く裂ける

    • 葉序:対生
    • 葉形:円形で不分裂。先は短く突き出る。基部は深い心形。葉身長8~20cm
    • 葉縁:波状の鋸歯
    • 葉脈羽状脈だが、基部の側脈が掌状
    • 葉質:成葉では両面ほとんど無毛
    • 葉柄:3~8cm、成葉ではほとんど無毛

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序:雄花と両性花が混じる。枝先に長さ7~12cmの総状花序を直立し、淡黄色の花を多数つける。褐色の毛が密生
    • 花被:花弁と萼片5個、雄しべ8個。花糸は紅色を帯び、葯は黄色。子房は淡褐色の軟毛が密生
    • 開花期:5〜6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ2.5~3.5cmで、はじめ淡褐色の毛が密生、のちに少なくなる。翼は鋭角に開く
    • 成熟期:8~10月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 枝先に頂生側芽を伴った頂芽がつく。側芽は対生。芽鱗は2対で、外側の1対だけ見える、淡褐色の縮毛が密生。頂芽は長さ7~13mmの長卵形で先端はとがる。側芽の長さは4~8mm

    葉痕

    • :V字形またはU字形
    • 維管束痕:3個?

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2396]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1593]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-380P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[499P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下221]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[(172P)]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ヒトツバカエデ
    20221012_しらびそ高原
    ヒトツバカエデ
    20221012_しらびそ高原
    ヒトツバカエデ
    20221012_しらびそ高原
    ヒトツバカエデ
    20240911_箱根湿生花園
    ヒトツバカエデ
    20240911_箱根湿生花園
    ヒトツバカエデ
    20240911_箱根湿生花園
    ヒトツバカエデ
    20240911_箱根湿生花園
  • オガラバナ

    基本情報

    • 学名:Acer ukurunduense
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:麻殻花/麻幹花
    • 別名:ホザキカエデ(穂咲楓)

    名前の由来

    • 材(枝)が麻殻(おがら:皮をはいだアサの茎)のようにやわらかい
    • 「ホザキカエデ(穂咲楓)」は、上向きの穂に多数の花をつける

    生育地

    • 亜高山帯。本州では標高1500~2000m

    樹形

    • 落葉小高木

    樹皮

    • 灰青色。茶色の皮目が点在

    • 葉序:対生
    • 葉形:掌状に5中裂または7中裂、基部の切れ込みは小さい。裂片の先は鋭くとがる。葉身長8~15cm
    • 葉縁:欠刻状の重鋸歯
    • 葉質表面は、葉脈が凹んで細かいしわになる。裏面は、全体に灰白色の軟毛が密生して白っぽく、ビロード状、脈上に淡褐色の毛が密生
    • 葉柄:4~8cm

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序:雄花と両性花が混じる(雄花のみもあり)。枝先に長さ10~20cmの総状花序を直立し、黄緑色の花を100~200個つける。軸には縮れた短毛密生
    • 花被:花弁と萼片5個、雄しべ8個。花柄には縮れた短毛密生
      • 雄花:雄しべは長さ4~5mmで花弁より長い
      • 両性花:花柱2裂。雄しべは花弁より短い
    • 開花期:6〜8月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ1.5~2cmで、無毛またはまばらに短毛あり。翼は直角より少し狭い鋭角に開き、はじめ赤みを帯びる
    • 成熟期:9~10月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長卵形または卵形。頂芽は長さ6~10mmで毛が多い。基部の頂生側芽は小さく対生。芽鱗は2~3対で、毛が多い

    葉痕

    • :V字形で細い
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2376]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1573]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-372P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[488P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下219]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    オガラバナ
    20221013_しらびそ高原
    オガラバナ
    20221013_しらびそ高原
  • カジカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer diabolicum
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:梶楓
    • 別名:オニモミジ(鬼紅葉)

    名前の由来

    • 「カジ(梶)」は、葉がカジノキ(クワ科)に似ている
      「カエデ(楓)」は、イロハカエデ名前の由来参照
    • 「オニモミジ(鬼紅葉)」は、葉がごわごわして厚く、果実に剛毛が多い

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地。肥沃な谷間や緩傾斜地の中腹

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰褐色でなめらか

    • 葉序:対生
    • 葉形:掌状に5裂、まれに3裂や7裂。裂片の両肩部分に、大きな角ばった鋸歯あり。葉身長6~15cm
    • 葉縁:歯牙状の大ぶりな鋸歯
    • 葉質:裏面に短い伏毛密生
    • 葉柄:2~10cm。葉とほぼ同じ長さで有毛

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:側芽から散房花序をだし、暗紅色の花をつける。短毛あり
      • 雄花序:5~11個の花が垂れ下がってつく
      • 雌花序:3~9個の花がつく
    • 花被:花弁と萼片5個。花柄は暗紅色
      • 雄花:雄しべ8個。花弁と萼が鐘形に合着
      • 雌花:子房には短毛密生
    • 開花期:4〜5月、葉の展開前
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ2.5~3cmで黄褐色の剛毛あり。翼は開かず平行に近い
    • 成熟期:10月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 枝先に頂生側芽を伴った頂芽がつく。側芽は対生。芽鱗は8~12対あり、ふちに短毛あり。頂芽は葉芽、側芽は花芽

    葉痕

    • :三日月形~V字形
    • 維管束痕:3個?

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2392]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1589]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-366P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[490P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下212]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    カジカエデ
    20240517_竜爪山
    カジカエデ
    20240517_竜爪山
    カジカエデ
    20240517_竜爪山
    カジカエデ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    カジカエデ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    カジカエデ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • コミネカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer micranthum
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:小峰楓

    名前の由来

    • 「ミネカエデ」より花や果実が小さい
    • 「ミネカエデ(峰楓)」は、高山に生えるカエデ
      「カエデ(楓)」は、イロハカエデ名前の由来参照

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地

    樹形

    • 落葉小高木

    樹皮

    • 灰褐色で皮目がひも状に並び、なめらかまたは縦に浅い割れ目が入る

    • 葉序:対生
    • 葉形:掌状に5中裂。裂片の先は、基部よりの2個は小さく短い、中央の3個が大きく尾状に長くのびる、特に中央の裂片が大きく長い。葉身長5~11cm
    • 葉縁:重鋸歯
    • 葉質:裏面の脈液に、赤褐色の軟毛が残る
    • 葉柄:3~6cm。無毛

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:直径約4mmの黄緑色の花が総状花序に20~30個つく。長さ4~10cm
    • 花被:花弁と萼片5個。萼片は黄緑色、ほぼ円形で長さ1mmほど
      • 雄花:花弁の長さ2~2.5mm。雄しべ8個
      • 雌花:花弁の長さ1.5mmほど。花柱は2裂し、先はくるりとそり返る。子房は無毛
    • 開花期:6〜7月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ1.5~2cmで無毛。翼はほぼ水平に開く
    • 成熟期:8~10月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 枝先に頂芽が1個つき、側芽は対生。頂芽と側芽はほぼ同形、長さ4~6mmの紡錘形で、紅色~紫褐色。芽鱗は2対あるが、外側の1対だけ見える。側芽は対生

    葉痕

    • :三日月形~V字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2378]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1575]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-346P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[486P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下218]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    コミネカエデ
    20221012_しらびそ高原
    コミネカエデ
    20221012_しらびそ高原
  • ヒナウチワカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer tenuifolium
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:雛団扇楓

    名前の由来


    生育地

    • 日本固有種
    • 日当たりのよい山地の谷筋など

    樹形

    • 落葉小高木

    樹皮

    • 黒ずんだ灰色で、浅く縦に割れる

    • 葉序:対生
    • 葉形:掌状に9~11裂、まれに13裂。葉身長4~7cm、先は短くとがる。裂片と裂片の間にすきまあり
    • 葉縁:欠刻状の重鋸歯
    • 葉質:裏面は、花時は全面に白い軟毛密生、その後、脈腋や脈上に少し残る
    • 葉柄:1~4cm。葉身と同長~1/3の長さで、無毛

    • 花性: 雌雄同株/異花
    • 花序:雄花と両性花が混じる。複散房花序に直径約5mmの花を10個内外つける。無毛または最初まばらに毛あり
    • 花被:花弁と萼片5個、花弁は淡黄色、またはわずかに紅色を帯びる。雄しべ8個。葯は黄色。雄花の中心に軟毛あり。子房に白い軟毛密生。萼は褐紫色で無毛
    • 開花期:4〜5月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ約2cmで、翼は広く鈍角に開く
    • 成熟期:7~9月
    • :1つの果序に1~3個

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 芽鱗は4対、外側の1対だけ見える。下部は膜質の鱗片に包まれ、鱗片の内側に毛あり。頂芽はできず、枝先に仮頂芽が2個並ぶ。側芽の長さ1.5~2.5mm

    葉痕

    • :V字形またはU字形で細い
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項

    • コハウチワカエデとの葉の違い
      • 本種は、切れ込みが細く深い。切れ込みの最深部にまるい隙間がある。コハウチワカエデは、葉柄に短毛が密生しているが、本種は無毛

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2374]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1571]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-334P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[480P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下217]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ヒナウチワカエデ
    20241121_環境省生物多様性センター
    ヒナウチワカエデ
    20241121_環境省生物多様性センター