【注意】備忘録。誤りがある可能性あり。

投稿者: kona

  • ウリノキ

    基本情報

    • 学名:Alangium platanifolium var. trilobum
    • 科名・属名:ミズキ科ウリノキ属
    • 漢字名:瓜の木

    名前の由来

    • 葉の形がウリの葉に似ている

    生育地

    • 山地の林内

    樹形

    • 落葉低木

    樹皮

    • 灰色。なめらかでまるい皮目がある

    • 葉序:互生
    • 葉形:3浅裂が標準だが、5浅裂など変異あり、葉身長10~20cm、裂片の先は長く伸びる、基部は深い心形
    • 葉縁:全縁
    • 葉脈:主脈は掌状で5本あり
    • 葉質:薄く、表面には軟毛が散生、裏面には軟毛がやや密生
    • 葉柄:4~10cm、短毛あり

    • 花性: 両性花
    • 花序:葉腋から集散花序を下垂、白い花がつく
    • 花被:花弁6~8個、長さ3~3.5cmの線形で外側にくるりと巻き上がる。雄しべ6~8個、長さ約3cm、葯は黄色で花糸とほぼ同長。花柱1個、白色で雄しべより長い
    • 開花期:6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:核果
    • :長さ7~8mmの楕円形
    • :藍色
    • 成熟期:8~9月

    種子

    • :核1個
    • :長さ約7mm、不規則な溝あり
    • 散布方法:動物(鳥)散布?

    冬芽

    • 裸芽、長い毛が密生
    • 葉柄内芽で、葉がある時は見えない
    • 枝先に長さ3~4mmの仮頂芽がつく。側芽はやや小さい

    葉痕

      • 頂芽:馬蹄形(頂芽をとり囲むようにほぼ枝を1周)
      • 側芽:ハート形
    • 維管束痕:7個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2855]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1970]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-638P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[550P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下239]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[4-78P]

    写真

    ウリノキ
    20240504_高山・市民の森
    ウリノキ
    20240504_高山・市民の森
    ウリノキ
    20240614_高山・市民の森
  • ウリカエデ

    基本情報

    • 学名:Acer crataegifolium
    • 科名・属名:ムクロジ科カエデ属
    • 漢字名:瓜楓
    • 別名:メウリノキ(女瓜之木)

    名前の由来

    • 「ウリ(瓜)」は、樹皮がマクワウリ(真桑瓜)の果皮に似ている
    • 「カエデ(楓)」は、イロハカエデの名前の由来参照

    生育地

    • 日本固有種
    • 山地。やや乾燥する尾根筋、または尾根に接する傾斜地。明るい場所を好む

    樹形

    • 落葉小高木

    樹皮

    • 緑色に黒い縦の筋が入り、なめらか。マクワウリの果皮に似ている

    • 葉序:対生
    • 葉形3浅裂が多いが、成木の樹冠上部は不分裂が多く、徒長枝では5中裂することもある。葉身長4~10cm。裂片の先は尾状にとがる
    • 葉縁:ふぞろいの重鋸歯
    • 葉柄:1.5~3cm

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:淡黄色の花が総状花序に10個内外つく、長さ3~5cmで赤褐色の縮毛あり
    • 花被:花は直径約8mm。花弁と萼片5個
      • 雄花:雄しべ8個
      • 雌花:花柱はそり返り、子房には赤褐色の短毛あり
    • 開花期:4〜5月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:翼果
    • :分果は長さ約2cmで無毛。翼は水平に開き、種子の部分はあまりふくらまない
    • :赤みを帯びる
    • 成熟期:6~10月

    種子

    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ4~6mmで、紅色~紫褐色。芽鱗は2対あるが、外側の1対だけ見える。側芽は背着して対生する

    葉痕

    • :V字形またはU字形
    • 維管束痕:3個

    用途


    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2380]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1577]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-344P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[484P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下218]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[172P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ウリカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ウリカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ウリカエデ
    20240428_高山・市民の森
    ウリカエデ
    20240614_高山・市民の森
    ウリカエデ
    20240608_遊木の森
    ウリカエデ
    20240608_遊木の森
    ウリカエデ
    20240608_遊木の森
    ウリカエデ
    20240608_遊木の森
    ウリカエデ
    20250427_高山・市民の森
    ウリカエデ
    20250427_高山・市民の森
  • ウラジロモミ

    基本情報

    • 学名:Abies homolepis
    • 科名・属名:マツ科モミ属
    • 漢字名:裏白樅
    • 別名:ダケモミ(嶽樅)/ニッコウモミ(日光樅)

    名前の由来

    • 「ウラジロ(裏白)」は、葉裏の気孔帯の幅が広く白く鮮明
    • 「モミ(樅)」は、モミ名前の由来参照

    生育地

    • 日本固有種
    • ブナ帯を中心に、亜高山帯(標高1000~2000m)

    樹形

    • 常緑高木
    • 樹幹は円錐形

    樹皮

    • 灰褐色。赤みを帯びることが多い。老木では粗く割れる

    • 葉序:上部の枝や日なたの枝はらせん状につき、若木や日陰の枝では羽状につく
    • 葉形:長さ1.5~3.5cm線形で、先は若木や日陰は小さく二叉に分かれてとがり、成木や日なたは丸く凹む
    • 葉質:モミよりやわらかい。裏面には幅の広い白色が目立つ気孔帯が2本あり
    • その他:強いにおいあり

    • 若枝は明るい黄褐色で、光沢があり、無毛
    • 葉の基部からのびる溝がよく目立つ
    • 対生

    • 花性: 雌雄同株
    • 花序
      • 雄花:前年枝の葉腋につく、葯(花粉)は黄色
      • 雌花:赤紫色で、前年枝に直立
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:6月頃
    • 送粉方法:風媒

    果実


    種子

    • 種類:球果、上向きにつく
    • :長さ5~10cm、直径3cmの円柱形
    • :紫色を帯びた褐色
    • 苞鱗:種鱗より短く、外から見えない
    • 種鱗:扇形、長さ2cmほど、基部に種子が2個つく。熟すとばらばらになって飛散し、中軸だけ残る
    • 種子:種子本体より長い翼あり
    • 成熟期:10~11月
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 葉芽は卵形で、ヤニにおおわれている

    葉痕

    • :円形

    用途

    • :建築用材、パルブなど。クリスマスツリーに用いる

    特記事項

    • モミ属
    • モミとの違い

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-14]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[25]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-574P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[57P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上3]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ウラジロモミ
    20230626_富士山こどもの国
    ウラジロモミ
    20230626_富士山こどもの国
    ウラジロモミ
    20230626_富士山こどもの国
    ウラジロモミ
    20231101_清里自然歩道
    ウラジロモミ
    20231101_清里自然歩道
    ウラジロモミ
    20231101_清里自然歩道
    ウラジロモミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
    ウラジロモミ
    20240719_富士山太郎坊周辺
  • ウラジロノキ

    基本情報

    • 学名:Aria japonica
    • 科名・属名:バラ科 アズキナシ属
    • 漢字名:裏白の木

    名前の由来

    • 葉裏に白色の綿毛が密生して白い

    生育地

    • 日本固有種
    • 海岸近くの山地から深山

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 若木は紫褐色で菱形の皮目が目立つ、成木は灰黒褐色、老木になると鱗片状にはがれる

    • 若枝には白色の綿毛が密生
    • 本年枝には楕円形の皮目が点在
    • 側枝はほとんど短枝化している

    • 葉序:互生、短枝化した側枝に3個束生することが多い
    • 葉形:円形に近い卵形、葉身長6~13cm
    • 葉縁:欠刻状の重鋸歯
    • 葉脈:8~11対の側脈が目立つ
    • 葉質:裏面に白い綿毛が密生(落ち葉でより目立つ)
    • 葉柄:1~2cm、白い綿毛が密生

    • 花性: 両性花
    • 花序:短枝の先や葉腋から複散房花序、直径1~1.5cmの白い花を多数つける、軸には綿毛密生
    • 花被:花弁はほぼ円形で、表面の基部には白い軟毛あり。雄しべ約20個、花弁より少し短い。花柱2個。萼には綿毛密生、萼片は長さ3~4mmの狭卵形で先はとがる
    • 開花期:5~6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:ナシ状果(偽果)
    • :長さ1cmの楕円形、表面に白い皮目が目立つ、頂部に萼片が脱落したまるい跡が残る
    • :赤色
    • 成熟期:10~11月
    • 果肉:石細胞が多い

    種子

    • :4個
    • :長さ5~8mmの卵状楕円形
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ5mmほどの卵形。芽鱗は赤褐色~紫褐色で光沢あり

    葉痕

    • :三角形?、葉柄の基部が残り隆起する
    • 維管束痕:3個

    用途

    • :アズキナシと同様に堅く重く、薪炭材に用いたり、器具類や家具、櫛にも用いられる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1710]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1062]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-674P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[253P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[上164]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ウラジロノキ
    20240911_箱根湿生花園
    ウラジロノキ
    20240911_箱根湿生花園
    ウラジロノキ
    20240911_箱根湿生花園
  • ウラジロガシ

    基本情報

    • 学名:Quercus salicina
    • 科名・属名:ブナ科コナラ属
    • 漢字名:裏白樫

    名前の由来

    • 「ウラジロ(裏白)」は、葉裏がロウ質を分泌して白い
    • 「カシ(樫)」は、アカガシの名前の由来参照

    生育地

    • 山地

    樹形

    • 常緑高木

    樹皮

    • 灰黒色でなめらか。円形の白っぽい皮目が散生

    • 葉序:互生
    • 葉形:長楕円状披針形、葉身長8~15cm
    • 葉縁:粗浅鋭鋸歯(シラカシより鋭い)、波打つ
    • 葉脈:裏面の主脈が突出
    • 葉質:表面は光沢あり、裏面はロウ質を分泌して粉白色(落ち葉はより際立つ)
    • 葉柄:1~2.5cm

    • 花性: 雌雄同株
    • 花序
      • 雄花序:新枝の下部から数個下垂、長さ5~7cm、軸には褐色の軟毛あり、雄花は苞のわきに1~3個ずつつく、苞は褐色で長さ3~4mmの広楕円形
      • 雌花序:新枝の上部の葉腋に直立、雌花が3~4個つく
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
      • 雄花:雄しべ3~6個
      • 雌花:花柱3個
    • 開花期:5月
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:堅果
    • :長さ1.2~2cmの広卵形
    • 殻斗:鱗片が合着した同心円状の環が7個並ぶ。短毛密生
    • 成熟期:翌年の秋

    種子

    • :1個
    • 食用の可否:タンニンによるアクが強い。アク抜きすれば食べられる
    • 散布方法:重力散布または動物(貯食)散布

    冬芽

    • アカガシの「カシ類(ブナ科コナラ属)の冬芽」参照
    • 長楕円形

    葉痕

    • アカガシの「カシ類(ブナ科コナラ属)の葉痕」参照

    用途

    • 乾燥させた葉を「ウラジロガシ茶」として、腎臓結石や尿路結石などの民間薬として用いる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1963]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[153]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-262P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[371P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下190]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[110P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ウラジロガシ
    20230902_高山・市民の森
    ウラジロガシ
    20230902_高山・市民の森
    ウラジロガシ
    20230902_高山・市民の森
    ウラジロガシ
    20231202_高山・市民の森
    ウラジロガシ
    20240303_高山・市民の森
    ウラジロガシ
    20240517_竜爪山
    ウラジロガシ
    20240517_竜爪山
  • ウメモドキ

    基本情報

    • 学名:Ilex serrata
    • 科名・属名:モチノキ科モチノキ属
    • 漢字名:梅擬

    名前の由来

    • 葉がウメの葉に似ている

    生育地

    • 日本固有種
    • 湿地または湿った落葉広葉樹林内

    樹形

    • 落葉低木
    • 小枝は細かくジグザグになる

    樹皮

    • 灰褐色でなめらか

    • 葉序:互生
    • 葉形:楕円形、葉身長3~8cm
    • 葉縁:細鋭鋸歯
    • 葉質:表は軟毛が散生し、触るとふわっとした感触あり。裏面脈上に細開出毛あり
    • 葉柄:0.4~1.2cm、やや紫色を帯びふつう有毛

    • 花性: 雌雄異株
    • 花序:本年枝の葉腋に淡紫色の花を散形状につける
      • 雄花序:雄花5~20個
      • 雌花序:雌花2~4個
    • 花被:花は直径3~4mm。花弁4~5個、楕円形で長さ約4mm。萼片4~5個
      • 雄花:雄しべ4~5個、退化した雌しべあり
      • 雌花:退化した白色の雄しべあり、子房は緑色の球形で目立つ、花柱は短い
    • 開花期:6月頃
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:核果
    • :直径約5mmの球形
    • :赤色
    • 成熟期:9~10月、落葉後も落ちずに残る

    種子

    • :核4~5個、中に種子1個
    • :核は三角状楕円形、長さ約2mm、表面なめらか
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 側芽は円錐形で長さ1mmほど。側芽の下に小さな副芽あり。芽鱗は4~8個

    葉痕

    • :半円形、左右に微小な突起(托葉)あり
    • 維管束痕:1個

    用途


    特記事項

    • 全体に毛のないものを「イヌウメモドキ」という

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-3689]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[1635]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-458P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[713P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下314]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ウメモドキ
    20230502_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20230502_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20230619_富士山こどもの国
    ウメモドキ
    20230619_富士山こどもの国
    ウメモドキ
    20230619_富士山こどもの国
    ウメモドキ
    20230626_富士山こどもの国
    ウメモドキ
    20230626_富士山こどもの国
    ウメモドキ
    20231016_県立森林公園
    ウメモドキ
    20231016_県立森林公園
    ウメモドキ
    20231016_県立森林公園
    ウメモドキ
    20231016_県立森林公園
    ウメモドキ
    20240428_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20240428_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20240614_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20240614_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20240614_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20240614_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20250412_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20250412_高山・市民の森
    ウメモドキ
    20250929_県立美術館
    ウメモドキ
    20250929_県立美術館
    ウメモドキ
    20251029_寸又峡

    イヌウメモドキ

    イヌウメモドキ
    20240918_箱根湿生花園
    イヌウメモドキ
    20240918_箱根湿生花園
  • ウバメガシ

    基本情報

    • 学名:Quercus phillyraeoides
    • 科名・属名:ブナ科コナラ属
    • 漢字名:姥目樫

    名前の由来

    • 「ウバメ(姥目)」は、若葉が星状毛が密生して褐色であることが、姥の目に似ている説や馬の目(馬目(バベ))に似ている説あり
    • 「カシ(樫)」は、アカガシの名前の由来参照、常緑樹のため「カシ」と呼ぶが、コナラ属の例外

    生育地

    • 暖地の海岸近くの山地

    樹形

    • 常緑低木~小高木

    樹皮

    • 黒褐色。老木では縦に浅く裂ける

    • 葉序:互生、枝先に集まってつく
    • 葉形:楕円形、葉身長3~6cm
    • 葉縁:疎らな浅い鋸歯
    • 葉質:もともと西日本の海岸沿いで林をつくり、乾燥に適応して葉は革質で硬く、表面は光沢がある
    • 葉柄:3~7mm

    • 花性: 雌雄同株
    • 花序
      • 雄花序:新枝の下部から下垂、長さ2~2.5cm、軸には星状毛が密生
      • 雌花序:新枝の上部の葉腋に柄のある雌花が1~2個つく
    • 花被:単花被花(花冠なし萼のみ)
      • 雄花:花被は褐色で直径約2.5mm、黄色の雄しべ4~5個
      • 雌花:黄色の花柱3個
    • 開花期:4~5月、新葉の展開と同時
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:堅果
    • :長さ約2cmの楕円形
    • 殻斗:黄褐色の毛が密生した鱗片が瓦重ね状に並ぶ
    • 成熟期:翌年の秋(1年目はほとんど生長せず)

    種子

    • :1個
    • 食用の可否:タンニンによるアクが強い。アク抜きすれば食べられる
    • 散布方法:重力散布または動物(貯食)散布

    冬芽

    • アカガシの「カシ類(ブナ科コナラ属)の冬芽」参照
    • 長さ6~7mmの狭卵形

    葉痕

    • アカガシの「カシ類(ブナ科コナラ属)の葉痕」参照

    用途

    • 材:堅く重く割れにくい。木炭原料に用いる。最も堅く、火力が強く、灰が少なく持続性がある「備長炭」として有名

    特記事項

    • 海岸植物
      • 潮風に強く、植え込みや生け垣などに利用される。
        クチクラ層を発達させ、水分の蒸発を防いだり、強い日光を跳ね返すとともに、塩分や砂を付着しにくくしている。
        海岸の環境で風がきても、葉裏の気孔からの蒸散を防ぐために、葉の縁が葉裏を隠すように丸まっている

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1956]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[146]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-246P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[368P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下191]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[109P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ウバメガシ
    20211018_城北公園
    ウバメガシ
    20211026_駿府城公園
    ウバメガシ
    20230804_県立美術館
    ウバメガシ
    20230804_県立美術館
    ウバメガシ
    20230804_県立美術館
    ウバメガシ
    20240414_県立美術館
    ウバメガシ
    20240414_県立美術館
    ウバメガシ
    20240414_県立美術館
    ウバメガシ
    20250404_県立美術館
    ウバメガシ
    20250404_県立美術館
    ウバメガシ
    20251103_県立美術館
    ウバメガシ
    20251103_県立美術館
    ウバメガシ
    20251103_県立美術館
  • ウツギ

    基本情報

    • 学名:Deutzia crenata
    • 科名・属名:アジサイ科ウツギ属
    • 漢字名:空木
    • 別名:ウノハナ(卯の花)

    名前の由来

    • 「ウツギ(空木)」は、枝(茎)が中空
    • 「ウノハナ(卯の花)」は、卯月(旧暦4月)に花が咲く

    生育地

    • 日当たりのよい山野の川沿いや林縁

    樹形

    • 落葉低木
    • 幹らしいものは作らずに枝葉を何本も株立ちで出して、藪のような樹形を作る(マント群落)

    樹皮

    • 灰褐色。短冊状にはがれる

    • 葉序:長い枝に対生、羽状複葉のように見える
    • 葉形:卵状披針形、葉身長5~10cm
    • 葉縁:微小鋸歯
    • 葉質両面に星状毛が密生、ざらつく
    • 葉柄:2~7mm

    • 花性: 両性花
    • 花序:枝先に円錐花序、白色の花を多数下向きにつける
    • 花被:花弁5個、長さ1~1.2cmの長楕円形~倒披針形、外側に星状毛散生。雄しべ10個、花弁よりやや短い、花糸の両側に翼があり、上部は広がって、先端は歯牙状に鋭く突出。花柱3~4個、花弁とほぼ同長。萼筒は短い鐘形で長さ約2.5mm。萼片5個、長さ2~2.5mmの卵状三角形、萼筒、萼片は灰白色を帯びる
    • 花柄:長さ2~4mm。萼、花柄、花序の軸に星状毛密生
    • 開花期:5〜6月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:蒴果、熟すと3~4裂
    • :直径4~6mmの椀形、先端はややくぼみ、花柱が残る
    • 成熟期:10~11月

    種子

    • :多数
    • :長さ約2.5mmの長楕円形、片方に膜質の翼あり
    • :褐色
    • 散布方法:風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ3~6mmの卵形~長卵形。4~5対の星状毛のある芽鱗に包まれる。枝先には仮頂芽が2個つく

    葉痕

    • :三日月形~浅いV字形
    • 維管束痕:3個

    用途

    • 材は堅く粘り強く腐りにくいため、指物用の木釘(きくぎ)にする(製造販売されていないため、職人が自分で作る)
    • 火おこしの棒に用いる(擦る板はヒノキ)。
    • 材や葉を乾燥させたものは生薬名で「溲疏(そうじょ)」と呼び、利尿薬として用いる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-2859]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[978]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[2-66P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[564P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下242]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[146P]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ウツギ
    20230619_富士山こどもの国
    ウツギ
    20230619_富士山こどもの国
    ウツギ
    20230619_富士山こどもの国
    ウツギ
    20230705_遊木の森
    ウツギ
    20230705_遊木の森
    ウツギ
    20230705_遊木の森
    ウツギ
    20240517_竜爪山
    ウツギ
    20240517_竜爪山
    ウツギ
    20240517_竜爪山
    ウツギ
    20240519_遊木の森
    ウツギ
    20240519_遊木の森
    ウツギ
    20240519_遊木の森
    ウツギ
    20250420_遊木の森
  • ウダイカンバ

    基本情報

    • 学名:Betula maximowicziana
    • 科名・属名:カバノキ科カバノキ属
    • 漢字名:鵜松明樺(うたいまつかんば)
    • 別名:サイハダカンバ/マカンバ

    名前の由来

    • 「ウダイ(鵜松明)」は、漢字は「うたいまつ」と読み、樹皮は蝋分が多くよく燃え、雨でも消えないので鵜飼いの松明(たいまつ)に用いた
    • 「カンバ(樺)」は、シラカンバの名前の由来参照

    生育地

    • 山地

    樹形

    • 落葉高木

    樹皮

    • 灰褐色または橙黄色。紙のような薄片となってはがれる。横長の皮目あり

    • 葉序:長枝で互生、短枝で1対つく
    • 葉形:広卵形、葉身長8~15cm(カバノキ属で最大)、基部は深い心形
    • 葉縁:重鋸歯、側脈の先の鋸歯が突き出る
    • 葉脈:8~13対
    • 葉質:裏面は腺点があり、脈液に毛が密生、若い葉は両面ともに短毛が密生し、触るとビロードのような感触あり
    • 葉柄:2~6cm

    • 花性: 雌雄同株
    • 花序
      • 雄花序:黄褐色で枝先に数個ずつ下垂する尾状花序、長さ約14cm、幅1cmほど
      • 雄花:雄しべ2個
      • 雌花序:緑白色で短枝の先から2~4個下垂
      • 雌花:子房1個、花柱2個
    • 花被:無花被花(花冠と萼なし)
    • 開花期:5〜6月、葉の展開と同時
    • 送粉方法:風媒

    果実

    • 種類:堅果が集まった複合果
    • :果穂は長さ9cmの円柱形で下垂、果鱗は長さ5~6mmでやや薄い、上部は3裂し、側裂片の2倍ほどあり
    • 成熟期:9~10月

    種子

    • :堅果は1個
    • :堅果は長さ2~3mmの扁平な広倒卵形で、頂部に花柱が残り、両側に翼が発達、翼は幅約2.5mmで大きい
    • 散布方法:翼による風散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ8~12mmの卵状長楕円形。先はややとがる。芽鱗は4個、栗褐色で樹脂をかぶる

    葉痕

    • :三角形~半円形
    • 維管束痕:‐

    用途

    • :カバノキ類で最も優れている。重硬で、建築内装材、家具材、器具材として用いられる

    特記事項


    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[1-1989]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[122]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[1-152P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[387P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下197]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[‐]

    写真

    ウダイカンバ
    20221012_しらびそ高原
    ウダイカンバ
    20221012_しらびそ高原
  • ウグイスカグラ

    基本情報

    • 学名:Lonicera gracilipes var. glabra
    • 科名・属名:スイカズラ科スカイズラ属
    • 漢字名:鶯神楽
    • 別名:ウグイスノキ

    名前の由来

    ウグイスに関係があるらしいが諸説あり

    • ウグイスが隠れる木を意味するウグイスカクレが由来説
    • 果実をついばみに来たウグイスが、細かい枝の中を上下左右に動く姿を神楽に見立てた「鶯神楽」説
    • ウグイスが鳴き始めるころに花が咲くことと、小鳥を捕まえる場所を意味する「狩り座(ぐら)」を結び付けて「鶯狩り座」が転訛した説など

    生育地

    • 日本固有種
    • 山野の日当たりのよいところにふつう

    樹形

    • 落葉低木
    • 若い枝は赤褐色を帯びて、よく枝分かれして茂る

    樹皮

    • 灰褐色。縦に裂けてはがれ落ちる

    • 葉序:対生
    • 葉形:広楕円形、葉身長3~6cm
    • 葉縁:全縁
    • 葉脈:裏は網目状の葉脈が見える
    • 葉質:両面ほぼ無毛
    • 葉柄:2~4mm、基部は線で繋がる
    • 途長枝の葉:基部が広がり、対の葉柄基部と合着してつば状になる。花序枝ではつば状にならない

    • 花性: 両性花
    • 花序:枝先の葉腋に長さ1~2cmの細い花柄をだし、淡紅色の花をふつう1個下垂
    • 花被:花冠は長さ1~2cmの漏斗状で、先は5裂し、裂片は平開、基部の苞は長さ3~7mmの線形、萼は微小
    • 開花期:4~5月
    • 送粉方法:虫媒

    果実

    • 種類:漿果(液果)
    • :長さ1~1.5cmの楕円形
    • :緑色→赤色
    • 成熟期:6月
    • 食用の可否:可(甘酸っぱい)

    種子

    • :数個?
    • :長さ4~5mmの楕円形
    • 散布方法:動物(鳥)散布

    冬芽

    • 鱗芽
    • 長さ2~4mmの卵形、芽鱗は1~2対/2~4対?

    葉痕

    • :三角形
    • 維管束痕:1個

    用途

    • 漿果は甘味があり食べられる。ジャムや果実酒にもなる

    特記事項

    • 本種は全体無毛だが、葉や花にまばらに毛が生えるものは「ヤマウグイスカグラ」、枝や葉、萼、花に腺毛があるものは「ミヤマウグイスカグラ」

    参考

    • スタンダード版 APG牧野植物図:[2-4176]
    • 新牧野日本植物圖鑑:[2854]
    • 山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花:[3-404P]
    • 山渓ハンディ図鑑 増補改訂 樹木の葉:[742P]
    • “しゅんさん”の観察した静岡県の樹木:[下332]
    • 観察と発見シリーズ 樹木博士入門:[‐]
    • 「読む」植物図鑑:[5-27P]

    写真

    ウグイスカグラ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ウグイスカグラ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道
    ウグイスカグラ
    20240527_清泉寮周辺自然歩道